さてH.F.O.再考のパート3です。表題に即し、グレンがリード・ヴォーカルをとっている曲は、"The Girl from Yesterday"、"Tequila Sunrise"、"Take It Easy"の3曲である。これらはイーグルスとしてのグレン存命中のラスト・アルバムとなった"Long Road Out of Eden"を除くと直近の録音となり、90年代では唯一の作品となったので、非常に貴重な作品である。特に"The Girl〜"はジャック・テンプチンとの共作でなおかつ新曲でもあるので、グレンの作品としては最も新しい部類に属する。なのでファンの間では重要視されることになるのである。最近の米国のライヴではグレンの息子のディーコンやカントリー・シンガーのヴィンス・ギル、はたまたグレンと同郷のデトロイター、ボブ・シーガーがグレンのヴォーカルの代わりを務めていたが、いずれもグレンの雰囲気を今に伝えるのは不可能であっただろう。以下、パート4に続く。