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【詩】を書く人。コミュの☆お題 【 音 】

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こんなお題、つくってみました。

綺麗な音、怖い音
なにか心をゆさぶった音

題名、画像の有無、詩の形式、投稿回数、感想
自由です。
よかったら色んな音、探してみて。

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正式に登録致しました^^(管)

コメント(888)

川の流れはバイオリンの音〈後篇〉




小鳥がさえずるポー川
川を下る船頭の手引きで、やっとマリオに出逢えた。小舟に乗せてくれたよ。
ポー川をゆったりと下った
マリオの唄う歌。カンツォーネ? ああ、トスカだよ。素晴らしい声。
仔山羊を摑まえた
イタリアと日本の鳴き声の違い
日本は〈メェ〉。イタリアは〈ベェ〉。
マリオの家で奥さんに逢った。奥さんは自分を囚われびとだなんて言う。
友、ジャンニの写真、大切な親友。狩りに行き夜の森で撃たれて死んだ
マリオはボクサー、元ヨーロッパ・ヘビー級チャンピオン
酒場へ案内されたよ
マリオは自慢の声でグラスを割って見せてくれた
みんなで声を揃えて歌った
ふたたび川を旅した、川の虹
マリオが教えてくれた、アルコバレーノ、虹
ポー川の虹
岸辺でマリオと別れた
途上、交通事故の現場を見た、雨のなかで一台の車が横転していた
ルーカ少年にまた逢った
雨に濡れた靴下をアイロンで乾かす
イタリアの原始的なアイロン
素敵な音がした
大きなヨーロッパの地図を前にルーカと川の話をしたよ
アルプスを水源にポー川はアドリア海へ注ぐ。
ルーカ、ドナウの水はアルプスを出て東へ長い旅をするのよ。
アルプス、水のふるさと
パスポートを拾ってくれた人がいた
世間は狭いね、それは意外にもアントーニオの弟子、チェザリーだったよ
アントーニオの消息を聞いた、ひとり旅に出たという
彼の工房でバイオリンを削った
鑿の使い方を教わったから
ルーカが教えに来てくれた、私の死亡記事が出ているって
あのときの交通事故だ。「22歳の女の子死す」
私がニュース記事の現場写真に映っていた
チェザリーが言った。「君はジョコンダに似ている。モナリザのように美しいよ」
バイオリンのミニチュアを作った
蜜蜂の樹脂でつくったニスを塗った
ルイジにまた逢いに行ったよ
軒先で野宿していたら風邪を引くと彼は心配してくれた
暖炉の温もりのなかでいただくしぼりたてのミルク
「よく噛んで飲みなさい」貧しく豊かな飲みもの、井戸の水、ミルク、ワイン
その夜眠っていると、誰かの声がする。ジプシーの女占い師
夢だったのかも知れない
夢にあらわれた川、ドナウ川
ルイジが語るロシアでのおそろしい戦場の記憶、ドン川の嵐
小鳥のさえずりだけが救いだったという
語るうちに眠ってしまった、老いたルイジがいたわしかった
彼をそっと黒く暖かな上着でつつんであげた
お休みなさい、ルイジ
ピアノ調律の旅を続けた
冬になった、アントーニオの訃報を聞いた
彼はバイオリンの音の魔法を、その秘密を諭すように教えてくれたひと
セニョール・アントーニオ。ソニョドーロ(黄金の夢を)
駅で列車に乗った
ルーカが見送りに来てくれた「お別れじゃないよね」
春、ドナウ川に行きバイオリンの樹を探した
アントーニオの友だちをまた探しあてた
彼の死を伝えたよ
石畳の街を駈けてゆく
ドナウの岸辺を旅しながら、妹へつづる手紙
川へ響く音叉のAの音。妹へ、川の日記。
不思議なことが一つ、赤ちゃんの産声はなぜどこの国でもAの音なんだろうね。
ドナウとポー、ふたつの川、そしてバイオリンのための一本の樹
ルイジの許へ戻り彼を探した、けれどどこにもいなかった。
セニョール・ルイジは死んでしまった。彼の霊はアルプスへ帰っていったよ。アルピーノ・ルイジ。
教会の鐘を撞いてルイジを弔ったよ
教会のパイプオルガンの崇高なる調べ。ルイジ、そしてアントーニオの召された天国のことが思われた。
時計塔をまた登った
塔の上の大時計
妹への手紙、川の日記
ニスが乾いたらバイオリンはきっと送るよ
川のせせらぎは妙なる音楽となる
次はどの川を訪ねてみよう
妹へ。またお便りします。
川、そして水のながれは永遠にも似て、終りがないのかも知れないね。

20151004
糸川草一郎
赤ん坊の鳴き声

消えゆく心拍

生まれた時から音はある

誰かと響き合えば歓び

音を失えば嘆く

人生は短いけれど

即興曲を奏でるように

あなたは生きている


落ち着かない

音なき音が近づいてくる

不安になる

浮ついた予感

閉ざされた道が開かれる

恋



4000ヘルツから6000ヘルツのあいだ

比較的におよそ80パーセント
そこに何かあることは感じているのに
触れられないのです
最初から識っていたのですが
君は僕が知らないどころか知り得ない場所で
指先から流れるそれに痺れていて
気持ち良さそうにしている姿が目に浮かぶ
たまらない
たまらない
目を細めてふんわり笑いながら
反芻して涎を垂らしてる
たまらないな
はやく帰りたい
ぜんぜん繋がらない
ただとっても感じるだけ
触れたいのに触れられないものほど感じるものはあるのでしょうか?
君は僕の4000ヘルツ
無理矢理ボリュームを上げて上げて静かにしている時だけ聞ける
聞こえなくてよかったんだ。
蒼の時



指先が冷たくなるような寒い日

昼から夜になる時間

夕日が沈んで

月が見えるまでの蒼の時間

ラ カンパネルラが似合う

冷たくなった指先を

カップを持って温める

この曲が終わる頃には

夜が静かに訪れる



例えば、ヒダリユビが触れた。

白い箱白い空間。無音。

静寂の中を、僕は独り過ごすことになる。とても恐くて膝を抱く。抱いても何にもならないから思い出してみる。

温度を湿度を、あの苛々するメロディー。僕が嫌がった全てを。鬱陶しい、瞼の裏まで漏れ出す光。

爪先から一歩踏み出す。冷たい地面の感触。

首を持ち上げることが出来る。

君を抱きしめることが出来る。

ただ遠くまで来てしまった僕は、まだ右側へ辿り着かないんだ。それが後何年かかるのか‥

耳をそばだて僕は唸る。この分厚い壁の奥で。
「夜」
夜が迫る
闇が来る
お空の闇が落ちてくる
魔が迫る
炉をくべろ
すぐくるぞ
あいつのノックは小さいぞ
音で泣いて
音で笑って
季節の中へ

音で恐れて
音で癒されて
未来を感じて
月の裏側




虧けてゆく
月の裏側を覗いてみたい
こどもの頃、意味もなくそう思った
月のしずくのおちる音だろうか
ぼくの心の耳に響きつづけている

20160206
糸川草一郎
「そうだ…!」



熱に衝かされ
もう一度あの扉を開いたとき

開きたいと、
束に手をかけたとき

私は

「もう、できないな、」
と、自嘲してしまった。



見れば、
大切にだっはずの譜(スコア)は

下らぬキヤクショに替わり、

あのときの研ぎ澄まされた感覚と才能と
それから逸る心音は…

喪われ、

ヒトゴミを航る力と
事務処理能力に
変わってしまった。



譜も感覚も、

もう、
戻らないのだな。

二度と、
扉は開かないのだ、な。



朋友を、
失った哀しみだ、これは。

まみえぬ、冷たさ。

ほの暗い、洞穴ダ…



戻らない、

開けない、

できない。



見えぬよう、
見えはしないのだけれど、
私は、

喚いて、泣いた

辛くて哭いた



泣くしか、なかった
上手く言えそうにないけどでも、
ちゃんと伝えないとだめなんよー?
相手はね、待ってるかもしれん
あんたが当たり前やと思っとること、
でも、
それに対する何か一言を、
労いや、ごめんねやありがとう、
そんなちょっとした一言でいいんよ、
それを、待ってるかもしれんよ

もし、ちょっとでも気にかかったら、

そのたった一言にのせて、あなたの心音を
素直に聞かせてあげてね
音ってその人が出るねん、
足音だけでわかるは、なんや音からその人の気配、匂いが出てるねん。

俺はどんな音出してるんやろ、俺の音でホッとしてくれる人がいたらいいなー

言葉にもあるなー、言葉にもその人の気配、匂いが出るねんなー、俺の言葉にホッとしてくれる人がいたらいいなー、

今日も飲んだなー、酔っ払いの戯れ言です。

おやすみなさい。

音が鳴る
君から
貴方から
様々な音が鳴る
時に不協和音で喧嘩して
時に共鳴して仲良くして
個の音があるから音楽になる
人がいるから社会となる

僕も音を鳴らすよ
君と鳴らせるように
『音を集めて』


心躍る音楽

哀愁漂う音楽

心安らぐ 癒しの音色

人は音楽を聴く

今も昔も 聴き続ける



過ごした日々に寄り添って
そこには必ず音がある

水の音 風の音 すべての自然の音
集めて 集めて すべてを集めて奏でたら
きっとそれが音楽になる

人はそれを真似ただけ
せっかちだから早く全部聴きたくて


でも自然の力にはかなわないように

地球が奏でる音楽にはかなわない


だって宇宙に一つだけの楽器だから


地球が奏でる音楽 一度でいいから聴いてみたいな



一つの音
定期的に鳴り
平穏
早く鳴り
危険

止まるまで鳴り続ける
皆が持つ音
「ソロモンの杖」
笑ってるか
戦友よ
私は笑ってるよ
絶望の中にいようと
暗闇に身が振るえようと
諦めないと決めたから
逃げないと決めたら
戦う時は今だ

敗北に膝をおり
悲しみに人が落ちる時
私だけの光を拳に込めて
絶望と戦う
笑顔を浮かべ
逃げないと決めたから
いつも音があった
どんなときでも
船に言葉を乗せてきてくれた
だけど音を表現出来ないから
船はいつも揺られていった
*音は語る*

旋律を揺らして
言葉を乗せて
振動に心を合わせたら
音は語る
うまくは表せない
想いの色を
深みを増して
描き出す
混ざる和音
舞い上がる言の葉
体が揺れたら
音は呟くように語り出す
右手で運命線
左手で感情線
引っ掻いては弾く
暗がりに沈んだ
痛みよ舞い上がれ
意識を超えて
心の奥底
不確かな温度を
導き出す
救うことが
できるとは思わない
ただ この脆弱な自分を
守るため
そんな音でさえ
君の心の琴線に
そっと触れる
ここは不思議な世界
悲しいけれど
空は 今日も綺麗だ
少し
糖の浮いた
高瀬舟羊羮を
囓る

車の音も消えた
日曜の深夜

さくりと
軽い歯応えを残し
溶ける羊羮

窓の向こうは
暗い夜

⎯⎯舟は往く

甘いばかりの羊羮
掌の内に残る
包み紙の舟、
大きな街は
色と音と人が過剰で
疲れてしまうけど

大きな街には
真冬の砂浜と同じ程
誰も居ない

混ぜれば黒になる色彩
重ねればノイズになる音楽
貌を喪う群衆のひとり
名前の無い私

大きな街で
誰でもない自分が笑う
こころ安らかに、
知らない街の
雑踏を歩く

誰も
私を知らない街は
音と声に溢れながら
こんなにも
静かだ

知らない街の
ベンチに座って
空を仰ぎ

緩く
深く
息を吸う、
物語なら
幾らでも語れるのに
どうしてだろう
自分の感情は
絞り出す声でしか
語れない

物語なら
幾らでも語れるから
その片隅に
自分の色を置いて

いつか
何処かで
誰かに、
無限の中に落ちていった

あの夏の魂

どこまでも広がる海で

僕は拾った

憎しみに負けない力を

負けても負けても負けても

また前へ進めた

すぐに人は来て

地獄をプレゼントされた

憎い憎い憎い憎いと

言われた

そうか

俺は勝者なんだなと思った

俺のないものばかりを持っている奴を憎い

突っ立ったまま

天下人を見つめようとした

統べられた世界の

憎い子供

誰にも言えない言葉が

聞こえたならば
ラジオを消し
ミュージックの無い
この夜に

春一番の先触れか
未だ唸る風
その彼方から
成層圏を往く飛行機の音
遠い救急車のサイレン
サンダル履きの足音
家鳴り
自分の呼吸
鼓動

ミュージックの無い
この夜に
溢れる音楽、
音が無い世界は

うるさくて我慢が出来ないんだ

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