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真空管アンプTU-870友の会コミュの6BM8聴き比べ (第二部)〜 アレグレットさん

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 当コミュニティ副管理人のアレグレットさまから、またまた貴重な聴き比べを頂きました。 以下、こちらに転載致します。
 アレグレットさま、ありがとうございました。

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真空管6BM8聴き比べ

 前回からしばらく経ちましたが、今回は最近のTU-870に付属することが多い(のかな?)エレクトロハーモニクス(ソヴテック製だそうです)と、前から使っているスヴェトラーナの比較を中心にしてみました。一応、リファレンスとして松下のものを加えて3種類の聴き比べです。

 現在、スヴェトラーナはこの真空管は作っておりませんので流通在庫だけになるはずです。
 先日あるショップで訊いたところ、最近はエレクトロハーモニクスしか入ってこないような話でしたが、これからも作り続けてくれると嬉しいです。

 スピーカーはTANNOY/Stirling、プリアンプにSV-722を使ってTU-870のボリュームは全開にしてパワーアンプとして使います。

最初のソースは、ヴァイオリンとピアノのデュオCD
(YさまのCDといえばおわかりの方は多いと思います)

*エレクトロハーモニクス
 高音がよく伸びています。雑味は少なく楽器との距離は中程度、遠くも近くもありません。
 透明感があり音域の巾(レンジ感)が程よく、印象としては大変きれいな音ではないかと思いました。

*スヴェトラーナ
 前回に感じた大きめの音像、よく聴くと楽器との距離感が比較的近いような気がします。
 レンジ感はそう広く感じませんが、中音域の解像度が高いように感じます。
 透明感よりも良い意味での雑味(ザラザラ感)、録音現場のノイズのような細かい音が聞こえ易いような感じです。きれいになりすぎない分リアリティを感じたのですが、それが良いかどうかは好みによって判断が分かれるかもしれません。

*松下
 バランス的にはエレクトロハーモニクスと似ているかもしれませんが、もう少し重心が低くなるでしょうか・・微妙なところですからほぼ同じです。
 中音域の密度感はややエレクトロハーモニクスより増すようですが、スヴェトラーナの倍音感、雑味はあまり感じられません。こちらもきれいな音と言えそうです。


次のソースは、アナログレコードから義太夫三味線の演奏

*エレクトロハーモニクス
 音像は小さめにまとまり、とてもシャープな印象です。
 多少重心は高めに感じますが、それは高音域に少し特徴があるからなのでしょう、低音域も十分伸びが有りますのでバランスが悪いわけではありません。
 ここでも雑味は少なめでクリアーな印象があります。まだあまり使い込んでいない管ですので、エージング次第では細かな音も拾い出すと思いますが、今は大変見通しの良い再生音です。
 このソースでは途中、2人の奏者が掛け合うところがあるのですが、2人の対照的な音色を描きわける点は少し物足りない感じです。これもエージングが進めばきっと改善されると思うのですが・・

*スヴェトラーナ
 やはり楽器がやや近めに聞こえます。あるいは拡大したような感じかも知れませんが、バチが糸を弾く感じとか、三味線の皮に叩き付けられる音がリアルに感じます。
 周辺ノイズもよく感じられるのは最初のソースと同じ傾向で、解像度の高さがここでも利いているのでしょう。
 良い意味できれいではない音が面白いです。ビールだってクリアで雑味が無いことが良いとは言えませんよネ!(笑)・・ちなみに私はこの音、だんだん好きになりました。

*松下
 重心がやや低めの中庸バランスと言って良いでしょう、聴いた感じでの音域はそう広く感じませんが、フォーカスの合った音からはバチの当たる音、弦を弾く音が引き締まって強く聞こえるような気がします。全体に落ち着いているのですが力が感じられます。


最後は条件を変えて、エレクトロハーモニクスとスヴェトラーナの2種を比較。

 変更した条件はまず、スピーカーをアルテック404-8A+ハセヒロ・MM151-S バックロードホーンに、プリアンプを外してCDプレーヤーとTU-870を直結しTU-870のボリュームを使います。
 この方法が一般的に多く使われる使用法だと思われますので、少しでも参考になればと思います。

ソースはジャズ、ソニー・クリスのサックスです。

*エレクトロハーモニクス
 ちょっと重さが出ていないか・・サックスの押し出すようなビリビリ・ズルズル感(汚い表現で申し訳ありません)がやや整理されてきれいに聞こえるような気がします。
 爽やかで伸びやかなのですが、やはり前に感じたことと共通した印象を持ちます。

*スヴェトラーナ
 こちらのほうが重さも押し出しも感じられます。切れ味良くクリアーなのはプリアンプを入れなかったことも影響しているかもしれません。
 スピーカーの解像力が高いためますますザラザラ感が強く感じられ、この種のソースは聴いて居て心地よいです。

次のソースはイジワルかもしれませんが・・ケンプのピアノ、ライトナー指揮ベルリンフィルのバックでモーツアルトのピアノコンチェルトです。

*エレクトロハーモニクス
 意外と良いです。もちろんベストではありませんがそう悪くないです。
 強いクセが無いことと、スピーカーの音域が狭いところを高域のアクセントが補完しているような気がします。ジャズボーカル専用スピーカー(とは言い過ぎですが)とは思えない良い音がしています。
 コントラバスの動きが、もの凄くハッキリと動きが聞こえるところなどは、ややオーバーですが面白いです。

*スヴェトラーナ
 こちらも意外と良いですが、やはりジャズ向きと言わざるを得ません。
 スピーカーと真空管の個性が近いようですから相互補完よりはその個性を更に押し出す結果となるようです。
 クラシックには少し解像力が高すぎるシステムになりそうですが、この解析的な音に慣れると他の組み合わせは物足りなくなることも考えられそうです。

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コメント(8)

 掲載いただき有り難うございました。生意気にもまた試聴結果をまとめてみました。
 前回と同じで、今回も自分が興味を持ったことについて試したものですからかなり独善的内容です。
 そのところを踏まえていただき、お読みいただければ幸いに存じます。(くれぐれも真に受けないよう?よろしくお願い致します・・むふっ)
 アレグレットさん、こんばんは。

 こちらこそお手数かけました。 今、何度も読み返しております。

 私は6BM8はエレハモのみ所有です。ですので、もうひとつか二つのメーカーのものがほしいのですが、参考になりました。

 やはり、今度東京行くときは「秋葉原」ですね! 探してみます。
ひこぽんさま

 お恥ずかしい内容ですがお読みいただけて有り難いです。
 エレハモはクリアーな良い音がしていますね。今回の比較に使いましたスヴェトラーナも同じロシアですが、傾向は少し違うように感じました。
 松下などのNOS管(新品ストック品)は秋葉原でもかなり高かったですが、ロシアのトローナルがエレハモと同じくらいの価格で手に入るようです。
個人的に非常に興味が有るディスカッション内容です。。。

「真空管」と云う現代科学に於ける素敵なデバイスに於きまして、製造メーカー或いは製造工程、ロットがある一定の
「工業規格」に則った上で製造されている物に就きまして、サウンドの違いが有るのか、それは、もしや、ブランドイメージに因る先入観に基づいて「真空管」と云う物体に起きている現象なのか、単なる数値的個体差の性能なのか、ロットの差なのか、或いはエージングに因る物か、、、、自分としては悪意に基づく物ではなく甚だ個人的私感として長年疑問を感じていましたが、、、


実の所、、、真空管について自分的には明確な納得を今だ持って居ません。。。


レス違いでしたら削除してね。。。
あけみちゃん様

 多分?・・ご想像のとおり極めて怪しげな実験ですね。
 個体差などで同じブランドでもかなり印象が変る可能性があるわけですから、たまたま手元に合ったものの傾向を確かめたくて始めた個人的な作業結果を公表しちゃったわけです・・スミマセン・・

 私など、このブランドは**のOEMだとか、この時期はどこの工場で造ったのだとかまったくわかりませんので、知識がお有りのかたにはバカげた実験に見えるでしょうね。

 ご指摘の点は大変勉強になります、どうも有り難うございました。
益々とんちんかんではありますが、日本酒…同じ酵母で同じ条件で仕込んでも、タンクでそれぞれ味が違います!本当に面白いです!それを、なるべく同じに出荷しようとするのが日本酒の酒蔵さん…タンクが同じなら同ロット…同じ味?でも、他のタンクとは?それを同じに調整するのが、良いメーカーなんでしょうね!他の酒蔵さんとは当然味が違うけど!わーい(嬉しい顔)

同ロットは比較的近いイメージがあると思いますが、6BM8だけではなく、色々な真空管で、中身の構造がだいぶ違う物も少なくありません。やはりそうなると、微妙な違いは有るように思います。

音の感覚はあくまでも主観ではありますが、好き嫌いはあって当然だと思います。

もっとも、私のようないい加減な人種は、何でも良いのではありますがあっかんべー
 皆様、貴重な意見、ありがとうございます。

 どれもが私のような初心者には参考になるものです。
いろんな感想、ご意見あってとても有意義ですね

真空管とは直接関係ないのですが、

 私の育った時代は、LP時代でした。クラシックのLPで、田舎に住んでいたものですから、当時は通販やネットなどもなく、もっぱら上京した際に輸入LPショップ回りました。そうすると、輸入盤でドイツ・プレス、米プレス、英プレス、蘭プレス・・・その他・・・同じ音源マスターテープを使っていても、微妙に音が違いました。これがまた面白かったです。
 グラモフォンはドイツプレスがいい。フィリップスは蘭プレスがいい。いや、イギリスプレスもいいぞ! なんてことになって色々集めたこともあります。
 同じ音源なのにやはり「お国がら」もあるのでしょうか? 音が違うのです。

 なので、私も「真空管」のメーカーによる音の微妙な違いがあるように思えてまりません。そこが楽しみです。

 といっても、私は測定器もなければ、真空管についても、LPプレスについても詳しくないのですが・・・・。

 もちろん、音の聴こえ方、感じ方、音楽の感じ方は一人一人違うのですが、私のような右も左もわからない初心者には、購入する際の参考になります。そして、聴いてみて「これはいい」「これは、低音出ると書いてあったけど、僕のじゃ低音でないなぁ。なんで? 私の装置悪いかな?」とまたまた深みにはまって抜け出せなくなります(笑)


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