Disc:1
1. Hello Mary Lou (Goodbye Heart) 2. Lazarus 3. It’s No Game 4. This Is Not America 5. The Man Who Sold the World 6. No Plan 7. Love Is Lost 8. Changes 9. Where Are We Now? 10. Absolute Beginners 11. Dirty Boys 12. Killing a Little Time 13. Life On Mars? 14. All the Young Dudes 15. Sound and Vision 16. Always Crashing in the Same Car 17. Valentine’s Day 18. When I Met You 19. Heroes
Disc:2
1. Lazarus 2. No Plan 3. Killing a Little Time 4. When I Met You
たとえばこのNo Plan。★のアルバムに通底するような、どこか不安をかきたてるようなイントロだが、ボウイの歌・メロディは非常に美しいものだ。決して派手ではないが、じっくりと聴かせるサウンドは、あのWhere Are We Now?をも連想させる。不安と安息という、対極的な要素をうまく包み込んだ1曲。
ディスク2のラストを飾るのは(そしてボウイ史上のラストナンバーとなるのか?)、When I Met You。
暗闇の中に光が差し込むような、高揚感に溢れたサウンドは、Heroes、Strangers When We Meet、I Can't Give Everything Awayなどを想起させる。だが、高揚感の中にも、一抹の諦観を感じさせるところがある。ボウイ自身の心境も反映されているだろう。またこれは、この曲が劇中では、ラストのヒーローズの前に演奏されること、そしてそのヒーローズが、あっと驚くアレンジとなっていることとも関連するかも知れない。