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金継ぎ・美術品修復コミュの金接ぎ

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初めまして。kirikoと申します。
実は先日初めて欠けたり割れた陶磁器を金接ぎをしようと試みたのですが、ぜんぜんうまくいきませんでした。ハンズで金接ぎキットを買ってきて、説明書どおりに、ゴハン粒をこねて同量のうるしを混ぜてみたのですが、ゴハン粒の粒がなくなるまでこねなかったからか、ぼてぼてとしたパテになり、うまく接着面につかないものだから最終的に広範囲にわたってうるしゴハンを塗ってしまい、きれいな陶肌が茶色くなっています。まだ金を塗っていませんが、この茶色は時間とともに薄くなるのでしょうか。これはやり直しができるのでしょうか?修復材料にはことかかないので、こつこつやろうと思っています。最近始めたmixiでもしかしたら、何かヒントが見つかるかもと検索してこのコミュを見つけました。ざっとコメントなど読んだところ、皆様本格的なのでちょっと場違いかもと恐縮しつつ、どなたか奇特な方からよいアドヴァイスをいただけたら嬉しいです。

コメント(31)

勉強になります。ありがとうございます。室はダンボールでいいと書いてあったので、陶器をくっつけた後ダンボールに入れました。日本の夏は湿気があるし、部屋で湿気がありそうなところに放置しておいたら、どうも固まっていたみたいです。
>修復部分以外を漆がはみ出しているということでしょうか
そのとおりなのです。修復部分以外もうるし色で、しかも先ほどチェックしたところ欠けているところを補ったつもりが、ガタガタでこぼこしてまだ高さ厚さともに足りません。もう一度上から塗ってもいいのでしょうか。ちなみにここから「科学的なパテ」に切り替えてというのはOKなのでしょうか。
ところでやり直すって、どうやってうるしを取るのでしょう?筆を洗うガムテレピン油でふきふきするととれるのでしょうか。でも後戻りは余り好きじゃないので強引にいけるところまでいけるものならいきたいのですが、やっぱり無理ですかね。
わたしも、自分ですこし金継ぎをしています。

>ゴハン粒の粒がなくなるまでこねなかったからか
「のり漆」を作ろうとされたのですね。ご飯は良く精米されたものを少し柔らかめに炊いて、全くつぶつぶがなくなるまで練らなければなりません。それから漆を加えますが、これも少しずつ足していきますので、大変な時間がかかります。のり漆は大きな割れをつなぐ時に大変強力で良いそうですが、このように大変時間がかかります。また、湿度によって異なりますが、乾くまでに1ヶ月くらいかかるようです。

どのようなものを直されているのかによって違いますが、余分な漆は、カッターなどではがすことができます。表面がガタガタならば、均一になるまで何度も重ね塗りします。重ね塗りし、乾いてから木賊(とくさ)で磨きます。この作業を何度も繰り返します。木賊は、良くお庭で見かけるものですが、なければハンズでも売っています。

金継の本は何冊か出版されていますので、参考にされると良いと思います。私は里文出版「金繕い工房」をお手本にしています。
サンドペーパーは本体を傷つけますよ。気をつけてくださいね。
漆の部分は細かいサンドペーパーで磨きますが、その場合は、磁器の部分にはマスキングをします。
100円ショップとかで売っている、文房具の紙を切ためのようなカッターがお奨めです。それを使って、少しずつけずっていくと良いです。

ちなみに、もう一度やり直すために接着部分をはずしたいなら、お鍋に入れてお湯で煮るといいです。あるいは、電子レンジにかけられるものなら、様子をみながら「チン」でOKです。
はあ〜ん、安全剃刀はいいですね。カッターより安全だわ。
今度使わせてもらいますね。
私は漆の作品を作っているため、たまに金継ぎもします。

金継ぎを仕事にしていらっしゃる方の話によると、接着には思いっきり樹脂、エポキシ、アロンアルファを使ってるみたいです。
ごはんの混ざった漆(『のり漆』ともいいますが)ではやはり弱いみたいですよ。
薄い磁器のようなものならいけるかもしれませんが、重くて厚みのある陶器なら、その重さでパカっといってしまう恐れありです。
もし、鑑賞用ではなく実際に普段使いする器ならごはん漆の接着では危険な感じがします。

*ちなみにのり漆もごはんをつぶすやり方だけではなく、寒梅粉(米粉でも代用可)を水で練って、火にかけながらいい感じのとろみにしていきます。
で、それがさめてから漆を混ぜます。という方法もあります。
私はこちらでいつもやっています。

はみでた部分を研ぐのも、ペーパーやすりの♯2000くらいなら陶器のほうにも傷がつきませんよ。

少し邪道かもしれませんが、こんな方法もあり!とだけ思っていただければ・・・。
すごい。こんなにいろいろと情報をいただけるんですね。とりあえず茶色い部分をカッターやヤスリできれいにしてみます。
ついでにまた質問ですが、実は、一つ厚さ1mmくらいの作家ものの高さ10cm直径10cmくらいの鉢があるのですが、パカっと2つに割れてしまっていたので、2種をあわせるセメダインでくっつけてみたのです。くっついたことはくっついたのですが、接着面からはみでた透明セメダインがテラテラとしています。おまけに水をいれてみたらしっかり漏ります。(ということは、きちんと接着していない?)もしかしたらどなたかこれをうまく処理する方法をご存知でしょうか?
ナオッ・ツイィーさん、励ましのお言葉ありがとうございます。
でも、どうやら漆にかぶれたみたいです。
この前、カッターで漆の茶色くはみ出したところを掻き落としていたときに素手でやっていたせいだろうか。手首の裏とか首とか、こめかみとか赤くなってぶつぶつして、かゆい。手首の辺りは水泡みたいになってきた。随分潜伏期間があるけど、こんなものでしょうか。以前皮膚科医にもらった、ステロイドが入っていない皮膚炎用の塗り薬を塗っています。ネットで集めた情報によるとほっておけば治るらしいですがほんとかな。なんだか次から次へと問題が起こります。やれやれ!
かなぶんさん>

爪ですか!早速切ります。実は先ほど今更ながら、机やイスはテレピン油で念入りに拭いてみました。かゆいし、赤くなった水泡のぶつぶつが気味悪くて憂鬱になってくるので、とうとうステロイド軟膏を塗りました。治るかな。治ってくれい!
陶器の接着には麦漆というものをつかいます
(糊漆に強力粉を混ぜたりします)
糊漆では強度的に非常にこころもとないとおもいますが、
麦漆はかなり強いですよ
ただ、芯までシマルのには2、3ヶ月必要です
もしこだわりがないなら、
ニ液性エポキシなんかでもいいとおもうんですが

あと、漆かぶれは馴染みのないお医者さんも多いようです
全然利かないものを渡されたりするかも
風呂にはいったり、体調が悪かったりすると広がります
よしおさん>

専門的なご返答ありがとうございます。
しかしながら、へなちょこな私は、漆かぶれに心身ともにかなりダメージを受け、修復作品はダンボールの中にそのまま。恐ろしくて蓋を開けてもいません。

いまだに手首にぶつぶつの跡が残っているし、
強ーい薬を飲まなきゃならなかったし、
そのために、いやな弊害もでるし、
気分的にかなり滅入っています。

のどもとすぎればってことで、
しばらくしたらまた再挑戦する気になるかもしれません。

そうしたら、これに懲りず宜しくご指導くださいネ。
象牙を修理しようとしています。

古いものなので近世の接着剤を使いたくありません。
色合い的に象牙と金は相性がよいので
金継で修理するつもりでいます。

象牙と漆の相性はいかがでしょうか。
できればはがれやすくない方法で修理したいです。
何かよい知恵があればご教授ください。
象牙の割れ、欠けを金継ぎで直すというのは聞いたことがあります。
一般的ではないとおもいますが、たしかに色もあうでしょうね。

で、漆芸本来の直し方なら以前書いた麦漆です。
でも難しいし面倒だしカブレますよ? ニ液のは頑丈で使いやすいんですが、「食器に使わないでください」て書いてあるんですよね。たしか。

自分は逆に漆での方法しか知らないので、他の有効な手段がなるなら
興味があります。
ご返答感謝いたします。
こちらは本の修復に関わっています。


修復したい物は象牙表装の本です。
百年ほど前のフランス製で所有者のものによると見られる
膠での修理の跡がありました。
修復したい範囲はおよそ2cm×1cmです。

装丁が象牙ですので使用による摩擦か乾燥で
脇が欠けているものを修理するつもりでいます。
膠を使うことも考えましたが新しいパーツとの
噛みあわせが思ったより難しいです。

一通り漆での作業工程を拝見いたしました。
植物でかぶれた事はありません。
注意しておきます。

漆室は発泡スチロールで保温できるようにした上で
お湯か保温材で温度と湿度を保とうと考えています。

大きな間違いや思い違いがあるようならご指摘
くださると幸いです。
>象牙を修理しようとしています。

小さいものであれば膠でも接着可能と思いますが、対象物のサイズ・破損の状況・範囲によっても修理法が変わってくると思います。
全てに言えるのは、接合部のホコリ・汚れ・油分などを確り除去することです。
接合部の劣化が著しく進んでいなければ、豚毛の筆でドライクリーニングがらはじめ、続いて蒸留水によるウェットクリーニング、最後にベンジンを綿棒に浸して油分を除去します。いずれも接合部に限られた行為で、対象物そのものの表面に手が加わらないように注意しなければなりません。

これはあくまで文化財保存修復の一般論で、最終的な判断は個々の対象物に実際向き合っていないと下せないものです。

ちなみに、どういった作品なのでしょうか?
おっと、書き込みが同時でしたね(笑

古い膠を確り除去する必要がありますね。
これも蒸留水と綿棒が良いでしょう。

剥離でしょうか、欠損でしょうか?
ヨーロッパのものなので、個人的には漆は避けたい所ですが、、
あと、誤って他の箇所(紙・革など)に漆が付いてしまった場合、そのシミを完全に除去することはほぼ不可能なので、作業には細心の注意が必要です。

本(紙・革)に湿度を与えるのは、カビ・細菌の胞子の増殖の危険性があります。象牙のところだけ漆室に入れられますか?

>漆室は発泡スチロールで保温できるようにした上で
お湯か保温材で温度と湿度を保とうと考えています。

発泡スチロール・お湯・保温材では結露の危険性があります。
漆の乾固には通気性も必要で、湿度・温度も、部屋の中とあまりにかけ離れていてもいけません。
簡易的な方法では、ダンボール箱で行えます。
早速のご回答をいただきありがとうございました。

品物の詳細は1976年フランス語聖書です。
お譲りくださった方が撮影された画像を添付します。
カケは入手したときからのものです。

別の象牙でカケ部分を補修するつもりでしたが
色味が違うので金の華やかさを試すのも面白いかと
ご質問をさせていただいています。

個人的に手に入れたものですので修復品等ではありません。

中身と表装は既に分解しています。
象牙と本体をつないでいた見返し部分は全て
はがしていますので今は本体と三つの象牙パーツに
分かれています。

金具は恐らく錫ではないかと思います。
中央の飾り彫りの裏側から銅線と思われる補強材が
入っています。

膠はキサゲ等で取り除きました。
古い物ですから油分はもう残ってないとは思いますが、
作業中の油分や付着した漆などには頭が回りませんでした。
ダンボールの場合温度の保てる場所で蒸気を加える
方法で問題ないでしょうか。
>品物の詳細は1976年

1876年ではないですか?

>別の象牙でカケ部分を補修するつもりでしたが

ということは、象牙どうしを接着するのではなく、
かけて欠損している部分をコクソ充填で補うのですね?
湿しを与えるとき、象牙のみで、他の素材(金具など)が無ければ漆も可能かと思います。
(しかし個人的にはお勧めしませんが)

膠の除去はぬるま湯・唾液等で、本体に傷をつけないように硬い素材は避けましょう。

麦漆・コクソには、すでに漆に含まれる水分以外にも水が加わるため、温度・湿度を高く保つ必要はないでしょう。
ダンボール内に湿した新聞紙を敷く、内側の側面に湿しを与える、などの作業を朝晩行えば十分と思います。
過度の温湿度により、対象物の表面に水滴が付着してしまうことを避けることが大事です。
もし一度も漆を触ったことがなければ、金継ぎの教室を訪ねるなど、リアルに体験されることを強くお勧めします。
ご指摘ありがとうございます。
1876年の誤りでした。

ご指導ありがとうございました。
漆に関してはまるで知識がないため目新しい事ばかりで
勉強になります。

品物は以前の補修後にも比較的長期間使われていたようです。
背表紙の角が取れたのはその頃のようです。

補修したい箇所に古い手脂が染みています。
これは象牙繊維の奥にも入り込んでいるようなので
完全な除去は難しそうです。

補修する場合古い脂も埃と同じように厳重に取り除く
べきでしょうか。

ここまでしげしげと眺めるとそれも本の年月のような
気がしてどうももったいなく感じています。


ダンボール箱での管理についてよく分かりました。
最初は花瓶などで試してみる事にします。

実際の漆室の管理は予想以上に手がかかる様子ですね。
確かに表装の補修の前に実際に学んでおく必要がありそうです。
>補修する場合古い脂も埃と同じように厳重に取り除く
べきでしょうか。

油分は漆の乾固の最大の敵です。
完全に除去したいところです。
綿を欠損部にあてがい、ベンジンをスポイトでさし、
サランラップをあてがうか、指サックをはめて、
丁寧にマッサージします。
綿に汚れが付かなくなるまで繰り返します。
他の汚れもあるようでしたら、
蒸留水で同じ行為を繰り返せばよいでしょう。

画像で欠損部が確認できないのですが、どのあたりなのでしょう??
ご返答いただきありがとうございます。
いい画像が手元にないので同じ画像でご説明すると
この部分に当たります。

カケ部分の大きさは15mm×3mmほどです。
本自体の大きさもおよそ11cm×8?ほどで
それほど大きなものではありません。

カケは小さいですがこのままだと背表紙の紙が少々
露出して気になるところでもあります。

表装の厚さは0.9mm〜1.2mmのあいだ、
背表紙は1.2mm前後です。

割れ落ちてはいないですが他の背表紙カドにもひびが
見えます。
今のところこちらには問題はなさそうです。
おおむね状態はよく風化が始まっているというほどでもないようです。

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