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かつらこきんじコミュの文豪が書いた駄作

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先日、シェイクスピアの戯曲を読みました。
タイトルはよくおぼえてないんですが、商人がどうとかいう奴。

これがまあひどい話でして。
金融業の人が契約を遂行しようとしたら、一休さんレベルの難癖で反故にされた挙句、「ざまあみろユダヤ人!」と嘲笑されるという……。
しかも、主人公がその可哀想な金融業の人ではなく、借金踏み倒す商人の方で、彼が正義であるかのように書いている。
全編に亘るユダヤ人差別が、とてつもなく不快な作品でした。

まさかあのシェイクスピアが、こんなひどい作品を書いているとは思いませんでした。

で、思ったんですが、シェイクスピア以外の著名な文豪の方々にも、ひどい作品はあるのではないかと。
そんな隠れた駄作をご存知の方、お教えください。

コメント(3)

そういえば太宰治の作品で、王様を暗殺しようとしたテロリストの話を読んだ事があります。
そのテロリストは捕まった後、妹の結婚式を理由にして、事件と何の関係もない友人を身代わりに牢に置き、あまつさえ自分が戻らなかったらそいつを殺してもいいとまで言うのです。当然ながら、この友人とは後で殴り合いになります。
それに終盤では大勢の人々が集まっている場所に、全裸で現れるのです。全くとんでもない破廉恥漢です。
しかし何故かこのテロリストは最後には許されてしまうのです。これには納得がいきませんでした。
芥川龍之介の短編で、転職しようとする男の話がひどかったです。

主人公は与えられたルールのもとに試験を受け続けるのですが、
最後にそのルールを個人的な理由で破ってしまいます。
なのに試験を与えた側はその主人公の行為を認めたばかりか、
最後までルールを守り通していたらお前を殺すつもりだった、と言うじゃないですか。
なにそれこわい。

なんでもこの話には元ネタがあるそうで、そっちではちゃんと
「主人公がルールを破ってしまったので失敗だ」
と言われ、主人公が道を閉ざされて終わったそうです。芥川版は、とんだ改悪ですね。

途中から地獄とか閻魔とか、前フリもなくいきなり主人公の家族が出てくるとか
脈絡のない展開でどう収拾をつけるのかと思ってたら夢オチ、というのにも呆れました。
もっともそこは元ネタの方も同じだったようですが、
良いところを変えてダメなところを残す芥川のセンスが理解できません。
そういえば、歌舞伎にもひどい話がありました。

仕事上のミスを注意したら、注意されたヤツがDQNで、上司にナイフで斬りかかります。
当然処罰を受けるんですが、こいつの部下がまた全員DQN。
処罰を逆恨みして、原因となった元上司に闇討ちをかけるという話です。

なんでも、そのDQN部下一同の中には、不義の挙句に女房を口封じに毒殺した犯罪者がいるそうで。

作者の近松門左衛門は人気作家ですが、
こんなDQN話を「美談」と言い張るあたり、ゲッツ板谷と同じ臭いがするんですが。

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