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ヒエロニムス・ボシュ(ボス)コミュのスペインとヒエロニムス・ボシュ

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 すでにトピックスで部分的に触れられているが、ヒエロニムス・ボシュの作品はスペインに多い。
 なぜなら、フェリーぺ二世がボシュの熱烈なファンだったから。
 ただでさえ、ボシュの作品は当時、人気があったということだけれど、ちょっとスペイン史を聞きかじった者として、フェリーぺ二世の教養の程度は秀でたものでなかったと認識しているわたしは、やはりどうも腑に落ちない。
 なにしろ時は異教審問の頃である。

 ・・・・・

 このあいだ、ミロシュ・フォアマン監督、ハビエル・バルデム主演の”Goya's ghosts"(2006)という映画を観た。
 フランス革命後、時をへてナポレオン軍がスペインに侵入する。
 プラド美術館だったかを、没収、フランスへ送還する美術作品をチェックしているシーンがあり、ボシュの作品を示しながら送還するかどうか尋ねられて、上官は「いや、それはいい」と応えていた。
 ナポレオン軍の趣味にはあわなかった模様。
 そうでなかったら、いまごろはボシュの絵もルーブルで観ることになっていたのだろうな。
 まあ、ここでふたたび気になる、なぜフェリーぺ二世はこんな絵(といっては失礼だが)が気に入ったのだろうか。
 

コメント(4)

おもしろい絵だからじゃないですか〜?見てて飽きないし…。

すいません…教養のない答で…。
 モススさん>
 直観批評、ありがとうございます。
 飽きない作品というのは、好悪はともかく、時代を超えて生きるんでしょうね。

 マリオンさん>
 ご指摘、ありがとうございます。
 ボシュ自身は、やはり布教的意図があったのでしょうか。
 ニホンでも、絵巻物で栄華のはかなさやら、人生は夢的なものをあつかった、それこそ布教的内容のものがありますね。
 その種のものと関連づけて説明したほうがいいのでしょうか。
 描かれている「不安」といった要素さえ、キリスト教的なテーマなのでしょうか。
 ただエル・エスコリアル自体が、いわばグロテスクな建造物であり、さらに、スペインではぐくまれてきた伝統的カトリック・イコン像とくらべるとずいぶん違うな、という印象を抱いてしまうもので。
 スペインの王室というのは、一般的にいびつな生成をとげているので、その点からもなにか説明できないかと思っています。

 わたしのほうも、今後、勉強してみます。
 

 

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