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【詩】を書く人。コミュのお題「花」

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「水仙」

まだ雪の残る季節
凛とたつあなたに見送られ
故郷をあとにしたことを
私は覚えています

身も心も
疲れきった私を
あなたの甘くほのかな香りが
迎え、癒してくれたことを
私は覚えています

父のような強さと
母のような優しさを持つあなた

家族という帰る場所を失った私を
優しく包み込んでくれたあなた

あなたが咲き続ける限り
私はここに帰ってきます

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「花」という字
草冠の下に「化」けるという字を秘めている

咲くことは実は
化けることなのかもしれない

野にありし草よ その緑よ
のどけし春の某日に
化けて花となりぬるや?

ただ青青と野に揺れていただけと思われた草の群れのそれぞれが
一斉にその頂に
青空に敵対するようなアンビバレントで
花を咲かせる

それは化生といえし
出来事であり
命のなせる不思議とも思わる

「あやかりたし」

この心 花に同じくあれよ

いつか

青空の下で
私の心よ

いつかきっと

大輪に化けておくれ

名はなくとも
誰の目に触れぬとも

「咲いたぞ」と笑えし
春の某日
「花」という字に合う詞をば
「散る」と思えし我が心
春遠き空 すでに皐月


わたしが
花だったならば

最後は
枯れるよりも

散る…方を
選びたい。
街のあちこちに
あふれるばかりの
赤い花

ありがとうといえぬまま
旅立った人を偲ぶ

赤い花は
私の
その後悔をえぐるように
微笑みかける

恨みや
哀しみばかりの感情で
何一つ感謝することもなかった

逝ってしまえば
感謝の思いばかりが
募る

ありがとうと言えばよかった
生きているうちに
綺麗なアレンジメントの一つ贈ればよかった

一輪の赤い花を
そっと
墓前に活けに行く

スズランを買いに自転車を走らせる
通り過ぎる花々へお辞儀
空は晴れていた

前籠にスズラン
沢山の花が咲く道で
お前だけを見ている

空の色などもう知らない
まっくらに閉め切った部屋で
私はお前を残らず食べてしまうのだから


風を受けて

丘に咲く白い花

名前は知らないけれど

とても綺麗だ

ここで生きてゆくことは

君にとって過酷かもしれない

それでも通りすがる人たちは

君の美しさに惹かれ

勇気付けられる

だからその生命力で

いつまでも

色あせることなく

輝きつづけて欲しい




〈2014 5/29〉

さぁ続けて
キミが満足なら
それで嬉しい

また生きたいと
思えるならどうぞ
血の一滴まで

さぁ続けて
キミが生き返るなら
それで幸せ

もう戻りたくないと
願うならどうぞ
涙の一滴まで

時に太陽は花を
死なせる事がある

時に月は花を
泣かせる事がある

逝かす事も儚き事も
どちらも素晴らしき

この世の宴

さぁ続けて
キミが飽きるまで
それで私は嬉しい

狂喜も羞恥も倒錯も
キミの愛ならば

私は喜んで
受け入れる

さぁ続けて
命あるかぎり…
僕の心はモノクロのアスファルト
そんな中でも咲く花があると知った

僕が何度潰しても
また生えて育って咲く花

それは、全ての季節に咲く花
小さな小さな、希望という名の花

花びらの枚数だけ
幸せがあるんだよ
四枚の幸福
五枚の希望
六枚の未来
美しく咲いておくれ
幸多く輝いておくれ
挫けずに育っておくれ
明日を信じて生きておくれ
僕たちとは違うんだから
たった一輪だけでも
野に咲く太陽になって
そこにあっておくれ
幸せの影で泣く人がいる。
希望の影で、絶望に苦しむ人がいる。
未来に夢を抱く人の影で、未来が重荷だとしか感じられない人もいる。

個性というには悲しすぎる違いだけど。
それでも、そういう人達もいるというのは、ある意味、誰のせいでもないのかもしれない。

僕はこの問題への答えを持たない。

その代わり、幸せな人と同じく、影で泣く人にも花束を。
希望に燃える人と同じく、絶望に苦しむ人にも花束を。
未来に夢を抱く人と同じく、未来が重荷だと語る人にも花束を。

どのような境遇にある人であれ、その人が世界にたった1人しかいない、掛け替えの無い人だということだけは変わらないから。
『彼岸花』


道端に
一本の彼岸花
彼岸の時を過ぎた日の
時の忘れ物


誰かの
伝え忘れた
思いを
伝えたくて
枯れずに
咲いているのだろうか。

その
燃える様な赤は
誰かの
強い思いのような気がして。

詩 花の香り

お花
ふんわり しっとり
すぅ すぅ すぅ
お部屋
すぅ すぅ
しっとり 煌めく
ああ 甘い 艶めく ためいき
透き通る ピンクの 艶めき 香り
にっこり ほんわか 愛しい花びら愛でる

童心の表情で
花よ
過去の 罪を 洗ってくれるかい?
真心を 見下し踏みつけようとする 気持ちの ガタガタ ガタン グチャグチャ グワチャン ズリ ズリ ズリリ

ほんのり お花
ふんわり キュワ シュ
抱きしめ 温か

お花の香り
部屋は 光り
にっこり笑う私が いる
香りは 笑いかけて 天から広がる パァアァアァア
シュー タントン ステップ踏んで
踊って あっちに フンワリフララ
歌って こっちに フンワリフララ
花の 香り 身体に残す
心に 残す
忘れないため
いつも 忘れないため

『sakura(somei)』150402


恋する人の存在が
永遠に失われないよう
枝にあかい血を染みこませ
ひそかにリレーさせながら
別れのさむさを振りはらう
花びら、花びら、花びら、

散るぬくもりを
再び会うまでの形見として
時計盤をまわる針のように
必ず戻ってくる
散る花のモザイクに姿をうつして
うしろ姿、ふり返り、ほほ笑んで、

知ってか知らずか
いのち短い花のまわり
おぼつかなく舞う蝶の白と
花の色はとけあって
青い春の光にすけて
歓びと、寂しさと、祈りと、





〔参考〕
http://blog.goo.ne.jp/573298/e/1ac8bc790eb848843326ee5308c93762
開いた
古い本に
押し花
あなたと
いった
公園で
降るように
散っていた
花を
そっと拾って。
その日
読んでいた本に
はさんだのだ。

あなたの口癖
あなたが私の頬を撫でる時の感触
あなたの香り。

あの日の風の匂い

本は
狂おしいほどの
道ならぬ恋愛の話。

開けた窓から
風が吹く。

「ママ」
階下で
子供は呼ぶ。
押し花をそのままに
本を閉じ、本棚にしまう。

子供を手をつないで
公園に行く。

風に舞う
花びらを追う。

平凡な幸せが逃げてしまわないように
散り行く
花びらを
手のひらに乗せてみる。
「羽根飛び去りし跡」

黒い羽根持つカラスの群れが

立ち去りし跡に一面の野草の花が

光りに笑って咲いている

黄色とも金色ともつかない春草の

カラスの足跡の面影は

小高い土の上の春の訪れを連れて来た

幾度も 幾度も 繰り返される

春の風の気流に乗り飛び去った

神父と同じ衣の色の羽根の音は

一枚の草の葉に似た羽さえ残さず

東の空が明けてゆき

西の空も明けてゆき

東からの朝の太陽が昇ると

西の空には白い月が浮かぶ

来れりは魂を天空へと運ぶ爪

黒光りする羽持ちて

一瞬の天と地の狭間に空へと舞い上がる

クチバシにはオリーブをくわえた様に

大きな水が引いた時の光景を見る

海の黒羽 ハシブトの
山の黒羽 ハシボソの

クチバシの形こそ違うのだ

どうやらこれらは一面の
白い光りに飲み込まれる
渦巻く白日夢か夢なのだ

現実を見れば 見るのは生か死か

花か 花か 花かと悩んでいる思考回路

花で悩むのが一番いいとポツリ呟く

〜櫻〜


櫻化粧の春の野は

ぽかぽか天気で


我はうたた寝


『落下』150405


ハクモクレンの花びらは
きめ細かな白い肌に
ぬくもりと翳りをうつして
重さをかかえたその身を
いさぎよし
湿った地に落とした

音、

空を切り
間にこだまする

音、

時を隔てても
間はうめられない

とじこめられたカラ井戸に
光はとどかず
無数の礫がころがるばかり




小さな花が咲いてます。

少し ひなびた路地裏の

少し やつれた木の塀の

少し 横に咲いてます。

貧しい土に根をおろし

何も語らず咲いてます。

それほど 艶やかでもなく

それほど 香るでもなく

ひっそりと咲いてます。

雨風 日照りを身に受けて

小さく ひっそり咲いてます。

毎年 ここに 咲いてます。

毎年 必ず 咲いてます。

小さな花が咲いてます。

誰の目にもとまらなくとも。

心根の優しき人の想いは深く

どこまでもどこまでも深く深く根を張って

耐えし年月の経る末に

ほのかに立ち昇る 純真可憐の花の咲く


〜〜心模様〜〜


以前から草花を育てるのが好きで

ちいさな庭に四季折々の花を咲かせている。


そして その草花と たわいないお喋りをするのが
わたしの唯一の楽しみであり日課になっている。


季節は もう初夏


庭には ベゴニア マリーゴールド ビンカ
インパチェンス ペチュニアなどの
可憐な花が所狭しと咲き乱れている。


その中でも ひときわ目を引くのが
去年から冬越しさせた ゼラニウムだ。


毎日の水やりや花がら摘みと
適度の追肥は欠かさず

どんなに手間ひまをかけても
かけ過ぎることはない。


そして今 その結晶のように
見事な大輪の花を咲かせている。


うっとりと

ゼラニウムに見惚れていた視線を
ふっと 葉のほうに向けると

そこには 一匹の青虫が
黙々と葉っぱを食べ続けていた。


命あるものが 生きるための営み


でも わたしは

どうしても許せない気がして
思わず 葉っぱごとちぎって地面に置いた。


そして 殺虫剤の原液を一滴 青虫にかけた。


ゆくりとした動きで

葉っぱを食べ続けていた青虫は


突然 激しく伸び縮みを繰り返し
もんどりを打って仰向けになった。

やがて まったく動かなくなり
青虫の短い一生は終わった。



その哀れな姿を

わたしは平然と見下ろしていた。


わたしは花が好き
いとおしくて堪らない

花の好きな人は優しいと
誰もが言ってくれる。


本当にそうだろうかと自問自答していると

わたしの中に棲む
もうひとりのわたしが

クスッと笑った。


今日もひとり 庭に出て

『わたしはこんなに花が好き わたしは優しい・・』 と


独り言をつぶやきながら
せっせと花がら摘みをしている。






★2005年12月10日 発行

アンソロジー詩集 『ネットの中の詩人たち・4』
に、他の5篇の詩とともに掲載されています。

*筆名 【ゆりえ】

☆過去作ですので評価は結構です。
花の様に生きたい
赤い花
黄色い花
毎日色は変わるけど

花の様に生きたい
季節に素直に

花の様に生きたい
青い花
白い花
汚れても
心が汚れても
心のどこかに
勇気と希望を忘れない
真実を求める花でありたい

〜〜シェフレラ〜〜



殺風景な部屋の彩りにと思い

何気なく買い求めた
ひと鉢の観葉植物

シェフレラ


君と出会ってから

もう 十数年の年月が流れたね。


その容姿や存在感は

充分に

わたしの目を楽しませてくれたけれど

いつしか 

部屋は季節の花々に占領され
君の居場所はなくなった。


庭の片隅に追いやられ

それでも

鉢底を破り 地面に根を下ろして
青々とした葉を繁らせ

すぐに わたしの背丈を追い越して

数えきれないほどの春夏秋冬を
健気に生き続けてきたね。


その君が 去年の雪の降る朝
哀しいほどに色褪せてふるえていた。


そして

春を待たずに 一枚の葉も残さず
幹と枝だけの丸裸になった。


庭では

チューリップ パンジー ビオラ・・・・


可憐な春の精たちが
カラフルなドレスを身にまとい

そよ風に話しかけながら
無邪気な微笑みを浮かべているのに


そのすぐそばで 疲れ果て
眠るように佇んでいる 君


いまは ゆっくりおやすみ


わたしの目には見えないけれど

その身体の奥底では
途切れることなく
命の営みは続いているのだろう


だから ゆっくりおやすみ


やがて目覚める そのときまで。






★2005年12月10日★


*過去作ですので評価は結構です。

読んでくださった皆さま ありがとうございます♪
詩「桜花」
桜の季節は終われども 荒野にはただ一本の桜

 
誰見ることもなく桜は吹雪き 嵐のごとく花は舞う

 
吹き荒ぶ風の中に薫風一すじ 切なく甘く花は香る

 
花 花 花は狂うがごとく 無限に届けと力の限り 声の限り叫べども

 
時の歩みが足を止めたるその一瞬 散華せし

 
瞬きと瞬きの間に 誰ぞか知る桜花の最期 

〜〜心の風景〜〜



ちいさな庭に

秋風が心地よく通り過ぎていく


お気に入りのチェアーに腰掛けて
季節の移ろいを感じながら

丹精して育てた草花を眺めている
この ひとときが好きだ。



ひとつひとつの花に目をやりながら
そろそろ 春咲き球根の植え時だなと思う


毎年 10月10日と日を決めて

花壇にチューリップの球根を植えている。



・・と言っても 別に新しく買うわけではない


花が咲き終わったあとに お礼肥えをして
葉が黄色く枯れ始める頃まで世話をすると

親球に子球が何個かついて
大きく育っていくのだ。


でも せっかちなわたしは
それまで待ちきれずに

いつも 早めに掘り上げてしまう。



そうすると まだ充分に育ちきれていない子球が

ふたつ みっつと 

親球にしがみついているのが見えるが
何の感慨もなく 無造作に離していく。


そして しばらく日陰で乾燥させたあと

次の出番まで

風通しのいい涼しい場所で休眠させておくのだ。



久しぶりに取り出した大小の球根を見ながら
指先は 無意識に選別を始めた。

大きくて形のいい球根は
来春の期待を込めて丁寧に扱い

ちいさな球根は

どうせ たいした花は咲かないだろうと
独り言をつぶやきながら片隅に並べる。



もう少し抜くのを待ってやれば

きっと 見事な花を咲かせるだけの
命を持って生まれて来たのだろうにと思うと

胸の奥が チクッと痛んだ。



ちいさな球根たちは

太陽の光を楽しんでいる暇もなく

ひとまとめにされて
プランターに植えられていく。



心配しなくてもいいよ


今度こそ

一番陽当たりのいい場所に置いて
水やりや肥料も忘れずに

春が来るまで

ずうっと見守ってあげるからね



それぞれの 命の続きに想いを馳せながら。






★2007年9月20日 発行

アンソロジー詩集 『ネットの中の詩人たち・5』
に、他の4篇の詩とともに掲載されています。

*筆名 【ゆりえ】

☆過去作ですので評価は結構です。

〜〜川沿いの桜並木〜〜



以前から体調が思わしくなくて


薬が手放せなくなった 

わたしは


気分転換と健康のために

昨夏から ウォーキングを始めた。


家から歩いて10分ぐらいの場所に
小川が流れていて その川沿いを
桜並木の遊歩道がずうっと続いている。


そこが 

わたしのウォーキングコースだ。


夏には

葉桜になった木々が
涼しげな木陰をつくり

風が さわさわと
木の葉をそよがせて

木洩れ陽が目にまぶしい。


秋になり

綺麗に色づいた木の葉を眺めながら
遊歩道を歩いていると

ひんやりとした地面の感触が
シューズごしにも心地よく感じられ

思わず 足を止めて

青空に向かって
ゆっくりと 深呼吸をした。


冬の足音とともに

桜並木も寒々とした姿になり
木枯らしが吹く頃になると

ウォーキングに出かけるのが辛くなって
つい 足が遠のいてしまったが

わたしにとって 桜並木は

季節の移ろいを肌で感じさせてくれる
唯一 身近な存在だった。


そして 

ようやく 春が巡って来た。


桜並木には暖かな陽が降り注ぎ
つぼみもふくらみかけて

もうすぐ 絢爛の季節が訪れる。


風雪に耐えながらも

毎年 この時期になると
まるで申し合わせたかのように

一斉に満開の花を咲かせている姿には
感動を覚えずにはいられない。


振り返ってみれば

わたしは 今まで
何を迷っていたのだろう

人間としての弱さをさらけ出すのは
決して 恥ずかしいことではないはずなのに。


これからは

現実の自分に躊躇することなく


想いのままに

人生を楽しんでみたいと思う。






2005年3月20日

◆ネット詩誌 「MY DEAR」 掲示板◆ 初出。

*筆名 【ゆりえ】


☆過去作ですので評価は結構です。

読んでくださった皆さま ありがとうございます♪

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