初めまして。
大学で教育学を専攻している者で、
卒業のためのゼミ論文でセサミストリートについて書こうと考えています。
「アメリカにおける２０世紀最大の偉業は、アポロ月面着陸とセサミストリートである」
とまで言われるほど、本国アメリカではセサミストリートの存在は
本当に大きいものです。
私はアメリカで幼少期を過ごし、セサミストリートを見て育ちました。
私にとってもまた、セサミストリートはとても影響力のある、まさに「教育番組」の枠を超えたものだと思っていました。
しかし今、周りの友だちに「セサミストリート」について聞いてみると、
「うーん、少しは見ていたかな」とか「エルモとか、あの青いキャラクターはカワイイと思うけれど」などといった声はありますが、
「小さい頃見たら、気持ち悪いと思った」「怖いと思った」など、
あまり良くない印象の方が多いのではないかと思います。
そして、先月の末、とうとう日本での放送が終了していました。
原因は「視聴率の低迷」だそうです。
そこでみなさんにお聞きしたいことがあります。
「セサミストリート」は、アメリカと日本でどうしてこんなにも「反応」が違うのでしょうか？
・日本の「就学前教育」「幼児教育」には必要なかった
・キャラクターが日本の子どもにはあまり親しまれなかった
・教育理念があまり伝わらなかった
・メディア（ＮＨＫ）とうまくいかなかった
・やはり、日本の子どもはアニメが好き
など、
視聴率の低迷の引き金となった原因は、さまざまであると思いますが、
皆様は、何が一番の原因だと思われますか？
長々と、申し訳ございません。
ほんの一言でも良いので、
ご協力御願い申し上げます。
大学で教育学を専攻している者で、
卒業のためのゼミ論文でセサミストリートについて書こうと考えています。
「アメリカにおける２０世紀最大の偉業は、アポロ月面着陸とセサミストリートである」
とまで言われるほど、本国アメリカではセサミストリートの存在は
本当に大きいものです。
私はアメリカで幼少期を過ごし、セサミストリートを見て育ちました。
私にとってもまた、セサミストリートはとても影響力のある、まさに「教育番組」の枠を超えたものだと思っていました。
しかし今、周りの友だちに「セサミストリート」について聞いてみると、
「うーん、少しは見ていたかな」とか「エルモとか、あの青いキャラクターはカワイイと思うけれど」などといった声はありますが、
「小さい頃見たら、気持ち悪いと思った」「怖いと思った」など、
あまり良くない印象の方が多いのではないかと思います。
そして、先月の末、とうとう日本での放送が終了していました。
原因は「視聴率の低迷」だそうです。
そこでみなさんにお聞きしたいことがあります。
「セサミストリート」は、アメリカと日本でどうしてこんなにも「反応」が違うのでしょうか？
・日本の「就学前教育」「幼児教育」には必要なかった
・キャラクターが日本の子どもにはあまり親しまれなかった
・教育理念があまり伝わらなかった
・メディア（ＮＨＫ）とうまくいかなかった
・やはり、日本の子どもはアニメが好き
など、
視聴率の低迷の引き金となった原因は、さまざまであると思いますが、
皆様は、何が一番の原因だと思われますか？
長々と、申し訳ございません。
ほんの一言でも良いので、
ご協力御願い申し上げます。
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コメント(11)
私は テレビ東京版 セサミストリートの演出を担当しておりました
岡田と申します。
お尋ねの件、少し長くなりますがご説明させてください。
もともとセサミストリートは1969年に、アメリカの国内向けの
「教育番組」として企画放送されました。
その際 教えるべき教育的目標がたくさん設定されたのですが、
もっとも分かりやすい目標として「識字」・・この場合アルファベットですが、
が、その教育目標の一つとして設定されました。
以後 各国でローカライズ版が制作されていますが、ＳＷの方針として
それぞれ、自国固有の問題を取り上げた番組を制作して欲しいという
狙いがあります。
例えば エジプト版では「女性の地位向上」 南アメリカ版では
「エイズ偏見撲滅」などの大きな教育目標がメインとなった、
自国の言語での教育番組となっています。
ただ、日本の場合 ＮＨＫが1971年に、番組を輸入した時、
その「識字」の部分に着目して「英語番組」として 英語を主音声
として放送したために、長年「セサミストリート＝英語番組」としての
イメージが30年にわたって定着していました。
そして 2005年になって、ＳＷはＮＨＫに対して「日本版セサミストリート」を
制作するよう依頼しました。
しかし、ＮＨＫは長年 教育テレビで日本語による、日本人のための教育番組
を独自に制作しており、その多くは大変素晴らしいものです。
そこで「セサミストリート」のフォーマットを借りなくても
いいという判断から、ローカライズを見送り、結果、私たちが
日本版を制作し、テレビ東京で放送することになりました。
我々、日本ローカライズ版製作チームは、当初「日本人の子供 固有の
教育目標はなにか？」について、準備期間として1年を費やし、
リサーチした結果、「社会の一員としての自分」と「その中での個性の
出し方」など「心の教育」ではないか？という結論にたどり着き
当初 エルモ・クッキーモンスター・ビッグバードと
ティーナ・モジャボ・アーサー・ピエールたちが常に一緒に出演して
『友達関係の中から生まれる問題とその解決』をメインとした
台本作りを進めました。
しかし、すでにこのコミュニティーでも多くの方が発言されているように、
どうしても日本の 特に親世代の視聴者の方々は
エルモは英語で話して欲しいのです。そこで後半一年間は
エルモズワールドを中心とする放送に切り替わったという経緯があります。
しかし、皮肉なことに、視聴率的には日本固有の問題を取り扱っていた
時の方が遥かに良かったのですが、親世代の皆様には評判が
良くなかった、・・というか「英語にしろ！」という声が多かった
という矛盾がありました。
日本においてのセサミストリートが抱える問題点は
私の経験上以下の通りです。
１） 求められているものが「英語教育」であるという点
２） しかし もともと「外国人に英語を教えるプログラム」ではないので
アメリカ版をそのまま流しても、パペットショー対象年齢の
子供たちには難しすぎるという点。
３） 営業的にもどうしても「英語＝セサミ」であるので
英語教材だけが売れるのですが、それはあまり本放送とは
関係なく、イメージで売れてしまい、実際に英語放送を
はじめると、肝心の子供の視聴率は落ちてしまうという点。
もともとは「セサミストリート」は「子供たちが生まれて初めて出会う
良質のテレビドラマ」であるべきだと私は考えます。
それこそが、ＮＨＫで流れていた時にも、単純な英語教育番組では
終わらない魅力として、親世代の皆様の心を捉えていた
物だったと思います。
地上波放送は終わってしまいましたが、必ずや、
「日本に定着するかたち」で復活させたいと思っています。
岡田と申します。
お尋ねの件、少し長くなりますがご説明させてください。
もともとセサミストリートは1969年に、アメリカの国内向けの
「教育番組」として企画放送されました。
その際 教えるべき教育的目標がたくさん設定されたのですが、
もっとも分かりやすい目標として「識字」・・この場合アルファベットですが、
が、その教育目標の一つとして設定されました。
以後 各国でローカライズ版が制作されていますが、ＳＷの方針として
それぞれ、自国固有の問題を取り上げた番組を制作して欲しいという
狙いがあります。
例えば エジプト版では「女性の地位向上」 南アメリカ版では
「エイズ偏見撲滅」などの大きな教育目標がメインとなった、
自国の言語での教育番組となっています。
ただ、日本の場合 ＮＨＫが1971年に、番組を輸入した時、
その「識字」の部分に着目して「英語番組」として 英語を主音声
として放送したために、長年「セサミストリート＝英語番組」としての
イメージが30年にわたって定着していました。
そして 2005年になって、ＳＷはＮＨＫに対して「日本版セサミストリート」を
制作するよう依頼しました。
しかし、ＮＨＫは長年 教育テレビで日本語による、日本人のための教育番組
を独自に制作しており、その多くは大変素晴らしいものです。
そこで「セサミストリート」のフォーマットを借りなくても
いいという判断から、ローカライズを見送り、結果、私たちが
日本版を制作し、テレビ東京で放送することになりました。
我々、日本ローカライズ版製作チームは、当初「日本人の子供 固有の
教育目標はなにか？」について、準備期間として1年を費やし、
リサーチした結果、「社会の一員としての自分」と「その中での個性の
出し方」など「心の教育」ではないか？という結論にたどり着き
当初 エルモ・クッキーモンスター・ビッグバードと
ティーナ・モジャボ・アーサー・ピエールたちが常に一緒に出演して
『友達関係の中から生まれる問題とその解決』をメインとした
台本作りを進めました。
しかし、すでにこのコミュニティーでも多くの方が発言されているように、
どうしても日本の 特に親世代の視聴者の方々は
エルモは英語で話して欲しいのです。そこで後半一年間は
エルモズワールドを中心とする放送に切り替わったという経緯があります。
しかし、皮肉なことに、視聴率的には日本固有の問題を取り扱っていた
時の方が遥かに良かったのですが、親世代の皆様には評判が
良くなかった、・・というか「英語にしろ！」という声が多かった
という矛盾がありました。
日本においてのセサミストリートが抱える問題点は
私の経験上以下の通りです。
１） 求められているものが「英語教育」であるという点
２） しかし もともと「外国人に英語を教えるプログラム」ではないので
アメリカ版をそのまま流しても、パペットショー対象年齢の
子供たちには難しすぎるという点。
３） 営業的にもどうしても「英語＝セサミ」であるので
英語教材だけが売れるのですが、それはあまり本放送とは
関係なく、イメージで売れてしまい、実際に英語放送を
はじめると、肝心の子供の視聴率は落ちてしまうという点。
もともとは「セサミストリート」は「子供たちが生まれて初めて出会う
良質のテレビドラマ」であるべきだと私は考えます。
それこそが、ＮＨＫで流れていた時にも、単純な英語教育番組では
終わらない魅力として、親世代の皆様の心を捉えていた
物だったと思います。
地上波放送は終わってしまいましたが、必ずや、
「日本に定着するかたち」で復活させたいと思っています。
セサミloveの子供を持つ親としての意見です。
テレビ東京の日本語版セサミはいい人ばかりでてきて
おもしろくないというのはありました。
アメリカ版のようにオスカーなど
深みのあるキャラクターがおらず浅い印象でした。
また周りの人間キャラももっと多彩な年齢層が
含まれていても良かったと思います。
しかしエルモズワールドに変わりがっかり。。。
だってDVD買えば済むことですから。
すでにエルモズワールドDVDを持ってる親からすれば
『損した
』の一言につきます。
エルモズワールドになってからの合間のシーンは
良かったと思いますよ。
オスカーやテリー、カウント伯爵などの細かいキャラまで
愛してるわが子は大喜びでした。
ダリオさんもアメリカ版に負けないくらい良い狂言回し
だったと思っています。
セサミ復活を心より祈っています。
ついでに東京セサミプレイスも
テレビ東京の日本語版セサミはいい人ばかりでてきて
おもしろくないというのはありました。
アメリカ版のようにオスカーなど
深みのあるキャラクターがおらず浅い印象でした。
また周りの人間キャラももっと多彩な年齢層が
含まれていても良かったと思います。
しかしエルモズワールドに変わりがっかり。。。
だってDVD買えば済むことですから。
すでにエルモズワールドDVDを持ってる親からすれば
『損した
』の一言につきます。
エルモズワールドになってからの合間のシーンは
良かったと思いますよ。
オスカーやテリー、カウント伯爵などの細かいキャラまで
愛してるわが子は大喜びでした。
ダリオさんもアメリカ版に負けないくらい良い狂言回し
だったと思っています。
セサミ復活を心より祈っています。
ついでに東京セサミプレイスも
僕は幼い頃半年アメリカに住んでいました。そのとき白黒のテレビでセサミを見ていました。当然英語はまったくわからなかったのですが、動きや口調からなんとなく内容は伝わってきました。日本に帰ってきてテキストを読み、自分の思っていたとおりのことをキャラクターたちが喋っていてうれしかった思い出があります。
日本版は機会がなく見たことがありませんが、アメリカのセサミの面白さはキャラクターたちの躍動感にあると思います。みんな真剣で、そして楽しそう。オスカーが出産のお祝いの電話をかけるところなんか、すごい名シーンだと思います。言葉なんかわからなくても、眉毛の感じで喜びが伝わってくるというか……
日本にはないスタイルのドラマだと割り切って、もう一度そのまま放送してもらうことはできないんでしょうか。USJのアトラクションで英語版を観たときはちょっと切なくなってしまいました。
日本版は機会がなく見たことがありませんが、アメリカのセサミの面白さはキャラクターたちの躍動感にあると思います。みんな真剣で、そして楽しそう。オスカーが出産のお祝いの電話をかけるところなんか、すごい名シーンだと思います。言葉なんかわからなくても、眉毛の感じで喜びが伝わってくるというか……
日本にはないスタイルのドラマだと割り切って、もう一度そのまま放送してもらうことはできないんでしょうか。USJのアトラクションで英語版を観たときはちょっと切なくなってしまいました。
私の住む地域では テレビ東京の放送がありません。
もちろんセサミも・・・。
うちではＡＮＩＭＡＸでの放送で『エルモズワールド』そして『セサミ』を
見ています。
エルモが大好きなうちの娘は 幼稚園で使うもの（お弁当箱や上靴入れなど）は
エルモがいい！！と言って 出来るだけそろえました。
でも 入園すると セサミを見たことのないお友達が多く
好きなキャラクターが「エルモ」の娘は よく不思議がられました。
放送がなくても グッズなどはいろんな店に置いてあるので
知っていたり持っている子は多くても 実際に動くキャラクター（番組）を見た子は少ないように思います。
トピから 話が逸れているかもしれませんが
私の周りは こんな感じなんです。
セサミ復活して欲しいと 心から願います。
そして 一人でも多くの子どもたちが『セサミ』の良さを
感じられますように
もちろんセサミも・・・。
うちではＡＮＩＭＡＸでの放送で『エルモズワールド』そして『セサミ』を
見ています。
エルモが大好きなうちの娘は 幼稚園で使うもの（お弁当箱や上靴入れなど）は
エルモがいい！！と言って 出来るだけそろえました。
でも 入園すると セサミを見たことのないお友達が多く
好きなキャラクターが「エルモ」の娘は よく不思議がられました。
放送がなくても グッズなどはいろんな店に置いてあるので
知っていたり持っている子は多くても 実際に動くキャラクター（番組）を見た子は少ないように思います。
トピから 話が逸れているかもしれませんが
私の周りは こんな感じなんです。
セサミ復活して欲しいと 心から願います。
そして 一人でも多くの子どもたちが『セサミ』の良さを
感じられますように
こんにちは。はじめまして。
学生の頃にセサミを知り、あっという間にハマって、ビデオを何回も何回も見てた事を思い出しました。
言葉は分からなくても動きやリズム、簡単な単語で伝わるものを楽しんでました。そのうちガイドブックで英語独特の言い回しなど覚えてさらにハマっていきました。セサミのおかげで今でも英語のヒヤリングと発音だけはいいです(語彙がないから意味無いけど)。
が、ガイドブックが無くなってみなくなってしまいました。ＮＨＫの吹き替え版も「ガイドがあればなぁ」と物足りなく感じてました。
テレビ東京は写らない地域のですが、いつかどこかで子供向けに現地の映像を吹き替え放送、そして英語教育用としてガイドの発売などしてもらえたら嬉しいです。
学生の頃にセサミを知り、あっという間にハマって、ビデオを何回も何回も見てた事を思い出しました。
言葉は分からなくても動きやリズム、簡単な単語で伝わるものを楽しんでました。そのうちガイドブックで英語独特の言い回しなど覚えてさらにハマっていきました。セサミのおかげで今でも英語のヒヤリングと発音だけはいいです(語彙がないから意味無いけど)。
が、ガイドブックが無くなってみなくなってしまいました。ＮＨＫの吹き替え版も「ガイドがあればなぁ」と物足りなく感じてました。
テレビ東京は写らない地域のですが、いつかどこかで子供向けに現地の映像を吹き替え放送、そして英語教育用としてガイドの発売などしてもらえたら嬉しいです。
私は高校の時にNHKのセサミにはまりました。
多分日本語吹き替えになってからだと思いますが…
小学生の時は雰囲気が怖い感じがするし(キャラクターも含めて)、英語ばっかりであまり見てなかったのですが、中学、高校と英語に興味をもってからと言うもの、ビデオに録り、一回は主音声、二回目は副音声で聞き取りをしていました。
でもセサミにはまったのは、その点よりも、番組の雰囲気やアメリカっぽさでした(アメリカに憧れちゃったので)。アメリカには行ったことがないけど、嗚呼こんな感じのところなのかしらと思わせるところが好きでした。
日本の番組に変わってしまったときは、雰囲気が日本チックだし、アメリカな感じが一切しないので悲しくなりました。何かスケールが違うというか…上手く言えませんが…
コンセプトが違うのが大きいのかもわからないですが、国の違いを楽しんでいた自分としては、またアメリカの英語番組としてやらないかなあと思ってしまいます。
明るく楽しいセサミストリートの再来を祈って…
多分日本語吹き替えになってからだと思いますが…
小学生の時は雰囲気が怖い感じがするし(キャラクターも含めて)、英語ばっかりであまり見てなかったのですが、中学、高校と英語に興味をもってからと言うもの、ビデオに録り、一回は主音声、二回目は副音声で聞き取りをしていました。
でもセサミにはまったのは、その点よりも、番組の雰囲気やアメリカっぽさでした(アメリカに憧れちゃったので)。アメリカには行ったことがないけど、嗚呼こんな感じのところなのかしらと思わせるところが好きでした。
日本の番組に変わってしまったときは、雰囲気が日本チックだし、アメリカな感じが一切しないので悲しくなりました。何かスケールが違うというか…上手く言えませんが…
コンセプトが違うのが大きいのかもわからないですが、国の違いを楽しんでいた自分としては、またアメリカの英語番組としてやらないかなあと思ってしまいます。
明るく楽しいセサミストリートの再来を祈って…
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