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かわうその茶道ノートブックコミュの箱根八里

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1.

箱根の山は、天下の嶮ケン

函谷關カンコクカンも ものならず

萬丈バンジョウの山、千仞センジンの谷

前に聳ソビへ、後方シリヘにさそふ

雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす

昼猶闇ヒルナホクラき杉の並木

羊腸ヨウチョウの小徑ショウケイは苔滑らか

一夫關イップカンに当たるや、萬夫バンプも開くなし

天下に旅する剛氣の武士モノノフ

大刀ダイトウ腰に足駄アシダがけ

八里の巖根イハネ踏みならす、

かくこそありしか、往時の武士


2.

箱根の山は天下の岨

蜀ショクの桟道サンドウ數カズならず

萬丈の山、千仞の谷

前に聳へ、後方にささふ

雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす

昼猶闇き杉の並木

羊腸の小徑は、苔滑らか

一夫關にあたるや、萬夫も開くなし

山野に狩りする剛毅のますらを

猟銃肩に草鞋ワラヂがけ

八里の巖根踏み破る

かくこそあるなれ、当時のますらを


なお原詞では、最後の行は「かくこそありけれ、近時のますらを」である。



用語解説

嶮岨…山が高く険しいこと。けんそ。

函谷關…http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=43991854&comm_id=3282200

萬丈…非常に高いことの形容。

千仞…仞、尋は長さの単位。山などの非常に高いこと。谷などの非常に深いこと。

羊腸…羊のはらわたのように山路などの屈曲して険しいこと。つづらおり。九折。

小徑…こみち。ほそみち。

一夫…ひとりの男。とくに武人。

關…関。

萬夫…たくさんの男。たくさんの武士。

ますらを…丈夫。

桟道…山のきりたった崖などに棚のように設けた道。絶壁から絶壁にかけ渡した橋の道。



『箱根八里』は1901年(明治34年)に発行された「中学唱歌」に初出の唱歌である。
歌詞は2連で1番に「昔の箱根」、2番に「いまの箱根」の副題がつけられている。人口に膾炙している歌ではあるが、李白の漢詩『蜀道難』の一節「一夫當關 萬夫莫開」が歌詞に織り込まれるなど漢籍にみられる故事や古典、歴史に由来する事項が多く盛り込まれており、21世紀の日本人の多くにとっては比較的難解である。
歌詞に登場する「函谷関」は中国の長安と洛陽の間、長安のある漢中の地への入り口を扼する関所で王朝の死命を制する要衝として有名であり、『史記』における漢の劉邦と楚の項羽の攻防や孟嘗君の故事などで知られ、また「蜀の桟道」は蜀の地、すなわち四川盆地を守るに堅い要害としている山中の難所でやはり劉邦の天下取りへの備えとなった故事がある。いずれも箱根の関所のある山道の険しさを東洋史、漢籍古典になだたる難所要害にたとえているものである。
曲はヨナ抜き音階で書かれリズムはピョンコ節あり三連符ありでバラエティーに富んでいるが、歌詞にマッチした勇ましい行進曲調のものである。
(説明wikiより引用)

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