ヘルスカナダ
■カナダ有害事象ニュースレター
Canadian Adverse Reaction Newsletter
Volume 15 Issue 4 October 2005
http://
今月号の症例報告
アーユルベーダ医薬品の鉛汚染
53才の関節リューマチ患者が疲労・衰弱・吐き気・腹痛で入院した。検査データからは溶血や失血のない貧血が示された。ヘモグロビン77（正常値115-155）g/L,ヘマトクリット0.24(正常値0.35-0.45)、赤血球2.8(正常値3.8-5.1)x10^12/L、網状赤血球148(正常値25-100)x10^9/Lの異常な血液学的検査結果で、不規則収縮赤血球や血色素多様性が観察された。赤血球とグルコン酸第一鉄が投与され、6日後にはパラメータの改善がみられ、退院した。
退院2ヶ月後、患者はインドで買ったアーユルベーダ医薬品2種類を約3ヶ月摂っていたことを認めた。入院してからはこれらの製品は摂っていない。検査の結果、この製品には鉛、水銀、ヒ素が含まれることがわかった。この時点での患者の血中鉛濃度は2.54micromol/Lであった。
■カナダ有害事象ニュースレター
Canadian Adverse Reaction Newsletter
Volume 15 Issue 4 October 2005
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今月号の症例報告
アーユルベーダ医薬品の鉛汚染
53才の関節リューマチ患者が疲労・衰弱・吐き気・腹痛で入院した。検査データからは溶血や失血のない貧血が示された。ヘモグロビン77（正常値115-155）g/L,ヘマトクリット0.24(正常値0.35-0.45)、赤血球2.8(正常値3.8-5.1)x10^12/L、網状赤血球148(正常値25-100)x10^9/Lの異常な血液学的検査結果で、不規則収縮赤血球や血色素多様性が観察された。赤血球とグルコン酸第一鉄が投与され、6日後にはパラメータの改善がみられ、退院した。
退院2ヶ月後、患者はインドで買ったアーユルベーダ医薬品2種類を約3ヶ月摂っていたことを認めた。入院してからはこれらの製品は摂っていない。検査の結果、この製品には鉛、水銀、ヒ素が含まれることがわかった。この時点での患者の血中鉛濃度は2.54micromol/Lであった。
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