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River Runs Through ItコミュのLとR

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初めまして、ヤス虫と申します。
 ノーマンがマクリーンのLとRを変えた件で父が何かがったりしているようなシーンがありますが、
ここの意味が未だによくわかりません。

ご存じの方がありましたら教えてください。

コメント(4)

はじめまして、RiverRunsThroughItとFlyFishingが大好きなKOJIと申します。あっかんべー

ヤス虫さんの昔の書き込みが気になりましたので、お正月休みに少し調べてみました。
ご記憶ちがいでしょうか?LとRを変えたのではなく、Maclean => MacLean(大文字のL)に変えたということの様です。

原作の小説(同じ題名:A River Runs Through it /Norman Maclean /1976 by The University of Cicago Press)、邦題『マクリーンの川』(ノーマン・マクリーン著、渡辺 利雄訳、集英社 1993)を見ると、もう少し詳しいことが書かれていました。


p.176 11行目から以下引用します。
---引用ここから-----
 そのあと、おやじは自分がそれまで考えていたことをあらためて考え直し、本当は言いたかったことは言わずに、話題をすり替えた。「お前、まだ聞いていないかい?」と、言うのだった、「あいつ、うちの家族名のスペリングを“Maclean”から“MacLean”に変えたっていうんだ。これからは大文字の“L”を使うっていうんだ」
 「ああ、もちろん」と、わたしは答えた、「その話はきいてますよ。誰も自分の名前を正しく綴ってくれないのに、いやになっちゃった、といってたからね。彼の給料支払い小切手まで、大文字の“L”になってるんで、ついに、弟のやつはあきらめて、ほかの連中のように自分の名前のスペルを改めたってことらしいですよ」
 おやじはこのわたしの説明にも首を横に振った。本当にそういう事情なのかどうかは、彼に言わせれば、この場合関係ないのだった。
 「うちの家族名を大文字の“L”で綴るというのは、ものすごく大変な意味をもっている。これじゃ、うちがマル島出身じゃなく、ただのスコットランド低地出身者だと思う人がでてきてもおかしくないからね」
---引用ここまで-----

原文で最後の1文はこのように記載されています。p.81 line7-11.
---引用ここから-----
My father shook his head at my explanation, its truth being irrelevant. He murmured both to himself and to me, "It's a terrible thing to spell our name with a capital L. Now somebody will think we are Scottish Lowlanders and not Islanders."
---引用ここまで-----


 マクリーンさんの自伝的小説の色合いが強いと言われる本作品ですが、マクリーン一家は、カナダ経由でアメリカに移ってきたスコットランド系移民だったそうです。マクリーンさんは1902年に生まれて、1931年から43年間シカゴ大学の英文科で教壇に立っておられ70歳での定年退職後にこの小説を執筆されたので、お年を召した後に人生を振り返って書かれた小説には自分のルーツともいえる名前に関するエピソードを、父親(小説にあるとおり、長老教会派の牧師でフライフィッシャー)の言葉を借りて入れたのかとも思います。Macleanという名前はスコットランド系に多い名前(発音は「マクレイン」が近いそうです)とのことなので、アメリカに暮らす移民の一家としては自分たちのルーツに対する思い入れがあったのかと思います。一方、弟ポールはそういったことには無頓着でこだわりを見せない性格だったということがわかります。マル島出身(Islanders)というのが、日本で言う山手にあたるのかどうかは私はわかりませんが、こういった複雑な思いもあったのではないでしょうか。

 他にも幼少期のオート・ミールのエピソードも興味深いと思いました。
すごいです!ありがとうございます。
すっきりしました。本当にありがとうございます。
二年前のコメントに回答していただけるなんて思っていなかったので、嬉しさ倍増です。

ノーマンではなくて、ポールが変えたということなんですね。lからLに。

想像力を広げて読むと、借金で首がまわらなくなったから、名前の名義変更をして、二重に借金していたなんて考えられませんかね。違うかな(笑)

こんなマニアックな質問に答えていただいて、ほんとありがとうございます。
ヤス虫さん、
 お礼の書き込み有難うございます。今年のお正月はゆっくり時間があったので良い暇つぶしになりました。そうですね、兄のノーマンではなく弟のポールがスペルを変えた(l=>L)ということです。

 借金を二重にするために名前を変えた(偽名)という読み方は気がつきませんでした。もしかするとそうかもしれないですね。面白い読み方だと思います。

 映画がすばらしいことは間違いないですが、原作もとてもよい作品だと思いますので是非ご一読ください。
そうですね。
だいぶ前に原書を買ったんですが、5ページくらいでしました。(笑)
文章も美しいですね、ちょっと読んだだけでも、詩人なんだなとわかる流麗さがあります。KOJIさんのように、全部読めるようがんばりますね。

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