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食品安全情報blog mixi支局コミュの母乳中の汚染化学物質の存在は母乳の価値を低下させない

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BfR ドイツ
プレスリリース
■母乳中の汚染化学物質の存在は母乳の価値を低下させない
http://www.bfr.bund.de/cms5w/sixcms/detail.php/6434
20.06.2005
母乳は新生児にとって最も実用的で安価な最良の食品である。母乳で育った乳児は生後一年間の感染症発症が抑制されその後も丈夫である。アレルギーにも良い影響がある。さらに母親の健康にも良い影響がある。授乳はエネルギーを使うため産後太りにくい。さらに精神的影響も重要で、授乳は母子の健康を増進する。そうしたことからBfRは生後6ヶ月までは母乳のみで育てることを薦めている。
母乳には多数の化学物質が検出されるが、それを理由に授乳を止めてはいけない。現在までのところ母乳中の化学物質量は減少傾向であり、母乳を飲んでいる赤ちゃんにリスクはない。
母乳は環境汚染の生物学的指標としても、特に脂肪に蓄積する物質については理想的な検体である。母親が暴露された多数の物質が母乳から検出される。この中にはアルコールやニコチンやカフェインも含まれる。「化学物質の含まれない母乳」というのはナンセンスである。なぜなら空気も土壌も食品も全て化学物質を含むからである。母乳の生物学的指標としての機能は現在の負荷状況を検査するのに適切で、健康を守るために検査が必要である。既に80年代中盤から母乳の系統的検査が行われ、現在まで続いている。
母乳分析の結果からは15年以上に渡って多数の化合物の減少傾向が示されている。その例としてダイオキシンやPCBが明確に減少している。これは排出規制や使用禁止が有効であった証拠である。
より感受性の高い分析方法の進歩により母乳から検出される化合物の種類は増加している。例として難燃剤PBDEなどがある。臭素系難燃剤は安定で脂溶性が高い。高用量での動物実験で有害作用が確認されているが、環境中に検出される濃度での発がん性は確認されていない。母乳から摂取する量の難燃剤は実験で使われて何の影響もない量の数万分の1であり、子どもの健康に悪影響があるとは考えられない。しかしながら、可能であれば母乳中濃度は低い方が良い。
難燃剤の例のようなことは他の物質にも言える。基本的に母乳中の外来化学物質の量は低い方が良く、そのための有効な規則としてEUのREACHがある。BfRはREACH規制の即時実施を求めている。
ドイツ女性の母乳中PBDE調査に関する最終報告書は間もなくhttp://www.apug.de /に掲載される 

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