USDA 米国 ARS(Agricultural Research Service) ■牛乳中の過塩素酸塩 Perchlorate in Milk Examined October 31, 2005 http://www.ars.usda.gov/is/pr/2005/051031.htm PNASに発表されたARSの研究によれば、乳牛の第一胃は生物学的フィルターとして作用し、飼料中のほとんどの過塩素酸塩は分解される。 過塩素酸塩は天然に存在する他工業用に酸化剤として使用され、牛乳にもごく微量検出されることなどから近年公衆の懸念が増加していた。 Capucoと共同研究者は様々な飼料中過塩素酸塩量により牛乳中の過塩素酸塩量がどれだけ変わるかを調査し、過塩素酸塩摂取量が直接には牛乳中過塩素酸塩量に反映されないことを見いだした。尿や糞、血中濃度でも同様であった。 これまでの研究では過塩素酸塩はウシの組織中には蓄積しないことがわかっており、今回の研究では飼料中の最高濃度40mg/dayでもウシの健康に有害影響は見られなかった。 Fate of dietary perchlorate in lactating dairy cows: Relevance to animal health and levels in the milk supply A. V. Capuco et al. PNAS published October 31, 2005, 10.1073/pnas.0508337102 ( Agricultural Sciences ) http://www.pnas.org/cgi/reprint/0508337102v1