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【詩】を書く人。コミュの☆【お題】《春風》

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☆《春風》をテーマにした詩☆

命の季節 目覚めの季節
今年の春を感じたら 詠ってみましょう◎
 
【以下自由】
※題名
※画像の有無
※詩の形式
※投稿回数

コメント(296)

春のかんむり




かんむり
これは小さなかんむりである
木の芽である
お題目を唱えるどこかのおばあさんの声がする
おもての道には辛夷(こぶし)が咲いているから
はあちゃんがくりくりした目をして
見あげているんよ
言葉ってなかなかむつかしいが
こどもは天才だなと
木の芽をかんむりと呼んだ
はあちゃんの耳たぶを見ていておもった

20160228
糸川草一郎
春風




水のおとがします
おもてのやわらかな風のうえで
初めてぼくは蝶を見ました
ぼくの町のむこうにも町があり
そのさきには海があり
雄大な半島がのびていて
あたりいちめんに朝がすみがねています
ぼくはね
きのうきみを見て恋に落ちました
そしてお手紙を書いたんです
すこし泣きました
お手紙には切手を幾枚もはり、ポストに入れました
なみだはみず色で
みず色は春風のいろ
ぼくの目のまえの富士山のすそ野には
多くのこどもたちが暮らしています
みんなお父さんやお母さんがいる
にんげんやねこやいぬやさるやしかや
ことりやかえるやむしたちのこどもですが
思えばかれらはこの大いなる
富士山のこどもでもあるのですよ
春風がふいています
この日
初めてぼくは蝶を見ました
きみへの手紙に
思いのたけは書けなかったけれど
きみはぼくを見守ってくれるし
やさしく笑ってくれます
しあわせってささやかで
木の芽や清水のようなものなんだと思っています
きみに恋したことを
ぼくはしあわせに思うから
あ、春風

20160228
糸川草一郎

「春のあしおと」

朝めざめたとき 

陽射しの 

やわらかさに 

季節をかんじる 

もうすぐ 

たくさんの 

花が咲き 

優しい風に 

顔がほころぶ 
あの角を曲がると梅の香 あの道を渡ると沈丁花の香。 風は冷たいけれど 春を運んで来ている。
「春の風」

玄関を出て、ふと気づく。
優しい風に、春の香り。

まだ二月なんだけどなぁ
でもそこには大好きな花と蕾。

空気は冷たいけど
すぐそこに春はやってきてる。

さ、これからは賑やかだよ。
春の風に誘われて
花ざかりだね、楽しみだね。
春のかんむり




かんむり
これは小さなかんむりである
木の芽である
お題目を唱えるどこかのおばあさんの声がする
四十雀が鳴いている
おもての道には満天星(どうだんつつじ)が並んでいる
満天星(どうだん)の花芽はまだ固い
まあくんがくりくりした目をして
屋根より高い木の芽を見あげている
あれは何という木だろう
癇癪持ちの猫の�犒�玉�瓩砲�
犬の�爛汽襯肇覘瓩砲眦�えられない
言葉ってなかなかむつかしい
こどもは天才だなと
�犒�玉�瓩魯屮蹈奪�塀のうえに寝そべりながら
木の芽をかんむりと呼んだ
まあくんの耳たぶを見ていておもった

20160228
糸川草一郎
春風




すこしだけ
小さいものになってみたかった
たとえば野辺のすみれとか
たんぽぽとか
ぼくはね、駄目なんだ
生きることがへたで人に合わせられない
河川敷の草のうえに
坐っていると
水の匂いのなかに何かが
(たとえば花の香りとかがさ)
まじっているのがわかるだろ
春はさ
風が好き
いつか見たきみは
ひどく淋しそうに見えたよ
気のせいだったらいいんだけれど
すこしだけ
小さいものになってみたかった
たとえば小鳥とか
胡蝶とか
みつばちとか
河川敷の草のうえに
坐っていると
雲のにおいがそよ風の匂いのなかに
そこはかとなく感じられるだろ
春はさ
風が好き
きみがたとえぼくを嫌いでも
そう思うのさ

20160302
糸川草一郎
【はるだよ】

ぬるい風
地を打つ雨
庭庭庭
黄色い水仙
ほころぶ梅
羽虫が飛び交う
生命がそこいらに
私は部屋にひとり



気が狂いそうなほどに、春
「春風」

スタスタ スタスタ

花曇りでいつもより
大きくなった私の影が

ひどく愛した女と重なる

スタスタ スタスタ 

おかしなんもんだ

ただの一度だって
振り返ることなんてしてこなかったというのに

ソヨソヨ ソヨソヨ

なんてことのない風の言い草が
山笑いと共に私の頬を強く打つ

ソヨソヨ ソヨソヨ

唇の味や
少し気の強い顔立ちなんかは
首の折れた牡丹もろとも置いてきて

残ったプライドとトラウマだけで
作ったコートは着れた代物じゃない

女は今ごろ笑っているのだろうか
胸元に落ちた花びらを手にとって

女は今ごろ泣いているのだろうか
胸元に落ちた花びらを手にとって

スタスタ スタスタ

やり過ごすには一苦労

たったひとつの思い出が
あたりに立ちこめるこの香りときたら
どうにも毎年頭がいたい

春の風が吹くころ

罪を感じては

こころの中で

泣いていた

でも、本当に好きだと

分かってからは

ただただ心地よく

僕を眠りにいざなう

思い出は胸にしまって

偲ぶだけでいい

心地よい眠りの中

君に逢えるから


花の芽は息吹き

日差しも優しく

風に乗って訪れる

あなたは

すべての生き物に

与えてくれる

安らぎと希望

だけどお願い

くしゃみと鼻水、目のかゆみ。

この三つはもう、ごちそうさま(_ _)。



新しい事が始まる風
何かを終わらせる風

出会いに別れ
一期一会なら風に吹かれる前に仲良くしなくちゃ。
忘れな草




グレープフルーツの香りが
すべてだった
ぼくは春のひかりのなかに
なす術もなく立っていた
水がほとばしり
あらゆる声がわらった
樹々も草も
鳥たちもみな笑った
どこかの国の潮騒のように
いまは哀しみに似た思い出だけれど
決して消えない
消そうとも思わない

20160309
糸川草一郎
春風




ひかりのまんなかに
きみがいて
まどべは春たけなわ
きみはちっちゃなおひさまにだかれ
なんてかわいいんだろう
そとはもう
そこに、ここに
春のにおいがあふれている
まひる
そらがやさしいことばをまっている
きみのことばをまっている
きょうもあしたも

20160310
糸川草一郎
「記念日の春ですか」
自然魔術師マーリン

記念日の春ですか

今日は結婚しました

一番愛しい君と僕とが

結婚した記念日です

今までと違いますが

受け入れられますか

今までの戦いで疲れきりましたから

春なんですけど 休みたいです

君を休ませたいです

ゆっくり眠って 君と一緒に

安らぎたいですが 唄をうたいたいです

今まで好きな事ができなかったですから

春の桜んぼの花を食べました

近くの猫に話しかけたいですね

でもできないこともありますが

時を超えて来てくれたなら

3等星は銀河になって

輝いていますが はじまりですか

コクーンやカークーの言葉が好きですか

君が好きです 僕は君が好きです
コメント
コメント
自然魔術師マーリン
たとえあなたと私の共に行く手に
険しい山道が見えても、
荒波が立つ海が迫っても、
「ついてきて、」と、

なんの躊躇もなく

あなたは平気でそう言う人だ。



それだけ私を
そうして気にかけない人だ。

そしてそれだけに
私を愛してやまない人なのだ、と。

分かりきって、
私はニッと笑うのだ。



二度目の3月。
決意の、春の風。
連絡が途絶えて久しく
杳として知れないあなた
メジロが庭の梅の木に
蜜をもとめてやって来る頃
春到来の嬉しさよりも
あなたのことを気遣った
今はもう無用の世話なのだと
揺れる枝を見つめながら
にわかに感じとる
幸せならばそれでいい
せめてひとこと
そうあなたから知らせてほしい
この心地よい東風に乗せて
冬眠は
永遠に続かない
降る雨の冷たさが
心地好くなる頃には
どうしても
目覚めてしまうから
どの生命にも
躍動の時間は刻まれ
どうしようも無く
弾けてしまうから
あと少し
あと少しだけ
眠らせて欲しい
千の季節を
微睡んで、
子供達の
ちいさな頭に
黄色い帽子の
花が咲く

皆
幸せに咲けば良いと
祈る午後、
春の陽に 動きはじめた きりぎりす
春が
かなしいのは

春の
いのちの根元に
億千の諦めが
眠るからだ

ひとつの
花が咲く

億千の
遺骸を
糧として

次の春には
遺骸になると
笑う
花が、
臘梅
タヌキ柄の猫
俄か雨
ブロッコリー畑
怪しげな缶コーヒー
誰かが置き忘れた
赤い玩具のトラック
落ちた椿の首
土の匂い
人懐こい柴犬
夕暮れ
北風

道に迷う
しあわせ、
容赦なく
押し寄せる春

轟々と
冬を蹴散らし
雪崩れ込む

明日は
色鮮やかな
春の花が
群れ咲くだろう

命尽きた
冬の花々の上に
根を伸ばし、

 春

こちらは まだ雪が降り注ぐ日々

春が待ち遠しい

満開の桜を想うと

笑顔が桜の側で寄り添って

週末からの残雪が
水溜まりと泥に変わる
何を喪って
何が消えたのだろう

雪を潔いと云うならば
泥は穢れなのだろうか
総ての花は生命は
地から咲くものなのに

次の週末には
春が兆すらしい
雪を褒めたその口で
花も褒めるのか

穢れた泥から
咲く花を、
三月の空は
きっぱりと晴れず
天気予報が指すよりも
なんとなく肌寒い

風が
また霞を運び
足元に溜まった影を
滲ませてゆく

春は
春と云う名の
薄闇なのだろう

冬の名残りも色濃い
三月の空の下、
春を
瓶詰にすれば
白い雪柳の
ジャムが出来るだろう
そして
腐らない
瓶詰の季節は
戸棚に死蔵され
千年の先
瓶の硝子が朽ちた頃
白い雪柳は
花咲くだろう、
世界が滅ぶなら
それはきっと金曜日だ

心地好い
青空の金曜日の午後なら
嘘のように
あっさりと手放せるだろう

世界が眠るなら
それはきっと金曜日だ

週末を待つように
ゆったりと目を閉じて
森羅万象が腐り
土に還るまで
星に還るまで

揺り籠に似た
金曜日の午後に、
熱々の
マックフライポテトと
甘い缶コーヒー
夕暮れ
少し冷え始めた風の中
屋上駐車場の
金網に凭れながら
もうすぐ
宵の明星も沈むだろう
マックフライポテト
最後の一本を
摘まんで、
私の名前は
幾つ有るのだろう

所属する
囲いの数だけ
名前は有るのだろう

欲しくない名前も多かった
刻みたい場所も多かった

最期には
みんな忘れて

名前を持たない
風になるのだろう、
満艦飾の
風の船が往く

轟々と
飛沫を跳ね
祭囃子を掻き鳴らし

人影の消えた街を
じゃんじゃか
じゃんじゃか
踊り謳い駆け抜ける

瓦も飛べ
看板も飛べ
雨あられの紙吹雪

満艦飾の
風の船が往く
北へ
北へ、
揺るがない
鉄とアスファルトの街に
風を探す

街路樹の枝
道行く人の髪
バーゲンセールの垂れ幕
からからと廻る風見鶏
舞う砂埃

揺るがない
硝子とコンクリートの街に
迷い込んだ風の
存在証明を

並べて描く
風の貌、
はじめの
はじめから
壊れた蕾だけを
抱いて生まれ

おわりの
おわりまで
咲かない蕾だけを
握り締めて

散る花は
咲いた花なのだと
思い知らされる
春の終わり、
風が吹くので
ゆるく髪を結う
纏まらない癖毛を
ひとつ束に
ふたつ編んで
鼈甲のバレッタで留め
風が吹く街へ
歩き出す、
冷たい春風が2人を引き裂いた
妹は泣きじゃくったが
兄の覚悟は変わらなかった

いつの間にか豪雨
急がなければと彼は
暗い谷に向けて脱獄した

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