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30歳以上のクリエイターコミュの【募集】同人ゲーム・シナリオライター

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一緒に同人ゲームを作ってくれる方を募集です。
「シナリオライター」を募集しています。
完成作は、フリーゲームとして公開します。
短編ですが、一作は完成しています。
http://tiara.at-ninja.jp/product_1.html

「学園」「伝奇」「ファンタジー」モノが得意な方を求めます。
画面は、「kanon」か「ひぐらしのなく頃に」タイプか検討中です……。

下記に例ですが、シナリオのサンプルを転載させていただきます。
サンプルの絵も添付させていただきます。
このゲームを作るかは検討中で、企画から携われる可能性があります。

よろしければ、メッセージをください。

よろしくお願いいたします。


■冒頭詩


 あれが見つかった

 何が?

 永遠――

 太陽と共に去った

 海のことさ

 見張り番の魂よ

 そっと打ち明けようよ

 あんなにもはかない夜と

 燃える昼とについて

 世間の評判からも

 月並みな方向からも己を解き放って

 自由に飛んでゆくがいいのだ

 (Arthur Rimbaud)

 ※『ランボー全詩集』「永遠/後期韻文詩」 宇佐美斉訳(ちくま文庫)


■オープニング(人気の無い夜の町)

 シャッと、風を切り、ヤツは瞬間移動でもするかのように、高速で僕の懐に飛び込んできた。
 首の細いジラフとライオンが混ざったような顔をした、ヤツの口から涎が滴り落ちてくる。

 薄黒い歯茎の上下に伸びる鋭く尖った牙が、不気味な光沢を帯びていた。
 そしてヤツは口端を上げ、ニイッと、人間のように嗤った。

 青と黒色の剛毛に包まれた身体からは獣独特の強い匂いがし、その大きな口の匂いと、血の匂いと混ざり合って異臭がする。
 思わず、嗚咽がでた。
 昨夜食べた、美帆が作ってくれたクリームシチューがアスファルトの上に零れる。

 それでも、僕の身体はまったく動かなかった。
 恐怖が頭の中を支配し、電池が切れたラジオコントローラーのように、ただ、立ち尽くすだけだった。

 僕は無様にも、無意識の内とはいえ、ガクガクと足を震わせながらアスファルトの上に倒れるように腰を落とした。
 本能なのか、逃げようと、這い蹲りながら後ろを向いたときだった。
 次の瞬間、背中に激痛が閃った。

 僕は絶叫を上げていた。
 それは、赤ん坊の泣き声よりも甲高い声だっただろう。

 背骨に、何かが、刺さったのが分かった。
 涙と共に悲鳴が出る。

 ヤツの鋭く尖った黒い爪は、僕の背中に食い込み、肉を削ぎ落としていた。
 溢れ出る血が白いシャツに染み込んで、重くなっていくのが分かる。

 ボトボトッと、地面に、鮮血が落ちる。
 紅い血は、意外なことにサラサラとしていた。

 真っ赤な血が、おうとつのあるアスファルトの道路に流れていく。

 まるでその光景は、悪夢だった。
 絶対に見たくない夢。

 また、シャッと鋭い音を立て、ヤツの牙が肩に刺さる。
 肩の筋肉がゴムボールのように歪曲した。

 そして粉砕される。

 ああ、僕は食べられているのだ。

 まるで、野生のライオンが、サバンナで立ち竦むジラフの首に齧りつくかのように。
 僕が、アリやバッタを潰すかのように。

 強い生命体が弱い生命体を食料にする。
 ただそれだけ。自然の摂理。

 僕だって、豚や牛や鳥を食べるじゃないか。
 それと同様なことだ……。

 自分の身体がヤツに食べられていくのが分かる。

 手に力が入らない。

 もう、右腕は死んでいるようだった。
 使い物にならない。変色し、ダランと垂れていた。

 まるで、正座をしていて痺れているかのように、神経が麻痺しているのか、そこは、痛みが無かった。

 このまま、ヤツに食べられてしまう。
 僕の体の中は、軟体動物のように無力だった。

 どうして、こんなことになってしまったのだろう……。

 いくら考えても答えは出なかった。
 もしかしたら、答えはないのかも知れない。

 それでも考えてしまう。

 なぜ、僕が選ばれたんのだろう。
 どうして、僕じゃなきゃいけなかったのだろう……。

 そこにあったのは、希望ではなくて、明らかに、絶望だった。
 ガリガリと、僕の肩は無くなり、やがて、腕がポトンと地面に落ちた。

 そして、ドサッという無機質な音がした。
 辛うじて滲みながらも見える眼に、星の降るような夜空が、四角く切り取った空間に浮かんで映っていた。

 黄色い星々が黒いキャンバスの上で、ユラユラと揺れ動く。
 痛みは絶頂に達していた。

 何度も何度も、ヤツは、僕の腕や足に齧り付き、食べていく。
 右足が半分以上なくなっていた。

 相当な量の血が流れ、アスファルトに小さな池を形成していた。
 これは、拷問に等しい。

 生きたまま僕は食べられているのだから。

 何度も気絶しては、苦痛でまた目覚めた。
 大量出血でも、まだ、死ねないらしい。

 眼は霞み、風景が歪んでいる。
 血が足りないのか、頭が働かない。
 脳まで血が回らないのだろう。

 僕は祈った。
 この苦しみから解放されますようにと。

 頼むから、楽に殺してくれと。

 もしかしたら、声に出していたかもしれない。
 だが、それがはたして、ヤツに通じているのだろうか。
 豚や牛や鳥の言葉が、僕には分からないように、ヤツにも僕の懇願の声は通じていないのではないだろうか。

 やがて、目蓋が重くなり、僕の眼に映る世界は、暗闇に支配されていった。
 やっと、痛みから、苦しみから解放される。

 僕は、微かに安堵し、歓喜の声を上げた。

 ヤットカイホウサレル……。

 だけど、まだ、悪夢は続く。
 なぜなら、僕は、不老不死になったのだから。

 ハハハ。

 手や肢の根元から、ブクブクと紫色した小さな気泡が現れては、再生していく。
 そして、また、再生した部分が食べられる。

 終わらない苦痛。

 何度も、繰り返される。

 ただ、ヤツに食べられるためだけに存在する僕。

 ねえ。

 そこにいる君。

 いるんだろう。

 僕をジッと見ている。

 そう。

 あなただよ。

 見ていないで、どうか、僕を助けてよ。

 助けて……。

 助けて! 助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助けて。助け……。

■主人公の自宅(アパートの一階)

 部屋の向こうから、伝説のロックミュージシャンの叫び声がする。
 多分、ミック・ジャ○ーだろう。
 嘘だ。

 外から、複数の雀の鳴き声が聞こえていた。
 それに、バイクや車のエンジン音や走る音が、多少、聞こえる。

 薄めのカーテン越しに、黄金色の光が部屋の中に入り込んできていた。
 だんだんと意識が現実に舞い戻される。

 僕は、ベッドの上でパジャマ姿のまま、意味も無く横に回転する。
 しかし、何度転がっても、芳香剤から流れてくるラベンダーの花の香りを嗅いでも、時間が昨日の夜には戻ることはなかった。
 当然といえば当然のことだ。

 残念ながら、朝だ。
 ラジオ体操で云うところの、希望の朝である。
 アメンボ、赤いな、朝なのだ。

 ふう。
 口笛を吹いたわけじゃない。ため息が出たんだ。
 演劇部でもないのに、早口言葉を披露してしまった。
 まだ、僕の口業は衰えていないようだ。

 不意に眼を窓に向ける。
 カーテン越しに見ても、外は晴天らしいことが推測できる。
 
 なんだか、昨夜は、ひどい悪夢を見ていたような気がする。
 心なしか、自分の身体が存在しないような錯覚に囚われた。

 その時、フラッシュバックとでも云うのだろうか。
 一瞬、僕の頭の中で何かの映像が雷光のように閃っては消えていった。

 ――女の子?

 なんだかとても懐かしい気がする。
 昔、どこかで会っていたような、そんな親近感を抱いてしまう。
 けれども、どんな夢を見たのか思い出そうと記憶の糸を辿ってみても、思い出すことはできなかった。

 あれ?
 なぜだか、僕は泣いているようで、目蓋の下が濡れていた。
 一筋の涙が頬を伝う。

 しかし、そんなことより、さっきから背中が痛い。
 回転しすぎたせいで、ベッドからフローリングの床に転がり落ちていたようだ。
 気づけよ、我輩。

 むむっ。
 いつのまに、自分の呼び名が我輩になっているんだ……。
 まあ、いつも、僕と呼ぶわけではないし、たまに変化することだってあるさ。

 拙者、そういうわけで、床に手を突き、反動で颯爽と起き上がろうとした。
 その時。
 
 グキッ。

 ぐはっ!
 手首の間接が情けない音を立てた。
 あぅ、痛すぎる……。
 僕は、あまりの苦痛に、フローリングの床を転げ回った。

 うぅ……無念。
 そして、僕は、玄関の前で右手を伸ばし、うつ伏せになった状態でバタリと倒れた。

 ガチャッ。
 その時、玄関の鉄のドアが軋む音をたてて開いた。
 ガキン、ガキン!
 多分、チェーンロックが作動したのだろう。

 ガチガチガチッ……。
 ブチンッ!
 なんですとぉ!
 鋼鉄のチェーンを、き、切りやがりましたな……。

 ギィッ……。
 ドアが開き、目映い光が隙間から入り込んでくる。

 そして、眼の前に、制服を着た見知らぬ美少女が現れた。
 というか、このギリギリのアングルは……。
 スカートがあと少しでも短かったら、中身が見えたであろう。
 とても惜しかった。

「……わ! きゃっ! お、おはよう、ゆーだい君。ど、どうして、アメリカ軍ホフク前進ごっこしてるの? あゎあゎ……」
 この、あゎあゎと、アタフタしている少女は、幼馴染の響子だ。
 多分、一人暮らしという環境で、朝に弱すぎる僕を起こしに来てくれたのだろう。
 当然ながら、普通、女の子が男の部屋のチェーンロックをぶち切って入ってくるはずが無い。
 それでも部屋に入ってくる理由は、朝、ちゃんと起こしに来ないと、僕が響子の鞄の中にヘビ花火を入れてモコモコさせたり、給食に響子の嫌いなタマネギの酢漬けを山盛りにさせたりしたというような、日常の積み重ねの結果である。

「それは、きっと、太陽が眩しかったからさ……」
 僕はクールに、有名な、アラン・ドロンのシュールな台詞を返した。
「……そうなんだ。永遠はあるよ、そこにあるよ……」
 すると、もっとシュールすぎるレスポンスが返ってきてしまった。
「………」

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