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David Bowie/デヴィッド・ボウイコミュのDavid Bowie と SF小説

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一昨日(3/19)、「2001年宇宙の旅」で知られるSF作家のアーサー・C・クラークが90歳で亡くなりました。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=436500&media_id=52

そのニュースを知って、Bowieのことが思い浮かんだ人も少なくないと思います。

多分皆さんご存じのことかと思いますが、
メジャーでのファーストアルバム『SPACE ODDITY』は、『2001年宇宙の旅』(原題:2001:A Space Odyssey)からインスパイアされた作品で、シングルカットされた同名曲は [Ground Control to Major Tom・・・]の歌い出しから始まり、制御不能になった宇宙船が暗黒の宇宙空間を漂うことしか出来なくなった孤独と絶望を唄います。[Planet Earth is blue/And there's nothing I can do.]




ちなみに、「2001年宇宙の旅」での飛行士は[David Bowman]という名前。
最終的に超越的生命体として表れるのが[Starchild]という存在・・・『Ziggy〜』における[Starman]はそれをオマージュしているのか?

その数年後、BowieはN・ローグ監督の『地球に落ちてきた男』で、文字通り地球人に身を変えやがて故郷の星に戻れなくなった不老の異星人を演じますが、その際の役名が[Tom(Thomas)Newton]・・MajorTom?
酒に溺れたTomは、ジャンキーのように生きながらえます(死ぬことが出来ない?)。


アーサー・C・クラークと共に映画版『2001年宇宙の旅』を制作・監督したスタンリー・キューブリックが次に作った映画は『時計じかけのオレンジ』でしたが、ベートーヴェンとバイオレンスがミクスチャーしたようなほとんどグラムロックの世界。
『オペラ座の怪人』をロックスターでリミックスした『ファントム・オブ・パラダイス』(ブライアン・デ・パルマ監督)と共に、Bowieも好きな映画としてインタビューなどで語っていました。


BowieとSF作品といえば、最も有名なのがジョージ・オーウェルの『1984』でしょうか。
ナチスのような「BigBrother」、徹底した監視社会、思考統制などのテーマは、当時のBowieがいかにも取り上げたくなりそうなイデオロギー。
『ダイアモンドの犬(Diamond Dogs)』でその退廃感が見事に表現されていました。

70年代のBowieは、存在自体が一種のSFトリックスターでした。


初めてStageでBowieを見た79年来日コンサート、「1984年まであと5年(five years)」というのは偶然。
その5年後、「サイバーパンク」というジャンルの旗手ウィリアム・ギブスンの小説『ニューロマンサー』が発表されたのは必然?


今回のアーサー・C・クラークの訃報をどのように受け止めているのか、Bowieのコメントを聞きたいと思いました。

コメント(10)

すごく興味のあるトピックでわくわくしました♪
アメちゃんさんのように深く知識はないのですが
知ってる映画に関することが書かれていて
うれしくなりました。
確かにBOWIEの想いも気になるところですが、
アメちゃんさんの素晴らしいコメントに心が躍りました。
素敵なお話を聞かせてくださって、ありがとうございました。
ファンが故にか僕も上記の作品全て観たり聴いたりしてきたので感慨深いですね。
「コメントが聞きたい」
私も、ニュースの後、気になって、BOWIENETにアクセスしましたがそれらしきニュースはありませんでしたね。
仏教に造詣が深くダライラマとも親交のある彼は、チベット暴動でもそれに言及したそれらしきニュースはなく、彼は生きているのか死んでいるのか?
BOWIEの声がないことが逆に不思議でいます。
SFのクラシック。
あの時代のSFには、とてつもない破壊的なパワーがありましたね。
ロックと近親性があるのも当然です。
夢中になって読んだっけな〜。遠い目・・・。

>70年代のBowieは、存在自体が一種のSFトリックスターでした。

アメちゃんさんのおっしゃる通り。
ロックもその他の芸術も、社会とコラボレートしていた時代です。
SFは未来の架空の物語ではなく、当時の時代性を掬い取っていたんですよね。

すばらしいトピ。ありがとうございました。
なので、付け加えることはありません。
ここまでSFを体現した世界観を打ち出した作品を作っていながら
「SFは好きじゃない」的な発言も残してますよね。
スターウォーズ以降、SFとファンタジーがいっしょくたになってしまったせいか
先鋭的に現在を射抜く様な作品は少なくなった様にも思います。

僕的にボウイとSF、だとバロウズの存在も挙げたいかな。ダイア犬の詩を書くとき、
彼のカットアップ手法を真似たり、それなりに親交もありませんでしたっけ?

あと、ジギーの時のツアーの冒頭は時計仕掛けの曲使ってますよね。
『ニューロマンサー』に出てくるキャラクター、ピーター・リヴィエラはBowieがモデルと言われてますね。
SATOKOさんのおっしゃる
「ロックもその他の芸術も、社会とコラボレートしていた時代です…」
というコメントにものすごく共感します。
私もボウイのファンになってから今まで、様々な芸術や書籍にふれてきましたが
意外なところで繋がりを感じたりするんですよね。
今回のアメちゃんさんのトピを読ませていただいて、
ますます「全てが繋がってるんだなぁ…」と思いました。
素敵なトピですね。
こういう話を皆さんで出来ることに感謝。

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