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トラウマティック銀幕コミュの偉大なるアンバーソン家の人々

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オーソン・ウェルズの映画といえば「市民ケーン」。他には?
たしかアンソニー・パーキンス主演の「審判」を観たような。映像が素晴らしくて、
イエスの「ロンリー・ハート」のPVが真似してた。でも、内容は覚えてない…。

「偉大なるアンバーソン家の人々」

町の名家であるアンバーソン家。一家の娘の結婚に町では噂話が飛び交う。
イザベルが選んだのは意外にもウィルバー・ミネファ。恋人のユージン・モーガンでなく。
実はモーガンが酔っぱらって楽器に尻もちをついて壊し、イザベルは怒って婚約解消したのだ。
ミネファ夫妻には男の子ジョージが生まれた。一人っ子で甘やかされ放題に育ち、
成長すると全寮制の大学へと進むが、高慢でわがままなのは変わらなかった。
大学休暇で実家に帰省したジョージのためにアンバーソン家ではパーティが開かれた。
二十年ぶりに町に戻ったモーガンも招待されていたが、ジョージは初対面から敵対心を持つ。
でも、彼の美しい娘ルーシーには一目で魅かれ、強引にデートに誘う。
ジョージはモーガンの全てが気に入らない。発明家なのも。彼が開発した自動車も。
父の投資先の会社の経営が芳しくないと聞いたら、それがモーガンの会社だと決めつけたり、
伯父がモーガン贔屓なのも、叔母がモーガンをやたら家に招待するのも気に入らない。
そんな中、父のウィルバーが心労で急死してイザベルとモーガンの再婚話が町で広まる。
それをファニーから告げられると、ジョージは怒り狂って噂の主宅に押しかけてどやしつける。
ルーシーにプロポーズしても、大学卒業後に働く気のない相手だから色よい返事をもらえない。
ついにジョージは夕食の席でモーガンを侮辱したり、家を訪ねてくるモーガンを追い払ったり。
イザベルは恋人よりも息子を選び、母子二人で旅に出る。だが、病いを得て町に戻った時はすでに…。

27歳のオーソン・ウェルズによる映像実験のさらなる成功作品。超絶映像美。
ある名家の興亡をカリカチュア的に描く。冒頭部分はコメディっぽく、
最後は落とすだけ落としておいて、でも、救いのあるエンディング。
ドラ息子ジョージが不自然なくらい嫌なやつに描かれていて、それでも惚れちゃうルーシー。
冷たいとなじられようと、わざと笑顔でジョージを旅出させたあとで薬局で失神。
キラー・スマイルのアン・バクスター。あんなやつにはもったいない。苦労するぞ!
それにジョゼフ・コットンのモーガンもいい人すぎる。義父としてやっぱり苦労するぞ!
今回のトラウマは叔母のファニー。実は若い頃からモーガンにずっと片思いで独身のまま。
おいのジョージと年の差を越えて、まるで子供のように口げんかしてはヒステリーを爆発。
アグネス・ムーアヘッドの怪演ぶりはすさまじく怖い。え?「奥さまは魔女」のサマンサのママ!!





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