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食品安全情報blog mixi支局コミュのFSAはある種の合成着色料に関する助言を改訂

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■[FSA][添加物]FSAはある種の合成着色料に関する助言を改訂
Agency revises advice on certain artificial colours
Friday 7 September 2007 http://www.foodstandards.gov.uk/news/newsarchive/2007/sep/foodcolours
 多動性行動の徴候を示す子どもの親は、子どもの食事からある種の合成着色料を除くことが、ある程度の効果があるかもしれない。その合成着色料とは、Sunset yellow [E110]、Quinoline yellow [E104]、Carmoisine [E122]、Allura red [E129]、Tartrazine [E102]、Ponceau 4R [E124]及びSodium benzonate [E211]であり、これらはFSAが依頼した新しい研究の一部として使用された。
 Southampton大学で行われた研究によると、子どもの行動への影響と、これら合成着色料及び保存料の安息香酸ナトリウムの混合物を摂取することの間に関連性があることが示唆された。
 FSAは、独立した科学委員会である毒性委員会(Committee on Toxicity:COT)によるこの研究の評価により助言を改定し 
た。
 FSAは英国の食品業界と、この研究の知見とその意味について議論する最初の会合を開催した。製造業者と小売業者の代表者によれば、業界ではすでにこの研究で使用された着色料の代替品を見つけようとしているが、これら代替品を開発するのに伴う技術的な課題についても指摘された。
 FSAの主任研究者Dr. Andrew Wadgeは次のように述べている。「この研究は子どもの行動へ合成着色料の影響の可能性に関する我々の知識の増加に役立つ。」
この研究結果に関するCOTの意見を検討した結果、FSAは消費者に対する助言を改訂することにした。もし子どもが多動性あるいは注意欠陥多動性障害(Attention Deficit Hyperactivity Disorder:ADHD)の徴候を示している場合には、この研究で用いられた合成着色料を子どもの食事から除くことは効果があるかもしれない。しかしながら、子どもの多動性行動には多くの因子が関係していることを念頭においておかなければならない。例えば、遺伝的因子、 未熟児で生まれたこと、環境や育て方などである。FSAは、この研究結果をEFSAへも送付した。EFSAは現在欧州委員会の要請により、全ての食用色素の再評価を実施中である。この再評価はこれら色素類が最初に評価されてからかなりの時間が経過したことによる。
もし保護者が食品添加物について懸念を持っているのであれば、食品添加物は消費者が避けたい製品を選択出来るように表示が義務づけられていることを認識しておく必要がある。
 研究の詳細
 COT議長のIeuan Hughes教授によると、子どもを対象者に含む研究を行う場合には制約がある。この研究は、用いられた着色料が子どもの多動性を増やす実際の原因であることを証明していないが、関連性があることを支持するものである。この関連性が、ある特定の食品添加物に限られたものなのか、それともそれらの組み合わせによるものなのかは特定出来ていない。
 この研究には、合成着色料の2種類のミックスが使用されている。ミックスAは以前に行われた研究と同じ成分構成であり、Sunset yellow [E110]、Tartrazine [E102]、Carmoisine [E122]、Ponceau 4R [E124]と安息香酸ナトリウム[E211]である。ミックスBは、Sunset yellow [E110]、Quinoline yellow[E104]、Carmoisine [E122]、Allura red [E129]及びSodium benzonate安息香酸ナトリウム[E211]である。安息香酸ナトリウムは両方のミックスに含まれていたが、結果はAとBで同じではなかった。
従ってFSAは、この結果が本当であれば、観察された多動性行動の増加は使用された1つ又は複数の特定の着色料と関連している可能性が高いと考えている。
この研究で多動性行動とはover-activity(過活動)、不注意(inattention)および衝動性(impulsivity)の3つの行動が同時に起きることを意味している。ADHDは多動性行動の極端なかたちであり、臨床的に診断されるものである。

■[FSA][添加物]多動と色素:保護者への助言
Hyperactivity and colours: advice to parents
Friday 7 September 2007
http://www.foodstandards.gov.uk/news/newsarchive/2007/sep/hyperactive
子ども達の多動とある種の食用色素の関連についてもっと知りたい?我々の更新された助言とE番号についての知識はeatwellのサイトで。
添加物不耐
Intolerance to additives
http://www.eatwell.gov.uk/healthissues/foodintolerance/foodintolerancetypes/foodadditiv/
E番号を理解する
Understanding E numbers
http://www.eatwell.gov.uk/healthissues/foodintolerance/foodintolerancetypes/foodadditiv/
医学研究評議会の栄養科学者Susan Jebb博士は、「この研究はある種の添加物の子どもの多動への影響を示したものであるが、子どもの食事に関する他の重要な問題の文脈中で検討されなければならない」と述べた。
この研究は栄養学者がこれまで主張してきたこと、すなわち子ども達に脂肪分や塩分や砂糖が多く含まれる加工食品ばかりを食べされるのは健康に良くない、ということを支持する。野菜や果物や全粒粉シリアルなどをもっと食べるようにすべきであることを支持する。
しかし、全ての加工食品や全ての添加物を避ける必要はない。多くの食品添加物は我々の食品を安全に保ち、健康被害を防ぐのに重要な役割を果たしている。
王立化学会の登録毒性学者であるPaul Illingは、以下のように述べている。
Lancetのプレスリリースはこの論文の内容を誇張している。この論文では一部に統計学的差が見られたが、因果関係を示したものではない。多動と関連したのは混合物Aだけで混合物Bでは差はなかった。しかしこの論文では混合物中のどの成分が多動と関連するのかわからない。この論文はある種の添加物が多動と関連するという仮説を支持しているが、どの添加物なのかはわからない。この仮説はさらに研究すべきものである。
小規模研究の結果を一般に外挿するのは難しい。観察された差は一般人の個人差に比べると非常に小さい。

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