スラムダンク（続）書いてみたコミュのBottoms Up 70

月間バスケットボール編集部


中村『ボーーー・・・』


ﾋｺｲﾁ『中村さ〜ん』

中村『あぁ、ヒコイチ君か』


ﾋｺｲﾁ『どしたです？ぼーっとして』


中村『あぁ、うん・・・・』



湘北対海南の試合直後の出来事

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記者席を後にして会場中を走り回る中村


中村『はぁはぁ！確かにいたのに、もう帰っちゃったのかなぁ』


数分走り回っていると



中村『いた！！』


ダダダダ



中村『安西先生・・・ですよね？』


中村に呼ばれ振り返る安西


安西『君は・・・・』


中村『月間バスケットの中村です！ほら！あの湘北が全国に行ったとき取材でお世話になった・・・』


安西『・・・・』

中村『・・・・』


安西『・・・ほっほっ・・・あぁ・・・覚えていますよ』


中村『・・・（絶対ウソだ・・・）』


安西『それで？何か私に用かね？』


中村『あぁ、そうでした！えっと・・・今日は湘北の試合を観戦に？』


安西『教え子が出てますからね、一目見ておこうと思いましてね』


中村『赤木君ですか？・・・正直、僕の目から見ても彼はまだ・・・』





安西『・・・下手くその、上級者への道のりは』


中村『え？』


安西『己の下手さを、知りて一歩目』


中村『・・・どういう意味です？』


安西『彼なら大丈夫ですよ、彼らなら・・・ほっほっほ』


そう言うと、安西は中村に背を向け歩き出した


中村『・・・あ！それと！山王工業の！！』




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中村『う〜〜〜〜〜ん』


ﾋｺｲﾁ『眉間にシワよってますで、中村さん』


中村『な〜〜んか腑に落ちないんだよなぁ・・・』


ﾋｺｲﾁ『何がです？？それより、インターハイ予選の試合内容教えて下さいよ！』


編集長『コラア！なにやってる！さっさと手伝え！』


ﾋｺｲﾁ『す！すんません！！』


中村『はい！すいません！！』







インターハイ神奈川予選

激しい死闘を終えた日の翌朝

この日は日曜日


ＡＭ５：００

三谷宅付近の路地


三谷『はぁはぁはぁ！！』


早朝からランニングに精を出す三谷


三谷『はぁはぁ！（海南に負けたのは俺の体力の無さが最大の敗因だ）』




リョースケ宅


ﾘｮｰｽｹ『ｚｚＺＺ・・・ハッ！やべえ、寝ちまった』


中学時代の試合をひたすら見続けるリョースケ


ﾘｮｰｽｹ『失っちまったものがまだここにあるかもしれない・・・ｚｚＺＺ』




三井宅

ピーンポーン



三井『・・・誰だ・・・こんな朝っぱらから・・・』


赤熊『おはようございます』


三井『どわ！！何だ！！赤熊！！お前の顔は朝っぱらから見るにはキツイぞ！！つうか！どうやって俺ん家がわかった！！！』


赤熊『頼みがあるんすけど・・・』


三井『あ？』





赤木宅


晴子『ふぁ〜・・・あれ』


赤木の部屋をのぞいてみると、そこには夥しい数のバスケットの試合を記録したＤＶＤやビデオテープが


晴子『もぉ、お兄ちゃんったら・・・テレビもつけっぱなしで』


赤木は本を抱えたまま眠っていた


晴子『バスケットの戦略全集？・・・』



試合直後に厳しい言葉を選手に浴びせた赤木だったが

海南戦での敗北に一番責任を感じていたのは赤木だった



赤木『ぬぅ・・うぅうう・・・』


晴子『うなされてる・・・』


赤木『・・・・ぬああああああああ！！』


晴子『キャーーー！！』






公園



ﾐﾁﾊﾙ『今日から秘密の特訓だ・・・見てろよ海南・・・』


公園に到着するとボールのはずむ音に気付く



ダム・・・ダム・・・


ﾐﾁﾊﾙ『む？なんだ、先客か？』



そこにいたのは流川



シュッ！


ガコン！



流川『はぁはぁ！』


すでに汗だくの流川の姿が目に入った


ﾐﾁﾊﾙ『汗だくじゃねえか・・・やっぱり体力ねえからなアイツは・・・』




シュッ！


ザシュ！



ﾐﾁﾊﾙ『・・・・・』



シュッ！


ザシュ！



ﾐﾁﾊﾙ『ハッ！見てる場合じゃない！アイツとなんか一緒にできるか！他の場所を探そう！！』



そうやって結局２０キロ近く走り回ることになったミチハルだった・・・



海南戦での大敗

気持ちを切り替え全員が前を向いていた

次戦の武里戦で勝利をつかむ為に









山王工業体育館


ダム・・・ダム・・・



ザシュ！



・・・・・・・