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『変珍斎日乗』(惨)。コミュの『おとこはつらいよ』(2007年11月10日)。

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■吉岡秀隆“天才子役”の光と影
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=336544&media_id=10


俳優・吉岡秀隆の『出世作』は何だ?こう問い掛けられたら【返答に困る】気がしてならぬ。

若い人なら『Dr.コトー』か『茶川先生』(@『Always−三丁目の夕日』)あたりを答にしそう。
「もう少し上の世代」ならば、『黒板純』(@『北の国から』)と即答されそうな気もする…齢37
(!)にして、【芸暦32年(!)の大ヴェテラン】なのであるから、役柄は枚挙にいとまがない。

しかしながら。仮に自分なら「もう少し捻った」回答をする…『男はつらいよ』の【満男役】だ。

彼がこの役を演じ始めたのは、第27作目になる『浪花の恋の寅次郎』(1981年8月公開)。
以後、渥美清の死に伴ってシリーズ最終作になった『寅次郎紅の花』 (1995年12月公開)
までの全22作で『寅さんの甥っ子(妹さくらの息子)』役を勤め上げたことになる。これはまた
「10歳から24歳迄」という、彼自身『非常に感受性の強い時期』に演じ続けたことにもなる。

『北の国から』も同様に【スパンの長いドラマ】であったから、彼の役者としての感性は事実上
『この2作品で形成された』と考えても良さそうだ。同時に、『この2作品に巡り会えた』ことで

吉岡秀隆は『子役から青年俳優への脱皮を図ることに成功した』と言っていいのかもしれぬ。

ただ。これがすべて『いいことだったか?』と問われたら。【Yesと即答出来る自信】はない。

他ならぬ『吉岡自身』が、【純と満男のプレッシャーに悩んで自暴自棄の生活を送っていた】
過去を認めているからである…「倉本聰」・「田中邦衛」・「山田洋次」…そして、【渥美清】。

『10歳そこそこの子供』が、これらの『手強い大人達』に伍して【演技という型の自己表現】を
展開せねばならない−その重圧感は、【想像するに余りある】ものがある。また揃いも揃って
【一家言持つクセ者】ばかりっ!歪んだり、押し潰されたりするのも詮無い話とは思わぬか?

それでも、吉岡秀隆は『子役名優になれず』と言うジンクスを見事に打ち破ってみせた。女優
では【高峰秀子】という『偉大なる先達』がいたけれど、『男性俳優で』大輪の花を咲かせた例
を、自分は他に思い出せぬ−もっとも、『繊細でナイーブな役ばかり』って副作用も出たが。


『実像と虚像がまったく違う』と言う例は、芸能人・ことに【演技者】ではそう珍しくもない話だ。

先述の「倉本聰」も「山田洋次」にしても、彼に要求したのは決まって『繊細でナイーブな役』。
倉本の場合は『都会で苦悩する青年像』を求め、主役の体調悪化で最終盤は『主役代り』
に近い役を振った山田は【奔放な伯父さんと対比させるため】繊細なイメージを被せ続けた。
これが【良くも悪くも】吉岡秀隆の『虚像』を型造ったのだが…吉岡本人はそう気にしていない
のかもしれない。実際に『実像と虚像が極端に違った大先輩』を間近に見続けてたからだ…。

『奔放な伯父・車寅次郎』こと渥美清−彼の虚像と【本名・田所康雄】とはまるで別人だった。


http://jp.youtube.com/watch?v=mKn87kzAyS0

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