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Tim O'brienコミュのティム・オブライエンの朗読入りCDブック『村上春樹ハイブ・リット』

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はじめまして。

ちょっと宣伝臭くなってしまうので、どうかな、と思ったのですが、
ここに集う方にとっては有意な情報ですので記させていただきます。

『村上春樹ハイブ・リット』というCD-BOOKが11月末に刊行されました。
これは村上春樹さんがこれまで訳してきた(アメリカ[短篇])小説の中から、
3篇をセレクトし、英文(=原文)、翻訳、小説の作者自身による
英語の朗読をセットにしたものです。

(アメリカ[短篇])とアメリカと短篇をカッコに入れたのは、
セレクトされた作品が、
1)レイニー河で/ティム・オブライエン
2)ささやかだけれど、役に立つこと/レイモンド・カーヴァー
3)レーダーホーゼン/村上春樹
であり、1は連作短篇集とも言える『本当の戦争の話をしよう』からの
1話であること、また、3はまずは村上さんが日本語で書いた短篇小説を
アルフレッド・バーンバウムが英訳し、それをさらに村上さんが日本語に
翻訳したものだからです(回りくどくてすみません)。

また、「小説の作者自身による朗読」と書きましたが
『村上春樹ハイブ・リット』の中で作者自身の朗読は
ティム・オブライエンの「レイニー河で」のみになります
(同時発売の『柴田元幸ハイブ・リット』はすべて作者自身の朗読)。

で、ティム・オブライエンです。

本書『村上春樹ハイブ・リット』では、オブライエンの代表作である
『本当の戦争の話をしよう』から、それも傑作中の傑作である
「レイニー河で」をオブライエン自身が朗読しています。

このコミュニティに集まる方たちであれば、
きっと耳を傾けてみたくなるのではないですか?(笑)

『本当の戦争の話をしよう』の原書"The Things They Carried"には
オーディオCDブックが存在します。これがオブライエンが朗読していれば
よかったのですが、俳優の方が朗読していました。

20世紀のアメリカ名短篇を集めた本、そのオーディオCDブックには
オブライエンの短篇The Things They Carriedがオブライエンの朗読で
収録されています。私はオブライエン朗読のOn the Rainy Riverが
聴きたかったのに(笑)。それも『村上春樹ハイブ・リット』が
生まれた理由のひとつではあります。

まあ個人的なことはおいておいて、ティム・オブライエンの朗読です。

ベトナム戦争の徴兵通知を受け取った主人公ティム・オブライエンは
ベトナムに従軍すべきかせざるべきか葛藤します。大義なき戦争に赴くのは
自分の主義に反する、だけれども、従軍しなかったとしたら……
最後に思い悩むのがアメリカとカナダの国境にある
レイニー河に浮かぶボートの上においてです。
国境を越えてカナダに逃げてしまえばベトナムに行かずにすむ、
だけれど、「逃げた」というレッテルが一生つきまとうことになる。
主人公が選んだ結末は一見シンプルですが、
この物語は私たちの心に強く訴えかける力を持っています。

6年前の2002年、私は当時担当していた雑誌から書籍の部署へ異動に
なりました。9.11の報復戦争がはじまったころです。
そのころに私はこの物語を、『村上春樹ハイブ・リット』に収録された形で
読者に届けたかったのです。そのまま雑誌で掲載できていれば
『村上春樹ハイブ・リット』が世に出るまでにこれほどの
時間を要しなかったことでしょう。

ぜひ、ティム・オブライエンの肉声に耳を澄ませてみてください。

コメント(1)

是非読んで、聴いてみたいです。

早速お給料入ったら本屋に行ってきますぴかぴか(新しい)

好い情報をありがとうございました!

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