EFSA EU ■表示目的のための果糖の評価に関するNDAパネルの意見 Opinion of the NDA Panel related to the evaluation of fructose for labelling purposes 09 November 2005 http://www.efsa.eu.int/science/nda/nda_opinions/1206_en.html 果糖はヒト食品中に広く存在し、果物やソフトドリンクなどには多く含まれている。 また果糖はショ糖の成分であり、ヒトではソルビトールが果糖に代謝される。 果糖はアレルゲンではないが、生まれつきの代謝異常によりヒトで有害事象がおこる可能性はある。希な遺伝的果糖不耐(HFI、世界中で23,000人に1人)と非常に希な果糖ビホスファターゼ欠損は重大な命に関わる疾患である。希な果糖尿症(尿中に果糖が排出される)では特に有害事象はおこらない。小腸果糖吸収不全(便中に果糖が排出される)は一時的な腹部不快症状をおこす。HFIと果糖ビホスファターゼ欠損は確定診断のあとに果糖除去が必要である。こうした場合の果糖の耐容量については科学的な、一般的に認められているものはない。