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トラウマティック銀幕コミュの裸のランチ

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とんでもない勘違いの多いグラコロだが、またもや!
ターザンの原作者は私生活もかなりお騒がせのひとだと思ってた。
ゴメンネ、E・R。バロウズ違いだったのね。

「裸のランチ」

害虫駆除員のウィリアム・リーは駆除剤が足りなくて仕事をミス。
作家仲間たちからは馬鹿にされ、駆除員の同業者たちからも笑われる。
実は妻がクスリがわりに使っていたから。除虫菊は「文学的にハイ」になれるらしい。
妻に誘われるまま駆除剤にのめり込む。クスリや作家をやめて真っ当な仕事を得たのに。
麻薬捜査官に逮捕されて無罪を主張すると、駆除剤が巨大ゴキブリに効くか試すことに。
でも、なぜか捜査官が部屋を出て行き、ウィリアムとゴキブリだけが残される。
すると、巨大ゴキブリが話し出す。「お前はおれの部下だ。指令をもらってきた。
お前の妻はインターゾーン商会からの回し者だから、彼女を殺せ」
シャブ中で幻覚がひどいと思ったウィリアムは専門医のベンウェイの元に。
治療薬としてブラジルのムカデの粉末をもらい家に戻ると、妻が友人のハルとファック中。
医者からもらった薬でラリったまま、ウィリアム・テルごっこをして妻を射殺。
警察の追跡を逃れて入ったゲイバーで、化け物か宇宙人のようなマグワンプを紹介される。
「指令をもらってきた。インターゾーンに潜入して報告書を書いて送れ」
ウィリアムは質屋でタイプライターを購入し、インターゾーンに行くことにする。
いきなりつきまとってくるのは、ムカデのブラックミート業者のハンスだ。
「あんたはベンウェイに雇われているのか?コンタクトをとったのか?」
いくら否定してもしつこく食い下がる。たまたま入ったカフェにジョーンそっくりな女が。
ハンスは作家トム・フロストの妻ジョーンだと言う。ウィリアムは頼む。「紹介してくれ」

ゴキブリもムカデも大嫌いだけど、これだけウジャウジャ出されると麻痺してくる。
巨大ゴキブリなんかグロテスクというよりユーモラスというかキュートとというか(麻痺)。
それにしても作家とは因業な商売だな。妻もゲイの恋人もまるで書くための肥やし?
スーツを粋に着こなした駆除員が、クスリ漬けの作家に戻るとどんどんボロボロになる。
こちらからモラルなしのあちらの世界インターゾーンに場所を変えても、
ムカデのブラックミートやマグワンプの頭の管から出る分泌物のクスリに頼って書く。
インターゾーンはアラブのカスバっぽいけど、特産品のムカデはブラジルのもの。
住人はゲイだらけ。ジュリアン・サンズのオウムの化け物が若いツバメを蹂躙するのにゾッ。
でも、マグワンプとともに化け物の造形が面白い。メン・イン・ブラックのエイリアンみたい。
ピーター・ウェラーとジュディ・デイヴィスのカップルはもう最初から不幸の予感。
イアン・ホルムがどんなキモい役かと楽しみにしていたら、意外にもおとなしかった。
今回のトラウマはキモいのはこっち!!スゴイかぶり物のベンウェイ・ロイ・シャイダー!!
ちょっとだけマジンガーZのあしゅら男爵みたいなことをやってくれるぞ!

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