マックコミュニティコミュの参加型小説～電車男大屋忠義の大冒険

参加型の小説です。

ストーリーを次々と考えて電車男ばりの小説作っちゃいましょう！！どんどんみなさんのアイディアでおもしろく切ない大屋忠義像を作っちゃってください。

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時は２ｘｘｘ年、彼との出会いは偶然であった。

彼の名は大屋忠義（オオヤタダヨシ）裕福な過程で育ったわけでも、エリートの道を進んだわけでもない、ごく一般的な家庭に生まれごく一般的な人生を歩んできた彼であったが、ある時人生を大きく変える人物を遭遇するのである。

[2] mixiユーザー 10月03日 10:10

その日忠義はいつものように家を出た。
数分後…忠義は自動販売機の前で悩んでいた。
「ふっ。雨の日にはやっぱりこれに限るぜ…」
彼は特に用も無い上に周りには誰もいなかったが慌てたそぶりを見せつつ親指をボタンに押し当てた。現れたのは「コカコーラ」coolなこいつは彼の喉を癒すには充分すぎるほどだった。
失業中の彼はベンチで一息つこうと腰をおろした。
すると一人の女性が彼に歩み寄ってきた。
「ライター貸して下さらない?」
香水の甘い香り、セクシーな足が彼の目の前に忽然と姿を現した…

[3] mixiユーザー 10月03日 13:16

彼は女性の方を見上げた。
年は25前後だろうが背は高くほっそりとした体つき、長い髪は彼女が揺れるたびになびいている。
彼はﾗｲﾀｰを持っていなかったが「ちょっとまってて」と彼女に言うと、目の前のコンビニに走った。
「すいません、ライター下さい。」
慌てて戻ると彼女は誰かと電話をしていた。
うっすら涙すら流している…

[4] mixiユーザー 10月03日 16:53

彼女の透き通るような肌をつたう冷たい水滴。
雨の中なので涙かどうかは不確かだったが、
純粋な忠義は瞬時にそう感じたのだった。

「男は女の涙に弱い…」

これは誰が言い出したのであろうか？

果たして皆がそうなのか？

その答えは分からないが、少なくとも忠義はこの
例に当てはまる男であることは言うまでもない。

そして忠義はただただ優しい男だった。

忠義は近寄れず数分立往生していたが
それも終わるときが近づいていた。

「待って！切らないで！もう一度会ってちゃんと話がしたいの！」

やはり彼女のほほをつたっていたのは
涙だった…

[5] mixiユーザー 10月04日 18:22

電話が切られた後、彼女はふと後ろを向いて顔を隠した。
忠義は彼女に歩み寄ったが何と声をかけたらいいのか分からなかった。

「ごめんなさい、せっかくライター買ってきて下さったのに･･･私そろそろ行かなきゃ･･･」

彼女は溢れ出てくる涙を抑え、忠義に微笑みかけた。
そして彼女は雨の中を歩いていった。
ゆっくりと遠のいていく彼女の後ろ姿は憂いを帯びていた。
忠義は彼女をただただ見つめる事しかできなかった。

忠義はまたベンチに腰を下ろした。
彼女がいなくなった後に残っていたのは香水の甘い香りと静かに降る雨の音だけだった･･･

[7] mixiユーザー 10月12日 05:32

524円。
忠義の財布にはもうこれしか入ってなかった。

その時何を思ったか忠義は500円玉を手に握り締めた！
なんと500円玉がでっかくなってしまったのだ。

忠義は喜んだ。

が、500円が増えたわけではない。
むしろ使えなくなったのだから残金は24円である…

「BUN!!」
銃声と同時に忠義の周りをフル装備した男たちが囲んだ。
銃口は全てがこちらを向いていた。

「手をあげるんだ！」

男達の中の一人が近寄ってきた。

「おい手をあげろ！」

忠義は震えていた…
そして誰の声も耳に入らなかった。
なぜか左手には500円ではなく、
何かの機会らしきものをにぎっていた。

「フェイス！女を連れて来い！」

リーダーらしき男は見たことのある女性を連れてきた。

「助けて！」
よく見るとさっきの女性だ。

男がまた話した。
「いいか！おとなしくつかまれ！もう終わりだサムダース！
女を殺すぞ！」

「お、俺はなにもやっていない」

「フェイス、女の指を切り落とせ！」

トゥッ　ティッ　トゥッ　ティッ

[10] mixiユーザー 10月18日 01:24

忠義はふと上空を見上げた。
「誰だ？」

「誰って、あたしだよ、ボタンだよ！！」

「ボタン？」

上空からやってきたのはまさしくボタンだった。
よくみると忠義は地上から10ｍくらいの高さに浮いていた。
そして、忠義は目を疑った。

「俺って、もしかして死んだの？」
地上には倒れている自分がいる。

「そうだよ。あんたは死んだんだ。
ただ、あなたほどの人を死なせておくのはもったいないって、
コエンマ様がおっしゃるから。

忠義はまさかと思ったが自分の力をふりしぼって試してみた。

「霊丸～」

わずかではあるが忠義の指先から閃光が打ち出された。

この時忠義はまだ自分の運命をしらない・・・

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