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「就活ゼミ」(就職活動対策)コミュの読んでわかる!就活の基礎 その4「企業研究の進め方」

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┼─ 読んでわかる!就活の基礎
┼┼─ ?企業研究の進め方
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※この文章内の「企業研究」とは、業界研究・企業研究・職種研究をひとくくりにした広い意味での企業研究を指しています。

【差がつく志望動機を作るために企業研究を】
今回は企業研究について書きます。たいていの就活本では、企業研究も自己分析のひとつとしていて、独立した章として取り扱っているものはあまりありません。しかし、企業研究をきちんとしているかどうかが、就活の中盤以降では大きな差を作ります。

皆さんが就活を終え無事に卒業し、就職したときのことをイメージしてください。新規開拓の営業職に配属されました。これまで取引のない会社に、いかに自社製品を買ってもらうかということになります。そのとき、自社製品の良さをごり押しするだけでは買ってもらえません。相手方の状況や事情といった現状を把握してニーズをくみ取って、相手方に利益となるような提案ができなければ、優秀な営業マンとは呼べないでしょう。

就職活動でいえば、「自社製品の良さをごり押しするだけ」の学生が多いのです。つまり、自己PRを練りに練って、暗誦できるくらいまで練るわけです。しかし、相手方企業のことを考えた「提案」はない。あなたという商品を売り込むのが就活だとしたら、やるべきことの半分しかできていないことになります。

補足しますと、実は、自己PRは差がつきにくいものです。学生たちがこぞって内容を練りに練ってくる上、ネタが似通っているからです。アルバイト、ゼミ、サークル、留学、ボランティア…これら5つのカテゴリーに収斂されるくらいです。逆に志望動機を「提案型」にしてしまえば、ほかの学生にはないものがあっという間に作ることができます。

志望動機は、企業もしくは職種に対して、多くの学生が同じような情報をもとに書くものです。同じような情報というのは、大手就職情報サイトの企業紹介ページだったり、各企業の採用ホームページです。そこに、働いている先輩社員の声が載っていると「○○できることがやりがいです」などと書いてあれば安易にその言葉に乗っかって志望動機を書き上げる学生がたくさんいます。そうすると、同じような答えが多くなる。ここが落とし穴です。その中で光る答えというのは、具体性があって、企業の実態をよく理解していて、そして相手方の未来を一緒に作っていく力を感じるものだと思います。

こんな学生が多いからこそ、就活ゼミの指導では志望動機の作成に力を入れています。エントリーシートの当初案を作成してもらった学生と話しながら、ブラッシュアップすると、ほかの学生には決して考えられないであろう志望動機が1時間もあれば作れるのです。

【企業研究で気を付けること】
就活本のなかには、「企業研究をすれば内定はうそ」と大きく書かれているものもあります。すると、企業や業界についてまったく研究しない学生が出てきます。しかし、こうした多くの書籍に共通しているのは「企業研究“ばかり”していてはダメです」ということ。企業研究に警鐘を鳴らす著者は、以下2例に見るような「痛い学生」を見てきた経験から書いたのでしょう。

<NG例・ミーハー学生>
就活をしていくと、企業に対してミーハーになってしまう学生が出てきます。○○社についての知識は豊富で大好きだというのはわかる一方で、では(あなたが)何をしたいのかということになると考えをめぐらせていない学生が多いのです。本人はそう思っていなくても、企業からは入社することがゴールだと思われてしまいます。
<NG例・企業情報マニア>
また、OBOGに会うのはいいのですが、その企業の内情を知ることが楽しくていろんな話を聞くことに終始してしまう学生もいます。しかし、それでは本末転倒、企業を知ることで志望動機を形成しようという当初の目的を失っているのです。そういった学生の多くは、やはり内定には至りません。

こうしたNG例を回避し、きちんと企業研究をする必要があります。先ほどの商談の話でもそうですが、自社のことを全く知らずに飛び込んでくる学生は「熱意がある」といえるのでしょうか。言い方は悪いですが「単純なバカ」「勢いだけの人間」と思われてもおかしくありません。

【企業研究は“取材”、その心構えは】
企業研究の基本的な考え方について説明しましょう。

志望動機を書きあぐねている就活ゼミの学生によく投げかける質問があります。
「あなたの志望具合をみきわめるために、きょうから3日間あなたをこの会社の社員にしましょう。どこの部署でもあなたを受け入れてくれます。3日間仕事してください。3日後のあなたの成果を見て、あなたがこの会社にどれだけ入りたいか評価します。あなたは、どこの部署でどんな仕事をしてどんな成果を出そうと奮闘しますか?」

若手だから・・・未経験だから・・・ということは考えず、一番やりたいことを挙げてください。まずは、それを志望動機にしてみましょうということです。この質問に答えるためには、想像力を働かせてどんな仕事が具体的にできるか考えるだけでは足りません。OBOGに聞く必要も出てきます。企業の製品や商品を知るために出かけることも必要でしょう。

話がそれましたが、どんな仕事がしたいかを考える際には、「その企業でできること、できないこと」「そのセクションでできること、できないこと」を見極める必要があります。そのために必要なのが「取材」です。自分の仕事柄、そういう言葉でしか表現できないですが、「取材」です。「取材」とは、新聞を読んだりインターネットで検索するだけでは達成されません。きちんと人に会って、話を聞いて、自分なりに考えをまとめることこそ「取材」です。

このように書くと、インターネットで企業研究を進めることを一概に「悪」と断じているような印象をもたれるかもしれません。しかし、誤解しないでください。インターネットも活用の仕方では非常に役に立つものです。

確かに、インターネット上の情報は誰でも入手可能で、特に大手就職情報サイトや企業の採用HPの情報は偏りがある可能性が高い。たとえば、リク○ビに企業が情報を掲載する際、広告料を払ってまで企業の恥部ばかり晒すようなことはしないのです。また、企業の採用HPに掲載されるような社員というのは、非常に優秀な社員です。優秀になるには努力をしてきているのでしょうが、そのような過程はあまり描かれず、現在の花形の仕事に焦点を当てた内容も少なくありません。

しかしたとえば、私の友人が運営する「就職SWOT(http://swot.jp/)」では、企業が戦略を立てる際に用いるSWOT分析の手法を参考に、企業の強みばかりでなく弱みが何かも重視して情報を収集・掲載しています。「みんなの就職活動日記」なども、時折有益な情報が眠っています。こうしたウェブサイトが増えてきているので、企業研究の参考にしてほしいです。

【企業研究の3ステップ】
では、進め方の概要をまず書きます。
<ステップ1:大まかに知る>
企業のホームページを見たり、その企業に勤める人に話を聞きます。志望企業であれば、極めて当たり前のことのように思うかもしれませんが、これすら実行せずに受ける人が結構多いのです。
社長は?株価は?扱っている商品は?そういう当たり前の情報をまずは整理しましょう。そして、企業の人に会って話を聞き、仕事のやりがいや仕事で得たもの・ことなどを聞いていきます(この部分について詳細は、5回目のOBOG訪問で書きます)。

<ステップ2:もう少し調べてみる>
日本経済新聞などで、その企業の一年間の記事を読んでもっと知ってみましょう。テレビコマーシャルなどを使っていない商品でも企業を支える主力商品となっているものはたくさんあります。消費者には売られていないBtoB型の商品などは、目にしたことがないものもたくさんあります。
さらに、華々しくないけれどもその企業の基幹となっている仕事があるはずです。そういったものを調べていく。そうすることで、その企業や、志望するセクションでできること・できないことの輪郭がくっきりとしてきます。できることなら、学校のイントラネットなどを使って調べましょう。日経テレコンなら、新聞だけでなく雑誌も調べられるし、地方紙(県紙もブロック紙も)の検索もできます。

<ステップ3:自分がやりたいことを考える>
できることならば、企画書(提案書)を書いて現役社員の方に見てもらうと簡単に行うことができるでしょう。基本的に、ステップ2で抽出した「できること」の中に「やりたいこと」を見出す方法がよいと思います。もしくは、現在はその企業で「できないこと」、企業が「やっていないこと」にこそ活路があるという結論に至ったならば、それをもとに自分なりの提案を考えるのもありです。しかしこれは少々高度です。

このステップ全体で心がけてほしいのが、自分だけしかもっていない情報、自分だけしかいたらないような結論というものを大切にしてほしいということです。何も、奇抜な発想で勝負せよと言っているのではなく、たとえば、生保の商品説明を聞きに行って雰囲気を確かめたり、あらゆる銀行の店舗にいって各々の企業の長短をまとめたり、証券を売り込むパンフを読んで比較したり‥‥。思い付く限り、学生の自分でできること、動けることをやってみるのが良いと思います。マスコミだったら、東京の人間だけでなく、地元の支局を見学して地方の感覚を体験するのも良いかと思います。

【「3ステップ」のケース紹介】
進め方の基本は非常にシンプルで、「それだけ?」と肩すかしに思われた方がいらっしゃると思います。非常にシンプルにしているのは、皆さんの活動によって個々に方針・戦略を練る必要があるからです。人気企業に内定した2人の例をもとに、どのようにこの原則を活用していくのかを紹介します。
<1.400倍を跳ね返したのは企業研究>
倍率は400倍と聞いたことがあります。ネズミのキャラクターが好きです、クマのキャラクターが好きです、テーマパークは年10回以上行ってます・・・こういった志望者が多く、ミーハー型受験者が多い企業の典型ともいえるかもしれません。
この企業に内定した男性の話です。興味を持ってまず行ったのが東京ディズニーリゾートに行くことと、「ディズニーランドの経済学」という本を読むことでした。これがステップ1です。ディズニーリゾートのおもてなしとは何か、ホスピタリティとは何かを実地と書籍の双方から調べたのです。そのうえで、ディズニー好きな友人などに、どのようなサービスがあったら良いかなどを聞いて回り、新たな提案につなげようと取材を重ねました(ステップ2)。そのうえで、夏休みのイベントとして「怖くないおばけパレード」を提案することに決め、パワーポイントで作った提案書を持って面接に臨みました(ステップ3)。オリエンタルランドは内定者や実際に働いている人が身近にいないため、どのように対策すべきか難しいとききます。しかし、少しの工夫で内定が近づくことがわかる良い例です。
彼は、自己PRは予備校でのアルバイトと日本外交を研究するゼミのことを話していました。特に際立つ内容ではありません。しかし、企業研究で差をつけたからこそ内定に至ったのでしょう。

<2.ニトリ>
地方国立大学に通っていた男子学生の話です。「とりあえず、ニトリを受けます」という話を聞きましたが、志望動機を真剣に考えている様子はうかがえませんでした。
ただ、セミナーに参加して企業に関する基本的な知識は身に着けていました(ステップ1)。実際にニトリで買い物をしていたこともあり、ステップ1は難なく終えている印象がありました。しかし、ほかの学生と似たような志望動機しか話せません。「リーズナブルな値段で、いいものが買えるっていい」、それでは新たな提案ができる優秀な社員にはなれません。そこで、ステップ2として対話を通じて調べるべき内容の方針を立てることにしました。いまのニトリに欠けているもの、学生の視点で提案できることを見つけようということです。日常生活を互いに振り返り、日常生活で不便を感じることはないか点検しました。そして、「カーテン、ある?」という質問から、オーダーメイドカーテンのネット販売戦略を提案することにしようと思いつきました。提案に向けて、ニトリの取り組みを調べ、業界内の他社の取り組みを調べ、ニトリの強みと弱みをまとめたうえで、オーダーメイドカーテンで日本一になるために欠けているものは何かを抽出したのです。そのうえで、ステップ3としてその調査結果をまとめて新たなサービス内容(インターネット上でカーテンを配したイメージを見ることができるなど)を提案したのです。
ちなみに、この彼も自己PRはアルバイトの話で、(失礼ですが)他の学生に差をつけられるほどの強みとは言えませんでした。しかし、紹介したエピソードだけでなく、大学の研究で訪れていた博物館の内装に営業をかけることを提案して独自性を発揮し、内定を得ることができました。

以上が企業研究についてです。次回は、OBOG訪問の進め方について書きます。

コメント(1)

就活シーズン到来しましたので上げます。

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