Q. ITXの安全性に関するEFSAの助言は? A. ITXが食品中に存在するのは望ましいことではないが、検出されている量では健康上に問題はないとAFCパネルが報告している。 Q. ITXの安全性について、AFCパネルが出した結論の根拠は何か? A. 評価の時点で安全性評価に利用できるデータは限られており、遺伝毒性以外の毒性データがなかった。そのデータから遺伝毒性を示唆するものではないと結論した。 Q. EFSAは2006年3月か4月にITXについてさらに意見を発表する予定はあるか? A. EFSAはITXに関する最終意見を2005年12月に発表しており、新しい証拠が出たり新たにEC等から依頼がなければ再評価はしない。 Q. ITXの懸念に関するEFSAの役割は何か、またEFSAの関与しないことは何か? A. EFSAはリスク管理者に食品や飼料の安全性に関する科学的意見を提供し、その意見について一般とのコミュニケーションを行うのが仕事である。 食品中の物質の認可をしたり禁止をしたりはしない。またITXも含めて食品中の上限規制値を設定することもない。こうしたことはリスク管理者の仕事である。