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さすらいの少女ネルコミュの学術的に見た『さすらいの少女ネル』

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 「ディケンズ・フェロウシップ日本支部」という学会の年報に『ネル』のレビューが載っています(42ページから50ページ。なお、ページ数は画面右上をご覧ください)。
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/dickens/nenpo/nenpo-30.pdf

 学術雑誌なので表現は固めですが、なかなか面白いことが書かれています。論の要旨は以下のようになるかと思います。

 ?当作品は70年代の日本におけるディケンズ理解を知るよい手がかりになる
 ?おじいちゃんの精神的な弱さが強調されている
 ?性や暴力が完全には排除されていないため、意外にリアリティがある

 
 ただ、記述にいくつかの誤りが見られることが気になりました。
 たとえば、45ページの下から4行目の「『金髪のジェニー』(1992〜93年に日本アニメーションがリメイクを制作)」という箇所です。僕は「名曲ロマン劇場」の『金髪のジェニー』は観ていないのですが、これは日本アニメの『ジェニー』とはまったく別物だと聞いています。
 その他、細かい話ですが、「ハウス名作劇場」とか「母を訪ねて三千里」といった誤記(45〜46ページ)も気になります(正確には『ハウス食品世界名作劇場』、『母をたずねて三千里』)。

 論旨と関係なく面白かったのは、49ページの下から14行目の「ブラスはなぜかトランスジェンダーな喋り方をするのだが」という部分です。「トランスジェンダーな喋り方」とは、この場合は「女っぽい喋り方」ということです。確かに、ブラスの口調が女っぽい理由はわかりませんね。

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