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食品安全情報blog mixi支局コミュの新しい研究では魚を食べることの利益はリスクを大きく上回ることが示された

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EurekAlert(http://www.eurekalert.org/)より
■新しい研究では魚を食べることの利益はリスクを大きく上回ることが示された
New study shows the benefits of eating fish greatly outweigh the risks
17-Oct-2006
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2006-10/hsop-nss101206.php

JAMAの2006年10月18日号に発表された論文。
魚介類に含まれるオメガ3脂肪酸、水銀、PCB、ダイオキシン類の健康リスクと利益について評価を行った。
利益としては成人の心血管系の健康・乳児の脳発達への影響に焦点を絞った。各種の研究による魚を食べることによる心血管系疾患による死亡の削減は平均36%で、このリスク削減はオメガ3脂肪酸摂取量による。さらに魚や魚油は総死亡率を17%下げる。また乳幼児においてはシーフード由来のオメガ3脂肪酸は早期の脳の発達を促進するようである。
魚の水銀は、事故などでの高濃度暴露の場合は有害影響があるが、低用量暴露での悪影響は明確ではない。シーフード由来の低レベル水銀が成人の健康に悪影響があるというしっかりした根拠はない。胎児の脳の発達に僅かな影響があるかもしれないことを示唆する根拠はある。従ってリスクを最小化し利益を最大にするために研究者らはFDAとEPAによる妊婦向けの共同の助言に同意する。

PCBとダイオキシン類については発ガン性の可能性があるという研究がある。著者らは魚を食べることによる利益はこれらの物質による発ガンリスクをはるかに上回ることを見いだした。例えば養殖サケについては心血管系への利益は発ガンリスクの少なくとも300倍になる。

ごく一部の汚染された内陸水域で釣りにより捕まえた魚を除き、魚中のPCBやダイオキシン濃度は魚摂取推奨に影響を与えない。また米国の食品では魚からのPCBやダイオキシンは僅か9%で、90%以上は肉や野菜や乳製品由来である。

一般には魚を食べることに関して大きな混乱がある。不幸なことにメディアなどがリスクを著しく誇張して報道したことが混乱の一因になっている。20年以上に渡る研究で成人が魚を食べないことによるリスクが明確になった。
"Fish Intake, Contaminants, and Human Health: Evaluating the Risks and the Benefits," JAMA, October 18, 2006--Vol. 296, No. 15 

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