食品安全情報blog　mixi支局コミュの妊娠女性はコーヒーを断つべきか？

Natureニュース
■妊娠女性はコーヒーを断つべきか？
Should pregnant women avoid coffee altogether?
17 October 2006
http://www.nature.com/news/2006/061016/full/061016-5.html

動物実験で、少量のカフェインでも胎児に影響がある可能性が示唆された。
10月16日アトランタで開催中の神経科学会年次会合でミシガン州立大学のJoseph Nunezらが発表した。最初の実験では、人間に換算すると一日1-2カップのコーヒーに相当するカフェインを妊娠中に投与した母親から生まれた新生ラットの脳細胞を調べた。海馬神経細胞のグルタミン酸取り込み量が減るなどの影響が見られた。次に神経細胞への影響が行動に反映されるかを調べるためにカフェイン投与親から生まれた子どもの行動学的試験を行った。例えば明るく広い場所に蓋が開いてる狭く暗い箱にいれて置いた場合、対照群のラットは箱から出るのに平均4分かかるがカフェイン投与ラットの子どもは平均25秒で出てきた。他の試験でも同様に新しい環境を探索したがり他の動物と関係したがる傾向がみられた。
この現象自体を有害だと判断する理由はないが、Nunezは予防的に妊婦にはカフェインを避けるべきだと言いたい。彼の発表には彼の4ヶ月になる赤ちゃんの写真が貼ってあった。彼らの研究結果が出始めたとき彼の妻は妊娠中であったため、妻にはカフェインを避けるよう言った。
現行の公衆衛生上のガイドラインでは妊婦はカフェイン摂取量を300mg以下にするよう助言している。
Society for Neuroscience
390.9/OO82
In utero exposure to low levels of caffeine leads to profound changes in hippocampal neurons
390.10/OO83
Effect of in utero caffeine, alcohol, and methamphetamine exposure on behavior in offspring　