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中国 コミュのアイスプラントで「塩害対策+商品作物栽培」

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いま、私が「いろいろな意味で」注目している植物が有ります。塩害対策と同時に商品作物として作れないか。


 フランスではフィコイドュ・グラシアルとよばれ、フランス料理の高級食材として注目を集めているアイスプラント

リンゴ酸にナトリウムやカリウムなどのミネラル類、そしてカロチンを豊富に含み栄養学的にも優れているとのこと。粒々の部分は水を蓄えるプラッター細胞と呼ばれるモノらしい。
アイスプラントは南アフリカ原産。土壌の塩分を吸い取る能力があるため、佐賀大学農学部が有明海沿岸の塩害対策に役立てようと植えていたのがきっかけだった。しかし、どんな環境でも生育でき、生食すると塩味がする。塩害対策だけでなく、商品野菜としても役立つ不思議な植物がアイスプラント。害虫に強く無農薬栽培も簡単。
http://ascii.jp/elem/000/000/140/140735/



中国での不良土は全耕地(1.0億ha)の1/3に当たる。その中でも塩性(アルカリ性)土壌は720万haあり、大きな問題です。なお、作物のできない塩の土地を塩砂漠と呼ぶ。中国の塩害、アルカリ害の発生地域は次のとうりです。
?乾燥・半乾燥地帯での塩・アルカリ土:
内陸の西北部の閉鎖水系付近で、乾燥気候による蒸発によって発生する土壌表面での塩類・アルカリ集積がある。

?東部の半乾燥・半湿潤地帯の塩・アルカリ土:
春季の干害、夏季の冠水の被害があり、地下水と土壌の間を塩・アルカリ性分が季節によって移動することで発生します。

?東・南部の海岸地域の塩害:
干拓との関係から塩害の問題があります。

塩性土を農耕地として利用するには、土壌中の塩類を除く脱塩が必要で、?水利的(灌漑、排水、洗脱、水稲栽培)、?農業的(土地整理、耕作、施肥、播種、輪作、混作、客土)、 ?生物的(耐塩性作物や緑肥の栽培や植林)、?化学的(改良物質の施用)などの方法があります。
塩性土が作物に害を与える主因は、土壌中の塩(アルカリ)分が地表に集積するためです。地下水位が高くなると、塩分を含んだ水が土壌中を上方に移動して塩類が集積し、地表面に塩が析出します。


●注目しているのは、「塩害対策だけでなく」その珍しさ、味。
 その内容は別コミュに書きます。私の管理コミュ内で連携掲載させて戴きます。

水耕栽培、塩味のする「アイスプラント」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=37300682&comm_id=2724545

塩味の付いた☆アイスプラント(雫菜・バラフ)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=37300855&comm_id=2724655

コメント(6)

近年中国では人為的、気候的な要因により砂漠化が急速に進んでいる。近年は、1年に2,460平方?(富山県の面積の約6割)のスピードで砂漠化が進行している。砂漠と砂漠化した乾燥地、塩害地等の総面積は、日本の国土の約7倍に当たる262万平方?(中国全体の27.3%)に達した。
http://blog.new-agriculture.net/blog/2007/08/000310.html


【塩害とは何か?】
 乾燥地では降雨量が少ないので、河川や地下水から採ってきた水を散布することで、かんがい農業を行ないます。この水をうまく排水すれば問題はありません。しかし、排水が十分にできない場合は、水が土の中に貯まります。この水に土の中にある塩分が溶けていきます。さらに、かんがいを行なうと、地表から土の中に浸透する水と塩分を貯めた土の中の水が毛細管現象でつながってしまいます。乾燥地では、強い日差しの下で蒸発散量が大きいため、水分の蒸発に伴い土中の塩分が毛細管現象で地表に持ち上げられ、表面に集まります。塩分が表土に堆積してしまうと農業は行なえなくなります。

 もっと塩分の堆積が激しいと土ごと取り除くことになります。塩害を通じた土壌喪失です。これまた問題です。植物が生育しているのは土壌表面から30cm程度のところですが、土壌の生成速度は1cmについて200〜300年と推定されており、30cmの表土は6000〜9000年という長い期間をかけて形成されたものです。これが失われることは、農業生産力をほとんど放棄することに他ならないのです。メソポタミア文明が滅んだのは塩害が原因だといわれています。

【佐賀大、アイスプラントで中国塩害対策】

 やはり、同じ事を考えていました。そりゃそうですね。
結果がどうなったのか、報告が有れば嬉しいのですが・・・

http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=811075&newsMode=article

−−−−
佐賀大学農学部の研究グループは、根から塩分を吸収する特性がある植物「アイスプラント」を使い、中国の塩害対策に乗り出す。被害が深刻な黄河上流域の甘粛省から招聘(しょうへい)され、砂漠化防止の土壌改良へ向けた交流を始めており、年内にも現地で試験栽培を実施する。

 アイスプラントは南アフリカ原産で、ザクロソウ科の一年草。ホウレンソウ大の葉をつけ、根から塩化ナトリウムを吸収し、茎や葉にある袋状の透明な細胞に蓄積する。塩を吸収する能力は約1キロの個体で約14グラムと高く、乾燥などにも強い。

 佐賀大の熱帯作物改良学研究室は、干拓地の塩害対策への活用を探るとともに、塩味の新野菜として「バラフ」の名称で商標登録している。
−−−−

商標登録ですか。「バラフ」は商品名には使えませんね。
「アイスプラント」の方が良いと思いますが?・・・
写真では「クリスタル・リーフ」って書いてあるけど?これはもしかして?
【健康に良い高級食材へ―新野菜アイスプラントを手掛ける】


もう少し詳しい記事が有りました。実際に栽培を手がけた人の記事です。
 http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=3051&mode=0&classId=&blockId=362810&newsMode=article

−−−抜粋引用
 恩師の教授が20年ほど前、中米に行った際、そこで見つけたアイスプラントを食べて塩辛いという印象を焼き付けて帰ってきた。その時、中東のアラル海で塩害が問題になって、研究室で塩害対策の研究に携わっていた。塩味を覚えていた教授が、アイスプラントを栽培すれば塩類を吸収、除去できるとひらめいて研究が始まった。

 一昨年の福岡市内のスーパーでの試験販売では消費者の反応は上々。昨年11月下旬から富士町の農家6戸が本格出荷を始めた。フランス料理店のシェフも高い関心を示すなど、新しい食材として期待は大きい。シャキッとした食感、キラキラと輝く粒々が表面を覆う外見、そして塩味という今までにない特色が目を引いたのか、店頭価格が70〜100グラムで300円弱と割高にもかかわらず、「もっとどんどん売ってほしい」という声が聞かれる。

 今、2年後の農業法人立ち上げを目指して準備を進めている。そこでは低コスト高品質のアイスプラントを生産できるよう栽培技術やメニュー開発など手掛け、市場でのブランド定着を目指す。

 露地栽培では塩分濃度の調節ができずに味にえぐみが出る。そのため塩分調節がしやすい水耕栽培を進めているが、栽培管理をしっかりやらないと、塩分濃度にばらつきが出て、塩分をためる細胞の付き方も変わって見た目も違ってくる。

干拓地で栽培すると、かなり塩分を吸収することは分かった。だが収穫した後は味にえぐみが出るなど食材としては利用できず、どう活用するのかというめどが立っていない。経済性が伴わないと農家も栽培しない。

さらに新しい利用法の模索も続ける。アイスプラントから塩分を取りだして「植物からできた天然塩」として商品化する、あるいは環境問題で水質改善に活用するなど多様な試みが考えられる。
−−−−

なるほど、まだ、先は長そうですね。でもそう言う方が「おもしろい」。
【「JAさが」は「プッチーナ」】

プッチーナ名で売っているようです。販売元や料理法、栄養価、販売時期等については、下記をご覧下さい。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=37300855&comm_id=2724655
科学的な側面から、海水利用の可能性とアイスプラントの抗酸化性機能向上の検討。

与える塩分濃度食品の最適値よりも倍程度以上高い方が抗酸化機能は向上する。
塩害や海水利用を検討するなら、これは都合がよい。食べ方を工夫する方が簡単だからだ。
ようは、発想の問題だと思う。


http://www.biomol.med.saga-u.ac.jp/ishoku/nose-0508.pdf【抜粋】
−−−−−
アイスプラントは,ザクロソウ科マツバギク属に属する南アフリカ原産の一年生草本で,海水と同程度の塩を含む土壌でも生育できる塩生植物である.本種は塩以外にも,乾燥,強光,及び低温といった環境ストレスに対する耐性が高いことがしられる.最近の研究から,本種がストレスに対応して,有機酸,アミノ酸,糖,抗酸化物質等の機能性の高い物質を蓄積することが明らかになった.

ラジカルの代表物質である活性酸素は,様々な疾病の原因である事が知られ,食品に含まれる抗酸化物質・ラジカル消去物質が健康増進効果の面から注目されるようになっている.しかし,アイスプラントの食材としての抗酸化能は全く知られていない.

ラジカル消去能は,DPPHを50%消去するのに要する抽出液量とし,塩処理前の必要量(アイスプラント基準値)を100とした相対値で表した.培養液のNaCl濃度を400mMとしたときのラジカル消去能は,塩処理後7日目に205となり,その後も173〜183と安定した高い値を維持した.また,サラダ菜・サニーレタスがそれぞれアイスプラント基準値の約90であった事から,塩処理後消去能は2倍近く増加することが明らかになった.0mM,100mM,及び200mM NaCl処理区では,塩処理後7日目にそれぞれ116,91,及び102となった.14〜21日目にはいずれの塩処理区も消去能は低下し,約65〜85であった.その後,35日目で再び約110〜140まで上昇し,それぞれの塩処理区で最も高いラジカル消去活性を示した.

【結論】
以上の結果から,アイスプラントは培養液のNaCl濃度が400mMのときに極めて高いラジカル消去活性を示す事が明らかとなった.嗜好性の面から食用として適していると考えられるのは,培養液のNaCl濃度が0mM,100mM,及び200mMで,その期間は塩処理を開始してから7〜35日である.これらのラジカル消去能をサラダ菜・サニーレタスと比較すると,塩処理後14〜21日は同程度,7日及び35日目にはそれらを上回っていた.アイスプラントの野菜としての抗酸化性はサラダ菜・サニーレタスより高いと考えられる.
健彩のソムリエで売っていました。500g1100+600円となりますね。
作っている人の紹介や、食べた人の感想も出ています。

「アイスプラントはそれ自体に塩味がついていて、とても美味しい野菜ですが、料理に併せると、味つけが難しいという側面ももっていました。
雫菜(しずくな)はアイスプラントの中でも、塩味が控えめになっているので、他の調味料と併せても使いやすくなっています。」

と成っていますので、低塩分の水耕栽培と思われます。

http://kensai-sh.sv1.allin1.jp/goods/1196650165108/
−−−−
販売価格 1,100円 (税込 送料別 手数料別)
生産地 佐賀県佐賀市
メーカー 石丸農園
配送 通常便
内容 【100g入りパック×4パックセット】
【500gバラ入り】
下記商品オプションよりお選び下さい
送料 全国一律600円(北海道・沖縄・離島を除く)

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