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平城遷都記念漫才師せんとまんとコミュの千の仮面を持つせんと

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せんと・まんと「はいはいどうも〜、♪鹿鹿角何本?せんと・まんとでございます〜」

せんと「おいら、妖精のパックってんだ、よろしくなっ!」(ウインク)

まんと「誰やねん!」

せんと「パックて言うたらシェイクスピアの『真夏の夜の夢』に出てくるいたずら好きな妖精やないか。……あ、もしかしてインテリなところ滲み出ちゃった?」

まんと「うわァ、こいつの角引っこ抜きたなるわー。なんで急にシェイクスピアやねん?」

せんと「おっと、そいつを聞かれちゃしょうがない。教えることにすっか!」

まんと「いちいち鬱陶しいな!早よ言えや!」

せんと「おいら、『ガラスの仮面』を読んで、お芝居がやりたくなったのさ!」

まんと「それならそれでスッと言えスッと!前フリ長いねん!で、どないしたいん?」

せんと「ここで、お芝居をやってみてもいいかい?」

まんと「やりいな。やったらええやん。そのかわりパックのマネはせんといて。気持ち悪いからな」

せんと「よしきた、おいきた!」

まんと「やめろっちゅうねん。で、何の芝居やるん?」

せんと「桃太郎」

まんと「シェイクスピアちゃうんかい」

せんと「やっぱり小さい子供から大きいお年寄りまで知ってる話がええやろ思て」

まんと「大きいお年寄りてどないやねん。猪木か?まあ、ナレーターやったるさかい、やりいな」

せんと「頼んだでえ」(白目むいて)「やれる!桃太郎をやれるわ私!」

まんと「ええ何?怖いー!始めてもええんか?始めるでー!
  『むかぁしむかし、ある所におじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました』」

せんと(洗濯する)「この、この!うむうー、なんやこれ、汚れ落ちへん」(洗濯物を広げて)「く、口紅?ジイさんええ年してまだあの女と?!」

まんと「桃太郎を昼ドラにする気か!そんなんいらんやろ!」

せんと(洗濯)「あ、なんじゃあのでっかい桃は?どこから流れてきたんやろ。ええーい!」(走り出す)

まんと「バァさん、短距離ランナーの走り方やでそれ」

せんと「谷に落としてたまるかー!」(滑り込んでキャッチ)「取ったどぅー!わしのもんじゃァ〜ワッハッハハハハハ」

まんと「うわあ、どこの地獄にいる人?
  『おばあさんは桃を家に持って帰りました』」

せんと「うぬ、でかしたバァさん!この柴刈りジジイ、これほどの桃を未だかつて見たことはない。むう、体が歓喜で震えとるわ。さっそくこの桃、切ることに致そう」

まんと「武士?」

せんと「ちぇすとぉーうわはっ!」(手刀を振り下ろす)

まんと「素手?」

せんと「ホギャア、ホギャア、ホギャア!」(泣く)

まんと「うわあ、子泣きジジイみたいで気色悪う!」

せんと「ほれバァさん、そこの熟れた部分を食べるがいい」

まんと「赤ん坊無視すな!」

せんと(食べながら)「うまい、うまい。あ、桃太郎!」(指す)

まんと「思いつきで命名すな!
  『桃太郎はみるみるうちに大きくなり、立派な青年に成長しました』」

せんと「鬼が暴れ回っているという噂を聞いた」(遠くを見て)「黙っちゃいられない!今すぐにでも鬼が島に乗り込んで鬼をバッタバッタと斬り倒したいところだ」(うつむく)「でも、ここまで育ててくれたおじいさん、おばあさんを置いては行けない」

まんと「シリアスになってきたで」

せんと「は、おばあさん?もしや今のを聞いていたのですか?でも、おじいさんは最近病気がちだし、おばあさんだって足腰が……。私はこの家を離れるわけにはいきません。えっ、それは、陣羽織?私のために縫ってくれたのですか」

まんと「ええ話やん」

せんと(着る)「ぴったりだ。なんて立派な。おばあさん、目も悪いのに夜なべをしてこしらえてくれたのですね。では、これを着てパーティー行って来まァ〜す!」

まんと「待てや!」

せんと「今日こそナタリーにアタックするぞ!」

まんと「何リーヒルズ青春白書やねん?さっさと鬼退治行けや!
  『桃太郎はおばあさんのこしらえてくれた陣羽織ときび団子を持って旅立ちました』」

せんと(タバコを吸いながら)「俺ァ、人助けはしないタチなんだが、そのきび団子をくれたら、考えてやってもいいぜワン?」

まんと「ダンディー犬?」

せんと「べ、別にあんたのために行くんじゃないからねっ!スキがあったらきび団子をパクってやるためについて行くんだからウキキッ!」

まんと「ツンデレ猿?」

せんと「団子をくれたお礼にお共しますキジー!」

まんと「キジは普通なんかい!いや、『キジー』ていう鳴き声は普通ちゃうな。ええい、もう、てんやわんや!次行くで!
  『桃太郎一行はついに鬼が島に辿り着きました』」

せんと「とうとう来たぞ。ここが鬼が島か。この刀で鬼を斬る!行くぞ、みんな!」

まんと「いよいよクライマックスの戦闘シーンや」

せんと「犬、噛み付いてやれ!猿、引っ掻いてやれ!キジ、つついてやれ!そして私は……!」(刀を構える)

まんと「お、まさか?」

せんと(角で攻撃)「ぐおおおおおっ!」

まんと「刀使えや!」

せんと「お前が鬼の大将か!来い!一対一で勝負だ!」

まんと「おう、やったれやったれ!」

せんと(角で攻撃)「おらああああっ!」

まんと「だから刀使えや!」

せんと「勝った!しかし敵ながらあっぱれな奴よ。ワシの角があと1ミリ短ければ負けていたやも知れぬ」

まんと「どういう勝負やってん?」

せんと「さらば、鬼が島!金銀財宝はもらった!」

まんと「やっと結末や」

せんと「帰ったらこの財宝で大きな御殿を建てよう。召使いを大勢雇って、おじいさん、おばあさんを楽させる。そしてナタリーにプロポーズだ!」

まんと「いつの間にナタリーと付き合うててん?やめさしてもらうわ!」

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