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Inclusion☆コミュの壮大なストーリー

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なんと申しましょうか
適当にはじめたみんなで連続小説がメロに好評のようなので
ちょっとまとめてみました。

続きをよろしくお願いします。
ある程度たまったら削除してまとめますので
気にせずどんどん書いてください(´゚c_,゚` )

コメント(7)

7月になった途端うだるような熱帯夜が続き正直まいっていた。
会社はクールビズだかなんだか知らないが設定温度を26度にしている。
それでも自宅にいるよりはよかった。
安月給のしがないサラリーマンのヤミコにとって自宅でクーラーをつける余裕などなかった。
電気代すらあえて払ってない状態なのだ。
これから夏本番を迎えるのかと思うととても若いころのようにワクワクした気分にはなれなかった。
海に行きたい。
最近無性に思うようになっていた。
ワカメを海パンに入れて「どうだ!すごいだろう!」などとふざけてたころが懐かしい。
ビールを飲みながらよくナンパをしたもんだ。
思い出し笑いをしてニヤニヤしていた。

ふと思う。
俺はこのままでいいのか?
この先俺はどうなるんだ?
俺は社会に必要とされているのか?

気づいたらヤミコは走ってた。ただひたすら走った。
(旅に出よう)
ヤミコは決心した。

とりあえず名古屋駅に行こう。
キュートなヒップの女の子でもナンパして旅行しよう。
思えばここで冷静に考え仕事に戻るべきであった。
しかしヤミコは冷静ではなかった。
眼は血走り獲物を探していた。

「あら?あなたは・・」
ふいに背後から声を掛けられた。
振り返ると一人の女性が立っていた。
ヨン子だと気づくまでにそう時間はかからなかった。
「おひさしぶりね」ヨン子はとまどいながらも冷静に努めようとしていた。
ヨン子とは3年前まで恋愛関係にあった。
しかし彼女の尻ドルとして芸能界デビューをしたいという夢を叶えるため
ヤミコは彼女の前から姿を消したのであった。

ヨン子は一段と美しくなっていた。
それにひきかえヤミコは麦わら帽子に、ランニングシャツ、短パン、パラソルを差したリュックサック
そして下駄履きという姿であった。
この姿はヨンコにだけは見られたくなかった・・・

「あ、ああ・・」
俺は目線に困りヨン子の後ろに目をやった。
そして凍りついた。
おれの目線に気づいたのかヨン子はいった。
「今あの人と付き合ってるの」

「はる・・」
まぎれもなく彼は「はるるん」であった。
無駄に長い前髪。
彼は細いジーンズのポケットに指先だけ突っ込み軽く会釈をした。
腕には黒ポンをあしらったタトゥーがTシャツの袖からのぞいている。
あのころとちっとも変わってなかった。

はるは気まずそうに軽く会釈をした。
そう2人は幼馴染であった。
小さい頃からヨン子との3Pをうまく交渉できないかと悩んだ仲でもあった。
「ねえヤミコ・・」
ヨン子が声を掛けた。
ヤミコは振り返らなかった。
(今はカップルとしてうまくやっている2人を邪魔できない)
ヤミコは蒲郡へと向かった。

もはや女の子をナンパするなんて気分ではなかった。
キュートなヒップの女の子・・・
まさしくヨン子のことであった。
俺は引きずっていた。
そのことに初めて気づいた。
電車に揺られながらヤミコは泣いた。

気づくと競艇場の前まで来ていた。
そこはかってヨンコとのデート場所であった。
VIP室ではあんなことこんなことしまくってた二人の思い出がいっぱい詰まっている。
「なんでここへ来てしまったのか…」
まだ未練があるのか・・そう思いながらVIPルームから外を覗くとレースの結果が表示されていた。
その結果は初めてヨン子と一緒に見に行った時に2人で買って当てた着順だった。
「ここにいても仕方ない」
そう思ってVIPルームをでようとしたその時・・

ビールを片手にカニを肩に乗せ厚い唇が印象的な男と出会った。
名前はマチといった。
お互い何か似てるとこがあると直感でわかったのか、
言葉も交わさないうちに二人は恋に落ちた。
そして唇を合わせる二人。
ドクン!!
マチの股間が躍動した。
ヤミコは驚いた。まだ何もしてないのに・・・
「サーセンwww」屈託のない笑顔でマチが言った。
ヤミコは黙ってその場を立ち去った。
「おいおいおいちょっと待てよ」
マチが呼び止めるのも聞かずヤミコは競艇場を後にした。

「コケにしやがってええええええええええええ」
マチは怒りに震えていた。
「ふんっ!あいつの行くところはわかってる」
「俺にはなんでもわかるんだぁああああああああ!!!」
マチは一目散に走った。

ヤミコは途方に暮れていた。
頭にはヨン子との楽しい日々が走馬灯のようによみがえる。
ヤミコは頭を振り思い出から逃れようとした。
「そうだ!メロだ !メロに会いに行こう」
彼女なら俺のこの気持ちを癒してくれるに違いない。
ヤミコは東海道本線新快速に乗り名古屋へと向かった。
ヤミコは名古屋の街を歩きだしメロを探した。
だがメロは謎の女性。本名や住所も何も知らない。
どうやって探そう…
探すといえば井上陽水の歌を思い出していた。

探し物はなんですか?
見つけにくいものですか?

こんな歌を歌っているうちに、何を探していたのかすっかり忘れていた。
「あれ?俺は何しにきたんだっけ??」
「あれ?ていうかここはどこだ?」
ヤミコは辺りを見回した。 まったく見覚えがなかった
「ここは・・・広島じゃない!!」
「おれは・・おれは・・なんでこんなとこにいるんだ??」

「ウーン…僕アフォちゃんだからわかんないにょ」と
/(^o^)\←こんなボーズで名古屋駅のプラットフォームでおどけてみせた。
周りからの冷たい視線にもヤミコは笑顔で応えていた。
もうメロのことなんて頭からすっかり消えてしまっていた 。
何をしにきたのか思い出そうと頭を抱えてしゃがみこんでいた。
すると、誰かに肩をポンポンと叩かれた。
振り返ってみると顔の真っ黒な男性が立っていた。
ヤミコ「あなた誰にょ?」
男性「僕の事を忘れたにょか?」
ヤミコ「にょ語だ・・・ということは・・・」
にょ語は、瀬戸内海の「にょ島」だけにある独特な方言なのである。
男性「わかんないなら僕のお尻を見せてあげるにょ」
と、いきなりヤミコの前でお尻を出したのである。

それも10センチくらいの至近距離であった。
「そのホクロは、黒さん・・・」
と、言ったとたん、あまりの臭さにヤミコは意識を失ってしまった。

気がつくとヤミコはベッドに横たわっていた。
奥でコトコトと調理の音がする。
頭が割れそうに痛む。 鼻は曲がっていた。

「黒さん?」 ヤミコは思い出したように起き上がろうとした。

「無理はしないほうがいいわ」
奥から料理を運びながら女がいった。
「?」
女はわざと無視しているのかこちらを見ることなく、食事の準備をしている。
「メロ!?」
「さあ!準備できたわ!まずは食べてちょうだい!」
メロは腰に手をやり天真爛漫な笑顔で言った。
「メロ・・・俺は・・俺は・・」

「そろそろ入ってもよろしいですかね」メロの後ろから男が出てきて言った。
「ヤミコさん困るんですよねーこんなところをウロチョロさると」
「黒さんっ!!」 ヤミコは黒さんをにらみつけ言った。
「まあまあまあ落ち着いてください」 黒はヤミコの前にどっかと座るとこう言った。
「実はですねヤミコさんにお願いがあるんです」

と、黒は突然着ていた筋肉マンのTシャツを脱ぎ、
後ろのポケットにキティちゃんの顔がついたズボンも脱いだ。

「そ、それは・・・」思わずヤミコは絶句した。
黒は黒いブラジャーと黒いレースのパンティをしていたのであった。
「実は僕オカマバーでセクシーダンサーをしてるにょ。お店ではブラちゃんて言われてて、結構人気あるにょよ」
と、腰をクネクネさせながら華麗なダンスをして見せた。
ヤミコは黒のあまりのセクシーさに魅了され言葉を失っていた。
「なに見とれてるのよ、恥ずかしいにょ・・・」
ヤミコの視線に黒も少し照れてしまったようだ。
「と、ところでお願いってのはなんだにょ?」 と、鼻息を荒げながらヤミコは聞いた。
「実は、一緒にユニットを組んでくれないかにょ?」
黒は色違いの白のブラジャーとパンティをヤミコに渡した。
「これを着て一緒に踊ってほしいにょ」
(俺の目標が見つかった!)とヤミコは思った。

ヤミコは昔から下着に興味がありすぎて色々下着屋さんに出入りして物色してたのだ。
もちろん下着泥棒で捕まったことなんか星の数ほど。
そんな下着好きのヤミコはいつしか下着を身につけたいと思っていたのでいい機会だった。
全裸のヤミコにブラが下着の衣装を渡すとヤミコはすぐさま着替えた。

「とても似合ってるにょ」
ブラが褒めた途端ヤミコは満面の笑みを見せてくれた。
「さぁ踊りを練習するにょ」
そう言って近くの公園に向かうため下着姿の二人は家を出て行った。

「さて、2人とも出ていった事だし掃除でもしましょうか」
メロは部屋の掃除を始めた。
トイレ…リビング…自分の部屋と掃除をし、あとは黒の部屋を残すのみだった。
しかし黒は絶対に部屋に人を入れないのでいつも鍵がかかっていた。
今回もそうだろうと思いながらもメロはドアノブを回しみた。
「ガチャリ」音を立ててドアが開いた。
「え?開いてるわ!」
部屋の中をのぞいてメロは愕然とした。

汚すぎ!!汚すぎじゃない??なに?この部屋
ここは便所じゃなぃっての!!
と言いつつメロは掃除をはじめた。
机の整理をしていると写真立てが置いてあった。
「あの人ったら、写真なんて興味ないとか言っときながら・・」
と、何気なく見ると2人の子供の写真であった。
「子供?」
それはまぎれもなくヤミコと黒の少年時代の写真であった。

「困りますねーメロさん」
ドアには黒が立っていた。
メロはなんとかごまかそうと
「ああ部屋が空いてたので掃除をしようと・・」
「見たんですね」
「え?」
「写真ですよ」
「・・・」
黒はドアを閉めた。
カチャリ
鍵が閉まった。
メロは背筋が凍りついた。
「黒・・あたし・・そんなつもりじゃ・・」
黒は何もしゃべらなかった。
そして黒の瞳の奥が赤く光った。

黒さんの光ったとこは瞳ではなく頭だった…
よく見るととても綺麗なツルッパゲだった。
メロは笑いを堪えるのに必死になって写真のことなんかどうでもよくなってしまった。
しかし黒は黙ったまま…見つめ合うこと5分。
「YOUもきちゃいなYO」
と言ってメロにも衣装を渡した。
これが後に世界を歓喜さることになる3人ダンストリオの結成だった。
少し照れながらもメロはその衣装が気に入ったようで
窓ガラスに映し出された自分の姿を見ながら笑みを浮かべていた。
だが、ブラジャーのサイズがあっていないことに黒は気づいた。
「YOUこのタオル入れちゃいなYO」
黒の言われるがまま、メロはタオルをブラの内側に入れた。
いきなり巨乳になったメロは、初めてのこの感覚に興奮しその感触を堪能していた。

そのとき、ベランダに人影が見えた。
「ん?」
光っている黒の頭が窓ガラスに反射してよく見えない。
メロはそっとベランダに近づいた。
目の前に突然タラコが現れた。
「きゃ!」
メロは驚いた。
しかしよく見るとそれはマチの唇だった。
ストーカー化していたマチはニギを追ってこっそり覗いていたのであった。
「マチ!!あなたここで何してるの?」
メロは急いで胸を隠した。
マチは何か言っているが部屋の中には声が届かない。
「え?なに?・・・わからないわ」
マチは必死の形相で何かを伝えようとしていた。
「に●■・・」
「マチ!わからないの!」
「に・・て?」
メロは後ろを振り返った。 そこには黒はもういなかった。
「マチ」
メロが窓を見たときマチもいなくなっていた。
「マチ!!」
メロは部屋を飛び出した。
そのとき後頭部にガツン!という衝撃をうけた。
メロは目の前が真っ暗になった。
倒れ薄らいでいく意識の中近づいていく足音だけが頭に響いていた。

意識を失ったメロにマチは近づき下着を強引にはぎ取った。
そして即座にその下着を身につけた。
「ウヘヘ これでこの下着は僕のものだにょ!」とつぶやくと、
日頃から練習していたお得意の「ウッーウッーウマウマダンス」を踊りだした。


ヾ(*^-^*)ゞヾ(*・0・*)〃ヾ(*^o^*)ゞヾ(*゚▽^*)〃


あまりの妖艶な姿に黒も見とれていた。
そして、踊りが終了すると
「ブラボー!ブラボー!素晴らしいにょ!」
と、思わず黒は拍手をしながら声をあげたのであった。
するとマチは
「実は、ずっと前から黒さんに憧れていたにょ」
「一緒のステージで踊るのが夢なのにょ」 と、黒に告げた。
すると間髪入れずに黒さんは言った。
「だが、断るにょ!!!」
それを聞いたマチは、弱々しい女性のようにその場で泣き崩れた。

「しかし・・・」

「この女どうするにょ」 黒が言った。
まちは涙を拭きながら叫んだ。
「メロは僕の大切な人にょ!手荒なマネはしないって言ったにょろよ」
「でもねマチさん状況が変わったにょろよ」
「彼女はこのまま生かしておくわけにはいかないにょろよ」

「あなたたち!!いい加減にしなさい!!」 そこに立っていたのはお手伝いさんだった。
「あなたには関係ないことにょろよ」黒が答えた。
「いいえ関係あります!あなたたちの悪行をこれ以上見逃すわけにはいかないわ!」

その顔をみたマチはハッとした。
「あ!あなたは??」
「マチやっと気づいたのね!そうよあたしはお手伝いさんでもなんでもない。ここで潜入捜査をしていたのよ!!」
「知っていますよ。あなたがいろいろ嗅ぎまわっていることなんか」
黒は不適な笑みを浮かべて言った。
「ねえママ・・いやちろるちくびさんと言ったほうがいいのかな」

ここで、ちろるちくびという女性について説明しておこう。
彼女は警視庁捜査一課の刑事であり、
数々の難事件を解決してきた敏腕刑事として世に知られている。
武道もかなりの腕前で、柔道3段、剣道4段、パチンコ5段である。
その他、30y以内なら必ず命中するという伝説のチクビームの継承者でもあった。

ママはチクビームを今にも黒とマチに向けて発射させようとしていた。
2人ともその垂れ垂れの胸ではまったく萎え萎えであった。
「もうダメだにょろ」二人はつぶやいた。
そのときであった。
「俺のビームをそろそろ出すにょろ」
いつの間にか後ろにいたヤミコはその垂れ垂れの胸を見てビンビンであった。
「ヤミコ!!無駄よ!!あなたのビームは性能が悪すぎるわ!」ママは叫んだ。
「それでも打つというならいいわ!さあ!!打ちなさいっ!!」

「だめだ・・・俺には打てない・・・」ヤミコは崩れるように膝まづいた。
「それでいいのよヤミコ」
ヤミコと黒・まちは逮捕されてしまった。
メロはヤミコは無関係であると何度も説明したが聞き入れてはもらえなかった。

「なんとかしなければ」
メロはある人物の元へと急いだ。
いっぽう拘置所にいれられた3人は厳しい取調べを受けていた。
取調べに疲れヤミコはぐったりとしていた。
「ねえねえ大丈夫かい?」
向かいの牢屋の中から一人の男が声をかけてきた。
ヤミコは答える気力も残っていなかった。
「俺なんかさー無実なのにさー全然信じてもらえないんだ」
男はヤミコにかまわず話し始めた。
「まあどうせ俺のいうことなんか信じてもらえないんだけどね」
「俺はなにをやってもダメだし」
「はあ・・また無実の罪で逮捕かよー」

ヤミコは仕方なく話しかけた。
「あんた名前は?」
「俺かい?俺は夢っていうんだ」
「夢か・・・あんた何で捕まったんだ?」
夢は自分に起こった不思議な出来事をゆっくりと話始めた。

「あんな不幸な日は初めてだ・・・」
と、夢は逮捕された日の事を話し始めた。

夢は朝起きるとまずシャワーを浴び、全裸のままラジオ体操第1をしながら、めざましテレビの「今日の占いカウントダウン」を見ることが日課である。
「なんだよ今日も最下位かよ!!!」
夢の星座はこれで33日連続の最下位(T∀T)アーッ!

ちょっと凹みながら、トイレで排便をすると
3yズレて便器を汚し、朝からトイレ掃除(T∀T)アーッ!

掃除も終わり慌てて会社に向かい いつもの電車に飛び込んだが0.3秒遅れて
閉まるドアに激突、顔面強打で流血(T∀T)アーッ!

結局3分会社に間に合わず遅刻し、部長に怒られる(T∀T)アーッ!

ずっと前から恋焦がれていた同じ部署のサエコさんに
「ずっと前から好きでした!付き合ってください!」 と告白したら
「だが、断る!!!」と、3秒で秒殺(T∀T)アーッ!

仕事も終わり、軽やかにスキップで階段を駆け降りたら
3y踏み外し、階段を転げ落ち、股間強打(T∀T)アーッ!

痛みをこらえ内股のまま帰りの電車に乗ると その電車がいきなり急停車し、
その勢いでハゲおじさんの下腹部に3秒触れる。
このとき内股の夢はガチホモと思われ
そのまま痴漢行為で逮捕!!!(T∀T)アーッ!アーッ!アーッ!

こんな調子で夢は自分の悲惨ストーリーを語り続けた。
一時間が経過してもまだ語っていた。
聞き上手のヤミコもさすがに寝てしまった。

ふと目が覚めると夢がヤミコのベルトを外しズボンを脱がしていた。
「ウヘヘばれちゃったか。どうせ俺なんてガチホモだし一生留置所からでれないんだ。」
そう。やはり夢は無実ではなく正真正銘のガチホモだったのだ。

その頃メロはやっとある人物のもとへたどり着いた。
(こういうときには夢さんしかいないわ)
メロは夢の家のドアを叩いた。だが返事はなかった。
そう何を隠そう夢こそ
正義のネガティブヒーロー「ポエムレンジャイ」だったのだ。

「おかしいわねー」
メロは夢がよく立ち寄るカレー屋さんに行ってみた。

「やあひさしぶりだねえ」マスターが暖かく迎えてくれた。
「マスター夢はどこにいるの?」

「そ・・それは」
メロは愕然とした。
なんという偶然なの・・・
いえこれはきっと偶然なんかじゃないわ!
メロは来た道を全速力で走った。
走りながらメロは思った。
(走れメロス・・・古っ!!)

その瞬間
メロのまわりの景色が一瞬にしてあたり一面凍りついた。
「え??」
(もしかしてあたしがしょうもないことを考えたから??)
そのとき背後から笑い声が聞こえた。
「ふふふ・・・」
あたりを見渡しても姿はみえない。
メロは気味が悪くなり力の限り走った。
走っても走っても一面雪景色である。
自分がどこに向かって走っているのか今どこにいるのかさえもわからなくなっていた。

「ふふふ・・・」

まただ・・・
メロは耳をふさぎ叫んだ。
「もう嫌ぁああああああああああああああ!!!」

その声が近づいてきた。
足音まではっきり聞こえる。
メロはおそるおそる顔を上げた。

「布団がふっとんだ」
その男が言った途端、あたりは猛吹雪となった。
「LEGO・・」
「どうだこの雪景色は見事だろう?」
LEGOは自信満々に言った

「嫌よ!……こんな殺風景な場所。気持ち悪いだけじゃない!!」
「殺風景だと……ちくしょー。みんな死ね!!」
よく見るとLEGOはナイフをもっていた。
ジリジリ……ジリジリと近付いている
「嫌……嫌!……やめてよ!!!」
その時メロは思いだした。
前に、こんな状況で助けてくれた人の事を……
(あの人なら……きっと助けてくれる!)

そしてメロは大きくその名前を何度も呼んだ。






「だいぶうまくなったじゃねーか」
爪楊枝を加えて男が言った。
「ありがとうございます」
「まあこの調子でがんばんりなさい」
男は車を降りると投げやりな感じでそう言い歩いていった。
「ありがとうございました!!」
深々と頭を下げ挨拶をする。
もう少しだ。
あのおっさんとももう少しでお別れだ。
何度その爪楊枝を目に刺してやろうと思ったことか。
海はふぅーっと息をはくと教習所をあとにした。
「合宿に来て1週間かぁ・・」
少々疲れてきていた。
というより飽きたといったほうがいいかもしれなかった。
合宿所に直接帰る気分ではなかった。

「お帰りなさいませ。ご主人様〜♪」
フリフリゴスロリのメイドさんがお出迎えしてくれた。
「ただいま〜海君でーちゅ♪」
「うふふ。もう待ちくたびれちゃったぞ。ご主人様」
今日は特別イベントで「ゴスロリデイ」だったことをすっかり忘れていた。
「ゴスロリもこうやってみると悪くないですよー」
「うふふ。もうご主人様ったらー」

この店は海のお気に入りの店だった。
店内には大型の液晶テレビも設置されていて、金色のガッシュが放映されていた。端のほうに座っていたためか音声はまったく聞こえなかったが、メイドとのトークで盛り上がっている海には関係なかった。

「ん?」
海は周りを見渡した。
「どうしました?ご主人様」
「ん?いや・・なんか呼ばれた気が・・」
「もうご主人様ったら〜あたしのことだけみててくださいよぅ」
「あ・・そ、そうだね。めんごめんご」
「はいご主人様あ〜〜んして☆ミ」
「あ〜〜ん」
「んーー!!!!おいちーもっとちょうだ〜い!!」
「はいご主人様あ〜〜〜ん」
「あ〜〜〜・・・ん?」
「ご主人様??」

「やはり誰かが俺を呼んでいる・・」
海は立ち上がっていた。
2,3歩歩いて耳を澄ます。

今度ははっきりと聞こえた。

「メロ・・・」

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