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小説を連載してみるコミュの良く判らんが突然降って湧いたストーリー(勝手に誰か続けてねん)

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その老人たちは、ファミレスの一番奥に陣取った。
男たち4名。店員の声が遥か後ろから聞こえる。
「4名様、空いてるお好きな所にどうぞ。
           お水、今すぐ、お持ちします。」
一番背の高いじじいが答える。
「はよ、持て来てくれんと、クスリ飲めんで、ここで死ぬで」
「ハイ、ただいま!」まじめに答える高校生のバイト女子。

すぐに、水を4つとメニューをもってきた。

「お決まりの頃に、ボタンでお呼びください。」

少女は去った。

と、
次の瞬間に一番せっかちで、ちっちゃなじじいがボタンを押す。
音もしないので、もう一度押す。
今度は自分でなってみる。

「ピンポーン」

少女はすぐさま、振り返り、笑顔で答える。
バイト歴は永い。

「お決まりでしょうか?」

「まだ。」総入れ歯が答える。

「わしゃ、決まっとるよ。これ!」せっかちは答える。

「あの…」少女は戸惑う。すると横から一言も話してなかった
デブのじじいが追い討ちをかける。
「私もそれ。」
「ほいじゃ、私も。」のっぽも続く。
総入れ歯は覗き込むように隣りのメニューを眺め、
「どれどれ、わしもそれで」

少女は困り果て、
「あの、お子様ランチですか?」

4人声をそろえ
「そうそう、それそれ」

少女
「あのこちらのメニューは小学生以下のお子様に限りまして…」

のっぽ
「まあ、固いことはナシじゃ。孫は今年中学生じゃが」

総入れ歯
「それりゃ、固いもんは無理じゃ、わしゃ、入れ歯じゃし」

せっかちがまとめる。
「まあ、うちら、小便は漏らすし、九九は忘れるし、
 子供みたいなもんじゃからええやろ、ねえちゃん」
と少女のケツを叩く。

あまりに突然の堂々としたセクハラに少女は
ビックリで何も言い返せなかった。

「あと、お水ね。」のっぽが言う

少女は、ボケたのかとよく見れば、
のっぽは既にクスリと一緒に飲み干している。

たまりかねた少女は
「あの、上の物に聞いてまいりますので、少々お待ちください」
と逃げるようにそのテーブルを去り、バックヤードへ消えた。

のっぽ
「おいおい、水のおかわりも、上のもんの許可かい?
                  世知辛い世の中じゃ」
デブ
「違うよ、お子様ランチだよ」

コメント(2)

バックヤードの扉がまた空いた。
中からは怖そうな男が出てきた。
老人たちはまだ、気がついていない。
名札には「店長 坂田」とある。

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