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かわうその茶道ノートブックコミュの中秋の名月

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さて、どこからお話しましょうか☆彡

まず、中秋の名月か仲秋の名月かという話♪

◎中秋⇒秋の真ん中。旧暦8月15日を指す。
◎仲秋⇒秋の真ん中の暦月の呼び名。旧暦の8月を指す。

つまり八月十五夜とは日付に縁起をもつ歳時なのでキッカリ満月である必要はなく、厳密に言えば中秋の名月が正しいワケですね☆彡

それを証拠に今年の天文学的な満月は9月27日!
「おぉ♪一粒で二度美味しいぢゃあないですかぁ♪」
と考えましょうw

そうそう余談ですが、「八月十五日」と書いて「なかあき」と読ませる苗字もあるらしいですヨ ^-^;


八月十五夜の月は別名「芋名月」と呼び、本来は団子ではなく、芋(とくに里芋)をお供えしていました (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)

それに対して旧暦9月13日の月を「後の月or後の名月(のちのめいげつ)」と呼びます。こっちはごっつマイナーですが、八月十五夜の芋名月に対して九月十三夜を栗名月(くりめいげつ)と呼びます。時期の収穫物をお供えするワケですね o(^-^)o

江戸後期の文献によると、ススキを飾る風習は関西圏にはない、とあります。また関西の飾り団子は真円ではなく里芋型だとも。



さて、何故お供えにススキが約束なのかというお話♪
日本に限らず東南アジア圏では呪術的な意味合いで芋畑の周りにススキを植える風習があります。
かわうそは2000年に、ベトナム北部へ安南焼(あんなんやき)と農耕と食文化の勉強に行ったことがあります。
やはり彼の地でも芋畑にはススキがありました!

ススキの別名は「手切り草」。その鋭い葉っぱで悪霊から芋を護る役目を担っているというワケです o(^-^)o



古来より月に関する和歌は多く、闇夜を煌々と照らす月の明るさを想い人への愛に重ねたり、或いは月の満ち欠けを想い人の心変わりに重ねたり・・・etc.etc.



月見れば ちぢに物こそ かなしけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど
   大江千里(おおえのちさと)


いま来むと いひしばかりに 長月の ありあけの月を 待ち出でつるかな
   素性法師(そせいほうし)


やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな
   赤染衛門(あかぞめえもん)


心にも あらで浮き世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな
   三条院(さんじょういん)


嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな
   西行法師(さいぎょうほうし)




月に関する中国の昔話には、日照りで民を苦しませる11個の太陽を射落とした褒美に天帝から不老不死薬を授かった男の話があります。その男の妻「嫦娥(チャンアー)」は永遠の若さを求め、薬を奪い単身 月に逃げます。が、誰もいない月での永遠の若さが何の意味も持たないことに気付き、今でも嘆き暮らしているとされています。

我々の国で月で有名な話といえば竹取物語。かぐや姫が月に帰る際、帝に不老不死の秘薬を遺して行きます。しかし帝はかぐや姫のいない世では生き長らえる価値もなし、と日本で一番 月に近い(つまり一番高い)山の頂上で不老不死薬を燃やすように命じます。
それが富士山(不死山)の由来になったとされています。

月にまつわる話にはなにかと不老不死伝説が絡みがちですね。
欠けては満ちるその姿に古代の人々は永遠を見たのでしょう。。。


さて皆さん、今年の名月は誰とどんな想いで見るのでしょうか (*´∀`)

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