ワクチン裁判−ワクチンと自閉症の法廷闘争 Cases in Vaccine Court ― Legal Battles over Vaccines and Autism Stephen D. Sugarman, J.D NEJM Volume 357: 1275-1277 http://content.nejm.org/cgi/content/full/357/13/1275 アメリカでのワクチン被害補償請求裁判及び企業や政府に対する裁判の状況。 チメロサールとワクチン−ある訓話 Thimerosal and Vaccines ― A Cautionary Tale Paul A. Offit, M.D. NEJM Volume 357: 1278-1279 http://content.nejm.org/cgi/content/full/357/13/1278 1999年にCDCと米国小児科学会が「予防原則」を採用してワクチンからチメロサールを除去するよう製薬会社に要請した決定がワクチン摂取率を下げ、反ワクチン団体を設立させ、自閉症のキレート療法で子どもが死ぬような事態を招いた。科学的に安全性を確認する研究は何度も発表されているが感情的問題は続いている。2004年にカリフォルニア州知事アーノルド・シュワルツェネッガーが加洲でのチメロサール含有インフルエンザワクチンの使用を禁止したり、政治的人気取りにも使われた。 ワクチンが自閉症の原因ではないと公的に発言する人たちに対して嫌がらせや脅迫(時には殺すと)が行われている。CDCは抗議行動への対応として保安対策を強化する予定である。