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新しい農業コミュのSRI農法について

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みなさんこんにちは。
収量がスゴイ稲の栽培法をネットで見つけました。みなさんのご意見をお聞かせ願います。

NEW WORLD ORDER (新世界秩序 )
http://737kenzi.blog122.fc2.com/blog-category-77.html
より転載。

<-----------以下本文転載---------->

キューバ有機農業ブログ
http://pub.ne.jp/cubaorganic/?entry_id=786239
より転載

エコロジーとか環境問題に興味がある人に
「ねぇ、SRIって知っている?」と問いかけてみれば、
たいがい「社会的責任投資(Socially responsible investment)の略だろう」
という答えが返ってくるだろう。

だが、私の年代だと、「SRI」といってまず思い浮かぶのが
昭和43年に「ウルトラセブン」の後番組としてスタートした
円谷プロの特撮番組、「怪奇大作戦」だ。

怪奇大作戦では、科学捜査研究所略称、SRI(Science Research Institute)が、
科学の力を駆使して怪奇を暴いていく。

「エス・アール・アイ、エス・アール・アイ、怪奇をあばけぇ〜」というテーマ・ソングもあった。

前段がいささか長くなったが、まず、この写真をみていただきたい。

1183506820.jpg


怪奇大作戦さながら何か怪奇な「トリック」があるのではないかと疑いたくもなるだろう。
左が慣行の栽培、そして右が、今日のテーマ、
「SRI」と呼ばれる農法で作ったイネなのだ。

もっともこちらの、SRIはSystem of Rice Intensificationの訳だ。

SRIの怪奇分けつ苗は、ただ形が異常なだけではない。

無農薬・無化学肥料の有機栽培でも行えるは、
イネづくりに使う籾が80〜90%も削減はできるは、
灌漑用水が25〜50%も削減はできるは、
病害虫は減るは、
収量が最高反収1.5トンと増加するは、
イネづくりに要する期間が1〜3週間は短くはなるは、
ハイブリッドの高収量米だけでなく伝統的な在来品種でも収量は伸びるは、
所得が倍増して生産増に随喜の涙を流して農民が感激するはと、
良いことづくめなのだ。

 まさに、革命といっていい。

なればこそ、近代農業の恩恵から取り残された貧しい農民たちほど飛びつく。

例えば、カンボジアでは2000年にたった28人の農民からスタートしたが、
今年は60000人以上に実践者が増えた。

だが、専門家たちはなまじっか専門知識があるだけに
「そんなことがあるはずがない」と否定する。

事実、国際稲作研究所(IRRI)の試験圃場では肯定的な成果が得られず、
ネーチャー誌に「いかさま農法である」との批判記事が出た。

 SRIは1983年にマダガスカル在住の神父、
故アンニ・デ・ロワニエが発明した従来の稲作の発想を根本からくつがえす農法である。

だが、ロワニエは、その農法が世界に普及することを目にすることなく1993年に死んだ。

だが、その志はロワニエが生前に創設した NGOテフィ・サイナが継承している。

SRIに取り組む国も1999〜2002年までは、
本家のマダガスカルの他、ガンビア、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマー、ネパール、インド、
スリランカ、バングラディッシュ、中国、フィリピン、インドネシア、シエラ・レオネ、
そしてキューバにすぎなかったが、
2006年までには、ザンビア、セネガル、マリ、ギニア、モザンビーク、イラン、ブータン、パキスタン、ベトナム、ベニン、ペルーが加わっている。

 この驚異的な農法は、英文はともかく、日本語ではほとんど紹介されてこなかった。

だから、私がその存在を知ったのも、
ジュールス・プレティ氏の著作の翻訳作業を通じてだった。

この故ロワニエの農法を世に知らしめたのは、
コーネル大学のノーマン・アポフ(Norman Uphoff)名誉教授である。

同教授の論文を頼りに2006年5月にピナル・デル・リオ州のカミロ・シエンフエゴス農場で、
その実際の取り組みをこの目で見ることができた。

 さて、アポフ教授が整理した1999〜2002年までの各国でのSRIの成果をまとめてみると、
収量が52%増え、
水が44%削減でき、
生産費が25%減り、
純益が28%伸びていることがわかる。

だが、最も詳細なデータは、日本工営の佐藤周一氏がインドネシア東部で行ったものだ。

それによれば、2002〜2006年の9作期で、
平均反収は、330?、78%も伸びた。

おまけに、しかも、化学肥料の使用量は50%以下に、
灌漑用水量も40%も減り、
面積あたりの生産経費は20%も下がった。
この結果、農家の純益は倍増したという。

この驚異的な成果に、政府もたまげ、
農業大臣や灌漑大臣がいずれもSRI農法を支援することにつながっているという。

 稲を作るうえで必要な水が少なくてもすむということは、
土地改良事業の設計基準が抜本から変わることを意味する。

農業分野で最大の金食い虫と言えば、
なんといっても灌漑のための基盤整備である。

それが、変わるとなれば、どれだけの予算節減ができるかわからない。

 SRIで作った稲は、病害虫にも強いというメリットもある。

その恩恵を感じたのは、ベトナムだ。

ベトナムでは農業省と農村開発省が推進する
国家IPMプログラムが3年の評価を行ったのだが、
収量増は7〜14%と比較的少なかったものの、
紋枯病(Sheath blight)が63〜74%、
黒葉枯病(Leaf blight) が76.5%、
コブノメイガ(Small leaf folder)が41〜50%、
そして、トビイロウンカ(Brown planthopper)が62〜83%減ったという。

そして、ベトナムでも水使用量が普通でも30%、多ければ50%ほど減り、
生産コストも 21〜27%も減ったという。

 このように奇跡のような成果をあげるSRIだが、やり方は実にシンプルだ。

・15日未満、8〜12日以下の稚苗を植えること。
・それも一本で、1〜2センチと浅く、25×25センチ間隔で植えること。
・そして、土が好気性を保つようにぎりぎりまで水はやらない。

 ごく、大きくまとめれば、この三つだけだ。
有機肥料がベストだが、化学肥料も使えないわけではない。
というよりも、オリジナルの農法は化学肥料を使うものだった。

 もっとも、水をぎりぎりまで減らすから、雑草が生える。

水田の深水湛水にはそもそも雑草を防除する意味もある。

だから、雑草は手でむしったり、手押し車で除草しなければならない。

SRIに転換すると労働力は最初の年は25〜50%ほど余計にかかるが、
慣れれば、次第にいらなくなるし、
大きな増収もあいまって、収量あたりの見返りは73%以上になるという。

 そして、SRIの概念は、陸稲(upland)にも導入され、
北部ミャンマー、南部フィリピン、東部インドで600〜800?の反収をあげているし、
サトウキビやシコクビエ(finger millet)にも広げられてきているという。

SRI農法では、最高では反収1500?までいくという。
もちろん、これはハイブリッド米や高収量品種だ。
だが、伝統的な在来品種でも収量は600〜1000?はいく。
おまけに高く売れる。

 では、SRIの農法の意味することは何か。

 実は、7月2日に東京大学農学部弥生講堂で
アポフ教授によるSRIの講演会が開かれ、教授の肉声を聞くことができた。

 教授は言う。

 近代農業は、石油に依存している。
1バレル25ドル、最高でも75ドルでのみ成り立つ。

緑の革命に象徴される近代農業は、瀕死の状態にある。

例えば、窒素だ。

中国では40年前は、1?の窒素を施肥することで、イネは15〜20?の増収を生み出した。

だが、今は同じ量を施肥しても、増収量は5?に落ちている。

このペースで落ち込むと、2030年には60%増収するには、
窒素の投下量を3倍にもしなければならない。

 「だったら、多くやればいいじゃないか」と言い切れるほど、ことは単純ではない。

すでに、窒素肥料のやりすぎで中国の地下水は汚染されている。

中国ではヘクタール当り、年間500?以上も窒素を施肥している地区もあり、
そこの地下水中の窒素濃度は300ppmにも達している。

窒素汚染は、ブルー・ベービー症候群を起こすことが危惧されているが、
その基準は10ppmである。
つまり、警告の段階をすでに超えている。

 緑の革命の第二の問題点は、大量に水を使うことだ。

中国やインドでは、灌漑用に地下水が使われた結果、
年間に1 メートルものペースで地下水位が低下しているという。

インドの穀倉地帯であるパンジャブ州では、過去40年で9〜20mも下がった。

そして、17年先にはさらに27〜52mも低下するというのだから大変なことだ。
 
 この近代農業が抱える最大の問題点、
窒素肥料と水の大量使用という課題を見事クリアーして、
近代農業以上の収量をあげること。

そこに、SRIの革命性がある。

SRI農法では、最高では反収1500?までいくという。

もちろん、これはハイブリッド米や高収量品種だ。
だが、伝統的な在来品種でも収量は 600〜1000?はいく。
おまけに高く売れる。

 だが、なぜ、SRIはここまで収量があがるのか。

その実態はまだ良くわかっていない。

ただ、SRI農法では施肥した窒素やカリ、リンが
効率よく作物に吸収されていることがわかっている。

それは、根圏がよく発達し、土壌中に微生物が多いためだという。

例えば、SRI農法の根では、
窒素固定菌、アゾスピリウム(azospirillum)の密度が、
異常に多くなっているとの研究データもある。

例えば、粘土質土壌で肥料をやらずに慣行栽培を行うと、
収量はたったの180?だが、これが、SRI農法では610?獲れた。

その時、根のアゾスピリウム菌の密度が
慣行栽培の65× 103乗に比べ、11×10の5乗と多かったのだ。

 さらに、窒素、リン、カリを施肥すると、収量は900?にあがるが、
逆にアゾスピリウムの密度は60×10の4乗と減る。

一方、堆肥を施肥した場合は、1050?と最も多くなるが、
このとき、アゾスピリウムは菌は14×10の5乗と最も多いのだ。

これは、SRIの高収量がアゾスピリウム菌に依存していることを示唆はするものの、
それが高収量の理由なのかどうかはわからない。

SRI農法では根圏で微生物の活動が多くなるが、
アゾスピリウムが増えたのも、その単なる結果のひとつかも知れないからだ。

 2005年の中国のリポートでは、
リゾビア(rhizobia)が根に入ることで、光合成力を高めるという報告がされているし、
シュードモナス(Phytohormones)菌が、
オーキシン、サイトカニンといった成長促進ホルモンを作り出し、
収量を高めているとの説もある。

いずれにせよ、SRIはまだまだ始まったばかりで未知の領域なのである。

「エス・アール・アイ、エス・アール・アイ、怪奇をあばけぇ〜」

 脱石油文明に向けて、農学のフロンティアの果たすべき課題は大きく、夢がある

コメント(37)

すばらしい農法があるものですね。国内で実践されている農家は、あるのでしょうか。本当に革命ですね。

 なぜ 東南アジアで普及して 日本に入らないか理解出来ません。
収量はともかく、食味はどうなのでしょうか?
普及稲と比べて劣っていれば、よほどの食糧難にならない限り、
飽食の日本では通用しないと思います。
SRIを発明したマダガスカルの神父の故アンニ・デ・ロワニエ氏は、
もともと九州大学か九州の大学で農学を勉強した神父なんですよね。

だから、日本の技術がSRIの思想が入ってると思いますよ。

SRIの栽培の特徴は、育苗期間が1週間ぐらいで、
一本植えの25cm間隔で田植えをすることです。

おそらく、田植え機が普及している日本では
1本植えをすることが難しく、SRIの普及は難しいのかなと思います。
みのるのポット苗も一本苗だし、それで、粗植するする事も可能だし、それを実践している現場にも行った事があるが、あんな馬鹿みたいな稲には為らない。

除草は機械で解決出来る。

では何故 それが今普及していないのか??
ただ単に誰も知らないか、まゆつば だと思っているのか?

>収量が最高反収1.5トンと増加するは、
SRI農法では、最高では反収1500?までいくという。
もちろん、これはハイブリッド米や高収量品種だ。
だが、伝統的な在来品種でも収量は 600〜1000?はいく。

平均反収は、330?、78%も伸びた。
だが、伝統的な在来品種でも収量は600〜1000?はいく。



反収穫1.5トンと書かれているが、それは不可能であろう。
反収穫1.5トン=25俵であり、高収穫の品種で言えども、それはギネスブックに掲載できる様な収穫量では無いか?

日本で普及している品種での最大は、15俵位では無いか??
若しくは 二期作か? 二期作であれば理解出来る。

>それによれば、2002〜2006年の9作期で、
平均反収は、330?、78%も伸びた。

上の文面で推測すると、おそらく、南方では、米作りの周期が日本とは全く違うのであろう。

また在来品種で 600〜1000? であれば、現在の日本慣行農法で普通に可能である。水を浅くすれば分けつも多くなり、V型の稲が出来る。

>農業分野で最大の金食い虫と言えば、
なんといっても灌漑のための基盤整備である。
それが、変わるとなれば、どれだけの予算節減ができるかわからない。


日本の場合、灌漑設備は殆ど整っているので、上記の記述の問題無い。
水不足の件も、地方で深刻な問題はスポット的に起きるが、日本国土全体において水不足問題は さほど深刻では無い。


化学肥料無しの米作は既に日本の多くの農家で実践済みであり、また有機肥料無しの米作も可能であり、実践済みである。
私の場合、30センチから18センチの植え方まで色々実験済みではあるが、ドラマティックに収量が変化する事は無い。ただ幼苗で植えるという事の利点を検証する事は面白いかもしれない。

ただ日本の米作においての課題は、南アジアのそれとは違う。それは北米やオーストラリアの課題とも違う。
人件費が高い事や、労働力不足や、農業機械の高騰、米の消費量 と言った 違うレベルの問題であり、多収穫にする為に、人件費がかかるのであれば本末転倒という事も言える。

機械にかける出費に糸目を付けないのであれば、田植えは、例えば十条植えでロングマットを使ったり、ラジコンヘリ等で直撒すれば良い。

もちろん肥料にかかるコストを減らす事の重要性は万国共通である。

農業革命とは、もっと静かに深く潜行して進むものかもしれない。

素人です〜

一見、素晴らしい農法のように思えますが・・

舌の肥えた日本人に「合格」を貰えるには、まだまだ研究の余地は

あるでしょうね。

しかし、来るべき「食糧危機」に向けて、どんどん国内で研究されれば良い

と思います。

また、コレ一色なっても従来の優良な農家が潰されてしまう気配も無きにしも非

ず。

不耕起栽培では、水を冬場も張ると言いますから・・
幼苗で植えるというのは確かに少し惹かれるとこがありますが、おそらくこの農法だと現在の米の品質をキープできないでしょうねもうやだ〜(悲しい顔)


日本で普及しないのはやはり日本の課題にマッチしてないからじゃないですか?

まぁ一度そのものを食べてからものもうしたほうがいいでしょうけどあせあせ(飛び散る汗)
農業素人です。

日本だと一反で10俵とれれば優秀と聞きました。
東南アジアなど赤道付近ではどのくらいとれるのでしょうか。
しかも3期作も可能らしいですね。
> 反収穫1.5トンと書かれているが、それは不可能であろう。
> 反収穫1.5トン=25俵であり

自然と科学技術シリーズ
微生物の農業利用と環境保全―発酵合成型の土と作物生産
ISBN:9784540901294 (454090129X)
216p 19cm(B6)
農山漁村文化協会 (1991-03-30出版)
・比嘉 照夫【著】
[B6 判] NDC分類:613.56 販売価:\1,850(税込) (本体価:\1,762)
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/454090129X.html

この本のP84において、「10アール当たり30俵を超えることは不可能ではない」
といった記述からすれば、SRIでなら実現できるんだ...って感じを受けたよ。

また、自然農法でもある「冬期湛水+不耕起移植栽培」の岩澤信夫は、食味が落ちるから、あえて増収させない対策をするそうだ。

また、好気性微生物群には、有機を植物に吸収しやすく分解する能力に長けてるといった話も聞いております。

ただ、この天然好気性微生物は、日本における慣行栽培の地では絶滅しているとの事でもあるらしい。
まぁ、市販でならかなり出まわってるらしいけど...

キーワードは、疎植,稲の野生化,有機系肥料,好気性微生物,好気性環境,+アルファ って、とこだな。
SRIは、稚苗ってことで、冷害の心配がある地域では、無理でしょうねぇ...

ではでは
ゆきおだもんさん、

10アール30俵観てみたいですね。どんな景色なのでしょうかね。
台風による倒伏はどうでしょかね。

いづれにしろ、ご紹介の本はEM菌関係ですので、私はそれはアウトです。
EM菌を含め、菌は一般的に高いですね。それからEMの元が秘密でしょう。

まあ、EM菌についてはどこかでも色々議論されているのでトピずれになりますので。。。

SRIについても菌はキーには間違いはないですが、様はその菌が日本の土壌の土着菌と仲良く?! 出来るかもキーでしょうね。


> いづれにしろ、ご紹介の本はEM菌関係ですので、私はそれはアウトです。
本の中身では、EM菌には、一切ふれておりませんよ。
所詮、EM菌って、えひめ+光合成細菌の組み合わせみたいなもんでしょ?
そもそも、EM菌関係がダメって決め付けてる時点で微生物知識はアウト...
その時点で、視野を狭めております。生物多様性の観点からもアウト...

さて、窒素固定菌、アゾスピリウム(azospirillum)って、何者?
詳細情報がネットからは入手できない。
今は、好気性微生物群であろうと、推察されます。
微生物群がどのように遷移してるのか(微生物クール)って、事ですよね。

> さらに、窒素、リン、カリを施肥すると、収量は900?にあがるが、
> 逆にアゾスピリウムの密度は60×10の4乗と減る。
天然好気性微生物ってのは、化学肥料により死んでしまうんだって
出典先忘れちゃったけど...なので、慣行栽培の地では絶滅と...
EM菌関連からの出典ではない事は確かだからね...(^^;;

>・それも一本で、1〜2センチと浅く、25×25センチ間隔で植えること。
浅く植えるって事?機械植えは無理って事?
深耕度合が、1〜2センチ?
そうであるなら、不耕起移植栽培とほぼ同等...
疎植の有用性は、イセキも37株疎植って、がんばって推奨してる...


日本の土壌の土着菌は、破壊されまくっています...
化学肥料や農薬施行の田畑では...

下記は、おまけ...

光合成細菌で環境保全
自然と科学技術シリーズ
著者/訳者名 小林達治/著
出版社名 農山漁村文化協会 (ISBN:4-540-93058-3)
発行年月 1993年11月
サイズ 215P 19cm
価格 1,850円(税込)
http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/18916902

根の活力と根圏微生物
自然と科学技術シリーズ
著者/訳者名 小林達治/著
出版社名 農山漁村文化協会 (ISBN:4-540-85075-X)
発行年月 1986年02月
サイズ 195P 19cm
価格 1,600円(税込)
http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/03749272/pg_from/rcmd_detail_1

>SRIで作った稲は、病害虫にも強いというメリットもある。
自然農法でもある「冬期湛水+不耕起移植栽培」の岩澤信夫は、稲の野生化に病害虫にも強く冷害にも強いメリットがあると言ってる。

水の管理は、正反対ですが...(^^;;
こちらの農法では、栄養分への転換を、いとみみづくんに頼ってるのかな?

さて、省力化、無化学肥料という点では共通。
除草が大変というのも共通。
その後は、楽になってくるという点も共通。
ただ、SRIにおいて、どのようなメカニズムにおいて楽になってくるのか現時点において不明...


日本においては、共に普及していない。
共通点として、化学肥料や農薬が不要な農法であること。
これって、何を意味する?
また、除草が大変というのは、現代農法においては、受け入れがたい手法なのでは?
まぁ、今の除草剤なら楽チンで収量も変わらないと思うが、自然農法から逸脱してしまうから、ここまでやっていながら?といったとこでしょうか?

ではでは
>そもそも、EM菌関係がダメって決め付けてる時点で微生物知識はアウト...
その時点で、視野を狭めております。生物多様性の観点からもアウト...

止め説きなさいな。人が知識を狭めているとかいう言い方。

無施肥で反10俵採れたら明日その田んぼを見に行きますよ。例え、それが日本のどこであれ。。 誰か今、出来ていますか?

こちらはディスクトップ農業では無く体を動かして実験してますよ。
今年は、無施肥で7俵が目標ですね。




SRI農法、興味深いですね。

でも、1本植は出来そうもないな?
機械植だから短期間に田植えを終わらせて、兼業農家やってられるけど、
手植えでやったのでは、会社辞めるしかなくなる。
専業農家で10町20町やってる人が、手植えでやるとしたら気の遠くなるような話。
いったい何人手伝いを雇ったらいいことか?

除草にしても同じ。
会社辞めることになるか?
早朝・夕方・会社休みの日で、除草しきれるか?体壊すか?
専業農家でも、手伝い雇わないとこなせないでしょう。

また、田植えが私の地域だと1〜2週間遅れるでしょうか?
芽出しからすると3〜4週間遅いスタート?
農業用水が止まってしまわないだろうか?
1件だけで試すのにも問題がありそう?

手間がかかるのが一番のネックで、生産者米価が今の金額では、
収量が2倍3倍になっても、日本の稲作には向きません。
東南アジアなりアフリカなりの安い人件費で働ける人が居る地域向けです。

食糧危機が深刻化している地域で、米の収量が上がるとなると、
日本の米価が上がるのは無理かな?

ただ、SRI農法に収量UPのヒントがあるならば、
部分的に試してみたい気はします。
なんとなく、ピンとこないですね・・・。

>・15日未満、8〜12日以下の稚苗を植えること。
>・それも一本で、1〜2センチと浅く、25×25センチ間隔で植えること。

これは非常にシンプルですが、

>・そして、土が好気性を保つようにぎりぎりまで水はやらない。

この慣行と違うところが解明されてないとなると、土壌に依存しすぎて実験不可能ですよ・・・好気性を保つってどういう状態なんでしょう?
水を入れるまでの土壌水分とか、どういう状態になったら水を入れるのかとか・・・農法らしいところがレポートから抜けてて、私には判断が難しい・・・。
土壌ついでで言うと、堆肥を入れ続けたら粘土質が崩れますけど、それでも成立するのか、継続可能なのか・・・。

>05年の中国のリポートでは、 リゾビア(rhizobia)が根に入ることで、光合成力を高めるという報告がされているし、シュードモナス(Phytohormones)菌が、オーキシン、サイトカニンといった成長促進ホルモンを作り出し、収量を高めているとの説もある。

光合成力を高めるとか、成長促進ホルモンを作り出すとか、一般的な資材で謳ってるのはたくさんあるし、効果のあるものもたくさんありますけど、やっぱり菌を育てた方がいいってことですかね。
理由らしきものって、ここの部分だけの気がしますので、ここがポイントなのでしょうね。

>SRIに転換すると労働力は最初の年は25〜50%ほど余計にかかるが、 慣れれば、次第にいらなくなるし、

25〜50%ほど余計にかかる労働力を、2年目からは慣れでカバーする・・・気持ちは分かるけど、忙しすぎて、時間があればちょっとでも休みたいのに、1.5倍働かないといけないっていうのはテンション下がりますよ。
機械化するほど余裕はないし・・・人を雇ったら、生産費25%減なんて消し飛びますよね。

>収量が52%増え、
>水が44%削減でき、
>生産費が25%減り、
>純益が28%伸びていることがわかる。

これが実は1番ひっかかったんですが、売価がかなり落ちてるってことは、食味とか見た目が落ちてる可能性が高いですよね。
今の日本で受け入れられるかなぁ・・・。

でも、農法として完成すれば、飢餓地域の食糧事情を良くする可能性は大いにあるので、期待はしたいところですね。
>>・そして、土が好気性を保つようにぎりぎりまで水はやらない。
>この慣行と違うところが解明されてないとなると、土壌に依存しすぎて実験不可能ですよ・・・好気性を保つってどういう状態なんでしょう?
>水を入れるまでの土壌水分とか、どういう状態になったら水を入れるのかとか・・・農法らしいところがレポートから抜けてて、私には判断が難しい・・・。

たしかに、このあたりは判りませんね。
SRI農法を記述したサイトで、出穂までは5日に1度水をやると書いてあるところがありました。
ただ、除草風景の写真では日本の水田と同じような水張り状態でした。
水の加減が鍵なんでしょうね?

知らない人間からすると、代掻きはどうするのか?
田植えをどのような水加減でしたらいいのか?
見当が付きません。
一度見に行ってみたいですね。

SRI農法は、
幼齢の苗を植える。
水やりを最小限にする。
このあたりがポイントでしょう。

SRI農法を正確に実践できなくても、
日本の機械植でも多少の効果はある栽培方法があるのではないでしょうか?

でも除草との戦いも、いやだな〜?
今でも少ない休みが無くなってしまう。^^;
>13
無化学肥料であって、無施肥ではないのですよ。
ここんとこ、お取り違えの無いように...

SRIでは、堆肥だし、岩澤信夫農法はボカシ肥やらその原料を施肥
どちらも微生物によっての栄養源と変化する物質。
ただ共通項として考えられることは、微生物にとっての化学肥料は、毒であるらしいこと。

>14
大昔の機械のない時代の日本と同じ状況での実施と思われますよ。
>SRI農法に収量UPのヒント
日本で実施されている微生物農法でのエビデンスと部分的一致している気がするよ。

>15
>これが実は1番ひっかかったんですが、売価がかなり落ちてるってことは、食味とか見た目が落ちてる可能性が高いですよね。
売価ではなく、原価の間違いだよね?
ただ、ここの国はジャポニカ米ではないので、食味は二の次と思われる。
というか、インディカは古米ほど価値が高いとも言われ、米に味を吸わせて食する文化なので、日本とは、事情は異なると思う。
日本のお寿司も、新米ではちょっと...といった話を聞く
とにかく、人件費を含めた生産経費削減策なエコ農法の取得が急がれます。

>16
>SRI農法を正確に実践できなくても、
>日本の機械植でも多少の効果はある栽培方法があるのではないでしょうか?
そうなんです。
イセキの37株疎植と、微生物農法にヒントありそう...な気がしている。

ではでは
>17

>売価ではなく、原価の間違いだよね?

あ、いやいや、原価じゃないですよ。生産者からみた売上の話です。
収量が52%増えて、生産費が25%減ってるのに、純益が28%しか増えてないということは、販売価格が下がってるわけで。
その要因によっては、日本では受け入れられないだろうなぁ・・・と思ったわけです。

>ただ、ここの国はジャポニカ米ではないので、食味は二の次と思われる。

う〜ん、そうすると、やはり日本では無理でしょうね・・・。
日本の品種で同じ成果が得られないなら、単なる品種特性に応じた最適な栽培方法の紹介ってことで、急激に興味をなくしてしまいそうですw
果菜類の話ですけど、私の地元で2割増収する新しい品種が開発されたんですが、それに応じた栽培方法が必要で、高齢者が多いこの地方では導入が進まないという問題なんかもあるんですよ。
その類の話なのかな・・・とか、今ふと思いました。
> 収量が52%増えて、生産費が25%減ってるのに、純益が28%しか増えてないということは、販売価格が下がってるわけで。
> その要因によっては、日本では受け入れられないだろうなぁ・・・と思ったわけです。

純益が、28%も増えてる。ですよ...(^^;;
労力については、どうなん?微増なのか減なのか?
植える本数が減ってる分は、労力減...除草が労力増か後に同一ってとこだよね。


>>ただ、ここの国はジャポニカ米ではないので、食味は二の次と思われる。
>う〜ん、そうすると、やはり日本では無理でしょうね・・・。
>日本の品種で同じ成果が得られないなら、単なる品種特性に応じた最適な栽培方法の紹介ってことで、急激に興味をなくしてしまいそうですw

ここは、わても同じ...
とはいえ、日本の主食としての米とは切り離して考えたとき、つまり日本において生産性の高い食糧物質ととらえたとき、採算合うなら良いんでないの?
です。

SRIがなんかすごい?それはなんで?
とても興味あるし、楽しいです。
疎植という技術だけでも、かなりの労力や経費削減ですよ。

ではでは
>純益が、28%も増えてる。ですよ...(^^;;

純益の見た目の数字に引っ張られすぎでは・・・?(^^;;
販売価格は恐ろしく落ちるわけですから、その理由によっては、日本ではそもそも流通に乗らないですよ・・・。
もちろん売上全体が下がっても純益が増えれば問題ないんですけど、米で利益が出る規模が前提になりますよね。

>労力については、どうなん?微増なのか減なのか?
>植える本数が減ってる分は、労力減...除草が労力増か後に同一ってとこだよね。

日本では労力は増える気がしますね。
除草も田植えも機械化はできるでしょうから、労力という意味では機械操作くらいでしょうけど、育苗の手間が結構かかるんじゃないですかね。
育苗箱で育てられるものが、1本ずつと言われるとセルでしょうし。
それを利益が出る面積ですからねぇ・・・。

>とはいえ、日本の主食としての米とは切り離して考えたとき、つまり日本において生産性の高い食糧物質ととらえたとき、採算合うなら良いんでないの?
です。

それはもちろん!採算が合えばいいですよ。
でも合うかどうかが分からないのが、私には何となくピンと来ない理由なんでしょうね。
主食としての米とは考えなくても、初期投資額は主食の米と同ですからね。
米だけで食っていける規模の土地も持ってる、耕運・定植・除草・収穫・脱穀の機材の償却も終わってる、という米農家の後継者の方とかなら、魅力を感じるんでしょうね。
さて、生産性という面でのSRIには、疑問が残る?
ってことか、わけわからん理屈は、受けがたいということなのか?

SRIは、微生物農法であることは、疑いの余地はなさそうだ。
稲作の手法としてSRIを日本で受け入れるには、問題も多そうだ。
まぁ、理屈を元に改良すれば、良いんじゃないの。

では、環境に易しい農法であるか?の観点からでは

水が、少なくて済む(水の利権等で、ダムを作りたがってる方々には問題)
肥料の多用は無用なので、肥料成分による環境汚染がなくなる。
(肥料をより多く買ってもらって何ぼの世界の方々には、問題だよね)
苗の削減は、省力化そのもの
(苗をより多く買ってもらって何ぼの世界の方々には、問題だよね)
多少の労力増ではあるが、それ以上の資源削減と収量アップ。
まぁ、収量アップは、価格の下落を意味するといってる方もおられるようだが...
ここも、先にやったもん勝ちな世界ですかね。

採算が合うように行う方法を考え出すのが、われらの生き残り能力。

ではでは
より詳細な文献みっけた...さて、どこにあったでしょう?(^^;;

乳苗疎植栽培+中干し技術の組み合わせってことらしい。
これらは、日本ですでに長年研究されその効果が確かめれれている技術ってな事らしい。ただし、個々に...

要は、組み合わせね...

ではでは
わけのわからん理屈は受け入れがたいと思ってるんじゃなくて、導入に必要な問題点の洗い出しをした方がいいと思うだけなんですよ〜。
私は、農業をやる前はプロジェクト管理が仕事だったもので、その辺はついついしつこくなってしまいますが、誰かの案を否定から入ることは無いです・・・^^;;

でも、ずいぶん簡単な技術に集約されましたね。
テストできる程度に分かりやすくなったら、やってみた方が100万倍いいですからね。
収穫終わった田んぼで二期作やってみたい気もしますが、促成ハウスがこれから定植・・・私は来年かなぁ・・・。
苗床が空いたら、1本植えするための育苗方法を考えたいですね。
じゅんたさん

私も日本での労働力は増えると思います。

東南アジアでの労働力
施肥:若干減(手蒔きで担ぐ重さが半分になるから)
田植:半減(同様の手植えで粗植なので)
除草:増(湛水で雑草を抑える→水を張らないので雑草が出やすい)
トータル:25〜50%増(全労働力に対しての増でしょうから、除草の手間はかなりのもの?)

同様に日本の場合
施肥:ほとんど変わらず(機械作業のため)
田植:激増(機械植から手植えでは数十分の1の作業効率)
除草:超激増(除草剤1本で1反5分とかからないのが、どれだけかかる事やら?)
トータル:数百%増?

SRI農法をそのまま実践しようとしても、人件費の高い日本では、
2倍の収量があっても、採算は合わないでしょう?

東南アジアの農村部では、農業以外の収入はほとんど無いのでは?
都市部の企業で日本の1/10はざらです。地方の農村では・・・・・
安い人件費有っての農法だと思います。

東南アジアでの販売価格は、同じか多少下がる程度の可能性はないでしょうか?
米価に対し化成肥料が高く、労働力が安い場合です。
化成肥料は半分で行っているようです。
新米が横からスンマセン(m_m)

自分としては、かなり興味があります。

いずれ燃料の輸入がストップするであろうからです。

確かに現在の日本では、コストや労働力の面で、なかなか実現不可能であるとは思いますが、将来的に考えて今から試験的にやっていく価値はあると思います。

自分としては、将来「川口式」しかないな、、、と思っていますが、他に出来る範囲で可能性のあるモノを試してみたいと思っています。

現段階で、出来る出来無いを、机上の空論として議論するより、まずやってみる事の方が大事かと思います。

今現在の自分の収入もさることながら、将来の食糧危機・オイルショックを見据えて、自分がいかに社会貢献出来るかを考えることも大切だと思います。
>1本植えするための育苗方法を考えたいですね。
これ、すごく重要らしい。
日本においては、ポット式田植え機開発済みなので実践可能

わたしは、岩澤信夫式を支持するが、改良の余地有りとも考えてる。
彼の場合は、冷害を意識しすぎているので、冷害を考えないとどうなるのか?
とても興味ある。
川口式と岩澤信夫式て同類になる?

あたまんなかは
乳苗疎植栽培+不耕起+冬期湛水 です。(^^;;
不耕起用ポット式田植え機が必要?
そう都合よく組み合わさるわけないが...

SRIは、天然好気性微生物群の働きによる微生物農法と考えるが、
前半戦は、苗箱での苗作りと原理的には同じ陸苗づくり
SRIには、硬板層作らない要素も加わってる。
まぁ、大型トラクターなどによる硬板層作らなきゃよいこと...
クローラー式トラクタほしいね...

ではでは

微生物関連の活性化を研究しています。上記の記事を見て十分可能性有ると思います。

物質は微生物を活性化する、コロイド土壌、泥炭。ストラマトライト。フミン物質、フミン酸、ヒューマス、等云われている物質です。

現在は臭気を含めた、有機物分解の微生物活性化に利用しています。

化粧品、排水浄化、消臭に使われています。確かな物質と思います。世界各地に埋蔵量も多く、多くの用途に使えるものと思います。

価格設定により、土壌浄化、化学肥料による疲弊した農地利用を考えています。

研究の価値は有るでしょう。
>おやさん

さらに実現方式を考えてみたんですが、人件費含めたコストはあがりそうですね。
自分と家族の労働力はタダ・・・というやり方なら純益は増えるのかもしれませんが、日本では人件費のかなりの部分が機材の償却に転換されてて、わりとコスト計算しやすいので、コスト増が逆に顕著に表れそうな気もします。

>ゆきおだもんさん

>1本植えするための育苗方法を考えたいですね。
>これ、すごく重要らしい。
>日本においては、ポット式田植え機開発済みなので実践可能

ポット式の田植え機を見たことが無いのでイメージできないんですが、25cm間隔だと、1町で最低16万ポット必要ってことですよね・・・育苗面積もさることながら、ポット代と土入れが・・・。
プラグだと稲の根に合わない気がするので、セルあたりがコスト的にも、自動化にもいいんじゃないでしょうか。
不耕起でセルなら、普通の畑用ので定植できるでしょうけど、現状の田植え機と比べて、稼働時間あたりの定植数が恐ろしく少ないのが難点・・・。
まぁセルにしても、数からすると自動の底面給水装置が欲しくなりますが・・・個人じゃコスト的に無理ですね^^;;

硬板は芋農家さんのトラクタなんかだと、深さ50cmまでは砕けますよ。70cmのもあると聞いたことがあります。
砕くのが目的に合うかどうかは分かりませんけど・・・。

>ひろちゃんさん。

ちょっとお聞きしたいのですが、化成肥料によって農地が疲弊するというのは、よく言われてますよね。でも、どういうことなんでしょう?
私の地元はハウス園芸地帯なので、かなりの農家が30年以上連作してます。でも、土作りを普通に行ってれば、化成肥料を使い続けても特に問題ないようなんですけど・・・。
ポット式の田植え
http://www3.ocn.ne.jp/~oriza/field5.htm

乳苗のばあい、ジャンボタニシとかにやられちゃうらしい...(^^;;
なので、ジャンボタニシいないとこ限定?

> 化成肥料によって農地が疲弊する
有用な微生物が死んじゃうってことなようです。

> 化成肥料を使い続けても特に問題ないようなんですけど・・・。
対象作物ごとに、すべて違ってきます。
それが農業技術ってもんよ...(^^;;

> 土作りを普通に行ってれば
普通ではなく、適正です。
じゅんたさんの普通が、対象作物とその土壌条件に適正なのです。(^^;;

ではでは
じゅんたさん

連作は作物によるんじゃないでしょうかね〜?
私の住んでいるところは水田地帯なので、連作の問題はほとんどありません。
減反で麦を作ったとき、1年目はまずまずの収量でしたが、
2年目以降収量が減り、途中馬糞を入れたりしましたが5年目には半分まで落ち込んでしまいました。
天候による豊・不作の影響が有ったかも知れませんが、前年を超える収量は一度もありませんでした。

また、近所でイチゴ栽培をした人がいました。
1年目は、ほんとに美味しいイチゴがたくさん採れました。
お店で売ってるイチゴでは、今まで食べたことのない味でした。
これも2年目以降収量がどんどん落ち(味も落ち)、5年ぐらいで辞めてしまいました。
連作で土が向かなくなってしまったと、言っていたのを覚えています。

畑は自分のところで食べる分しか作っていませんが、
ず〜っと化成肥料使ってます。
これと言って問題は無いようです。

SRI農法をそのまま実践するつもりはありませんけど、
一部でも試せる事は無いのかな〜?
やはり除草がネックになるのかな?
ポット植の田植機で植えた場合、除草が手植えより手間がかかるんじゃないだろうか?
(手植えをするつもりは毛頭ありませんけど)
除草機を1方向だけかけて、その間は手で処理する?^^;

湛水で雑草が出るのを押さえたのでは、SRI農法のメリットもないだろうし。

まずは、今年より苗取りを少なくし、ピッチを広げた粗植でやってみようかと思っていますが、
もうひとつプラスアルファが欲しいな〜?

不耕起で雑草も共存させるとの方向で、考えておられる方が多いようです。
うちの隣の田んぼが、除草剤は使ったものの水の管理が悪く、
ヒエが一面に出てしまいました。
途中での除草をしなかったのもあり、刈り入れ時には100mも離れた場所から見ると、
稲ではなくヒエを作っている田んぼに見えました。
以後、毎年たくさんのヒエが出る田んぼとなっています。

雑草の種をばらまいてしまった田んぼを、元に戻そうと思ったとき、
どれだけの労力をかけねばならないか?
かなりの勇気が必要かも知れません?
>ゆきおだもんさん

なるほどなるほど!
このポットは、私の地域ではセルトレイと言うので、実質的に同じものですね。
野菜はセルから、さらにポットに鉢上げすることも多いので、セルとポットで呼び分けてます。

>> 化成肥料によって農地が疲弊する
>有用な微生物が死んじゃうってことなようです。

そうすると、太陽熱消毒で微生物を減らすハウス園芸では、土地が疲弊してるということになっちゃいますね・・・露地よりはるかに採れるんですけどね・・・なんか言い方の問題って気がしてきましたね。

>> 化成肥料を使い続けても特に問題ないようなんですけど・・・。
>対象作物ごとに、すべて違ってきます。
>それが農業技術ってもんよ...(^^;;

う〜ん、どうなんでしょう。
私の地域は複数品目で生産量日本一という恵まれた地域ではあるんですが・・・。
作物ごとに土作りをするのは、やっぱり「普通」という感覚ですね・・・やって当たり前というか・・・やらなかったら手抜きしてるイメージです。
私の感覚で技術があると言えば、同じ作業をしてるのにたくさん収量をあげてるとか、不利な土壌条件なのに成績はいいとか、そういう感覚ですね。

>> 土作りを普通に行ってれば
>普通ではなく、適正です。
>じゅんたさんの普通が、対象作物とその土壌条件に適正なのです。(^^;;

結局そうですよねぇ。土壌が疲弊するのは、化成肥料のせいではなく、土作りが適正じゃないって気がするんですよ。
大昔のように、土も作らず窒素成分で何百キロも投入してた時代ならともかく、今はそんな人もいないでしょうし・・・。

>おやさん

>連作は作物によるんじゃないでしょうかね〜?
>私の住んでいるところは水田地帯なので、連作の問題はほとんどありません。
>減反で麦を作ったとき、1年目はまずまずの収量でしたが、
>2年目以降収量が減り、途中馬糞を入れたりしましたが5年目には半分まで落ち込んでしまいました。

実は、私の地元は思いっきり連作を嫌うナス科の産地でもあるんですが、連作障害といわれるものは話題にもならない状況で・・・。
みなさん土作りは必ずするので、連作障害は土作りで回避できるんじゃないかと思うんですよ。

この辺のハウスも田んぼの植えに建ててまして、年々収量が減るという現象はあったようです。
今は、窒素供給力の強い粘土質土壌を、堆肥やなんかの投入によって畑化したのが原因という結論になってます。
なので、私の一番新しいハウスは、作業しにくいんですけど粘土質を維持する方向で頑張ってみてます。
JAの収穫目標より40%くらい多く採れますよ。

>不耕起で雑草も共存させるとの方向で、考えておられる方が多いようです。

私の地元では、これが無理なんですよねぇ・・・^^;;
ハウスと田んぼが混ざり合ってるので、雑草なんか残したら虫の温床と化して、ハウス園芸に打撃を与えてしまう。
実際、この辺の小さな田んぼじゃ利益なんて出ないのに、雑草管理のために作付けしてる人がほとんどなんですよ。
Iターンしてきた人が自然農法と言いつつ草ボウボウにして、近隣ハウスに大被害が出たこともありったりして・・・。

>雑草の種をばらまいてしまった田んぼを、元に戻そうと思ったとき、
>どれだけの労力をかけねばならないか?
>かなりの勇気が必要かも知れません?

堆肥の投入で粘土質が崩れた土壌も、元に戻すには入れ替えるしかないですよね・・・。
勇気要りますよねぇ・・・^^;;
すみません。
素人の単純な疑問なのですが。

国は減反を進めていますよね。
「米はもうこれ以上作るな」って言ってるってことですよね。

そういう時勢に「反あたりの収穫が何10%も伸びた」っていう農法は
どういう価値があるのでしょうか。
農家はそれで儲かるんでしょうか?

私は米が大好きですし、水田は残して欲しいと思っています。
政治的なことはよくわかりません。
単純な疑問だと思ってお答えいただけるとありがたいです。

なかじさん、

減反割合は条件によって違ってきますが、通常三割減反です。それは面積に対してですから、収量が多い場合にはJAが買い取りする場合には、その方が儲けが出るのです。

有機JAS認定の圃場の場合は、三割減反の内の二割が緩和されます。

減反をする替わりに、横断品目(大豆、麦、等)に対し政府からは奨励金が出ます。

これは通常、営農組織や4ヘクタール以上の農家(組織)に与えられますが、それ以下の規模の農家の場合は出ないと思われます。

減反の押しつけは厳密な意味で 私は違法では無いかと思っています。減反をしないと営農から除外、もしくは近所から阻害され、JAと取引出来ないのでやっているだけだと思われます。

これについてはどこかのコミュで議論されていると思います。また私はJAさんとのおつきあいが殆ど無いので、私よりもっと詳しい人も多いでしょう。

同じ面積で収量を多くするとか、味を良くするとか、儲けに関わらず目標になりますねぇ。
このトピのような議論もモチベーションになりますし。
私の地域では、施設栽培への転換と就農人口の自然減で、地域単位の減反目標をクリアしてるので、政策に配慮はしますが、個人単位での減反の必要性が現実的にないです。

二期作してた地域なので、早生品種は既に収穫が終わっています。
温暖な地域ですが、今の時期くらいまでなら農薬がいらないんですよ。
それを自分の家で食べます。だからたくさん採れれば嬉しいですね。

earthlove007 さん
じゅんた さん

よくわかりました。
どうもありがとうございました。
沢山取れて儲かるなら良いですね。

(日本全国で単位面積あたりの収量が増えると、更なる減反目標が出来たりするんでしょうか)
基本的には、お米の収支の問題です。
売れ残りが沢山でたから(余ってるから)、来年の生産量減らしましょう。
となるのですが、その生産調整のための施策として、減反目標が示される訳です。

今年、加工米が多く不足しています。
なので、加工米としてなら、作ってもいいよ。ってなるはずです。

また、日本で食料として増産可能なのは米だけといっても過言ではない。
とはいえ、日本の食糧をまかなえるだけの能力はない...

どうなちゃっていくんでしょうかね。
まぁ、日本では、米しか食うもん無い...
となれば、皆が米を沢山食べ、余力のある農家では、米が作れるってことになる。

余力のある農家って?...無いんじゃないの?
企業が作ることになるんかな?

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