玉川スミコミュの国立はじまる！

ごあいさつ

昔昔亭笑海です。

お日様とお月様と雷様が一緒に旅行をしました。
夜は宿でドンチャン騒ぎ。
明くる朝、雷様が目を醒ますと一緒いたお日様とお月様の姿がみえません。
宿の人に
雷様「あの～、お日様とお月様は？」
宿の人「今朝早くお発ちになりました。」
雷様「ええっ！もう発った？はぁ～！月日が経つのははやいなぁ。」
宿の人「雷様はどうなさいます？」
雷様「私はもう少しゆっくりして夕立に致します。」
なんてね、ホント月日が経つのは早いもんでもう師走。
この『師走』の文字を見ると思い出すのが横断歩道の信号の
点滅に駆け出す我が師、故春風亭柳昇の後姿。
遥か前方の信号が点滅しだすとダッシュするのだ。
師匠80歳前後の出来事である。
コッチはそんな行動するとは思って無いから出遅れる。
でダッシュのかいなく信号は赤に成り信号待ち。
師走曰く『グズグズしてちゃいけないんだね。これが戦争だったら
あーゆーものがチカチカしはじめたら爆弾が落ちてくるんだね。
今頃みんなしんじゃってるね』だって。
なんでも戦争に喩える師匠でした。
そんなことをするのはウチの師匠だけかと思ったら皆さんに聞いた
ところによると落語芸術協会の大正生まれのお師匠方はほとんどの
方が80歳前後でも信号が点滅しだすと駆け出すんだそうです。
ボクもそんな元気な80ジジイになりたいものです。
落語芸術協会の大正生まれの女性も忘れてはいけません。
玉川スミ師匠です。我が師匠と同い年で88歳芸能生活85周年。
最近物忘れがはげしく歳をとるのも忘れたそうです。
12月上席は国立演芸場で記念興業。我を忘れて頑張るそうです。
協会の色物のトップとして突っ走ります。まさに『師走』です。
あっついでにボクも出演しますスミ師匠に教わった踊りを披露します。
あと口上も出るかも。おみのがしなく。

そんなわけで、落語芸術協会12月上席国立演芸場のご案内です。

======【国立演芸場(12月1日～12月10日) 】======
１３：００～１６：１５
※５日夜の部有り
※７日は貸切のため入場できません。
・・・・・・＜昼の部＞・・・・・・

13:00 笑海
13:15 コントD51
13:30 寿輔
13:50 お楽しみ（西川洋禄・小天華・扇鶴・スミ） / ～仲入り～
14:55 口上
15:05 対談玉川スミ・古今亭寿輔
15:20 笑三
15:40 日替り出演
16:00 主任:スミ