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山中伸弥さんを応援する会コミュの腫瘍ができにくいiPS細胞を開発 京大 

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100727/k10015980291000.html

NHKNews 「がんのおそれ低いiPS細胞」
7月27日 5時14分

あらゆる組織や臓器になるとされる「iPS細胞」を作る際、これまでと構造がわずかに違う別の遺伝子を使うと、がんになるおそれが少なくなるという研究結果を京都大学の研究グループがまとめ、医療への応用に近づく成果として注目されています。

iPS細胞は皮膚などの細胞に3種類から4種類の遺伝子を組み込んで作られますが、このうち1つの遺伝子はがんを起こすおそれが指摘され、安全性の面で課題となっています。このため京都大学iPS細胞研究所の中川誠人講師の研究グループは、がんを起こすおそれのある遺伝子の代わりに、構造がわずかに違う「L−Myc」という別の遺伝子を使ってヒトのiPS細胞を作りました。その結果、作られる細胞の数がこれまでのおよそ5倍に増え、細胞が出来る効率が高まったということです。また、マウスのiPS細胞を受精卵に入れ、生まれたマウスを調べる実験では、これまでは1年後にはおよそ70%が死に、このうちの半数にがんが出来ていましたが、この遺伝子を使った方法では死んだのは10%にとどまり、がんはほとんど見られませんでした。中川講師は、「安全で質の高い細胞が効率的に出来る方法で、医療への応用に向け1つの壁を乗り越えた大きな一歩と考えている」と話しています。
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腫瘍ができにくいiPS細胞を開発 京大 
(産経News 2010.7.27 04:00)

従来とは違う因子を使い、より質の高い人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作製できることを、京都大学iPS細胞研究所の中川誠人講師(幹細胞研究学)らの研究チームが世界で初めて解明し、27日付(日本時間)の米科学誌「米国科学アカデミー紀要」(電子版)に掲載された。

iPS細胞はこれまで、他の遺伝子を働かせる機能がある「cーMyc」などの因子を体細胞に組み込むことなどで作製。同因子はiPS細胞の分化を抑制するなどの働きをする一方、同細胞を組み込んだ部位に腫(しゅ)瘍(よう)ができやすいという問題があった。

そこで研究チームは、同因子と同じ機能をもつ因子「LーMyc」を使って新たなiPS細胞を作製。両iPS細胞を組み込んだマウスを用意し、経過を観察した。

この結果、「cーMyc」を使ったiPS細胞をもつマウスは1年間で全体の約7割が死亡し、そのうち半分以上が腫瘍を発症。一方、「LーMyc」では1年間で約1割の死亡率にとどまり、腫瘍の発症はほとんどみられなかった。

研究チームは、「LーMyc」はほかの遺伝子へ働きかける力が弱く、iPS細胞のがん化する遺伝子が発現しにくくなったと推測した上で、「研究を進め、臨床試験に応用できるiPS細胞の開発に努めたい」と話している。
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中川 誠人 Ph.D
1997年 上智大学理工学部化学科 卒業
1997-1999年 奈良先端科学技術大学院大学修士課程(バイオサイエンス研究科細胞生物学専攻)
1999-2002年 奈良先端科学技術大学院大学博士課程(バイオサイエンス研究科細胞生物学専攻)
2002年 名古屋大学医学系研究科 薬理学講座(日本学術振興会 特別研究員(PD))
2004年 奈良先端科学技術大学院大学 遺伝子教育研究センター 助手
2005年 京都大学 再生医科学研究所 再生誘導研究分野 助手
2007年 京都大学 再生医科学研究所 再生誘導研究分野 助教
2008年 京都大学物質−細胞統合システム拠点 iPS細胞研究センター 助教
2009年 京都大学物質−細胞統合システム拠点 iPS細胞研究センター 講師

コメント(2)

さとしパパさん、このニュース新聞で読みました。すごくいいニュースですね!!

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