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環境問題(笑)コミュの議論用掲示板

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議論用のトピックです.
皆様の想いの丈を書き綴って下さい.

※学会誌等の紳士協定に準ずる形で,冷静に意見交換をして下さい.
※文献から引用した場合,文末に引用元を必ず明記して下さい.引用は,他の読者が引用元を当たれる程度に詳しく書いて下さい.
※荒しや罵り合い,根拠の明示されていない個人的見解の投稿などの不適切な書き込みをされる方は,そういった文化圏で勝手に息巻いていて下さい.ここでは,そういう方は不要ですので退会して頂くことがあります.

……とか,書いておきますが,まぁ,そんなに肩肘を張らずに気軽に意見を書いていってください.

コメント(5)

あまりにも誰も何も書かないので,燃料投下.
本文は別なところで書いたものの再掲です.

面白い話を小耳に挟んだので…….

話は先日幕張メッセで行われた地球惑星連合大会(http://www.jpgu.org/meeting/)という学会でのことらしいです(らしい……と言うのは,わたし自身が参加していないのでまた聞きだからです).そこで「21 世紀は温暖化なのか、寒冷化なのか?(http://earth.jtbcom.co.jp/session/j235.htm)」というシンポジウムが開かれたそうです(笑).世話人になっているのは(温暖化の原因は二酸化炭素の増加ではないという主張で)かの有名な丸山茂徳先生(僕自身が丸山先生のこれまでの業績を非常に尊敬していますので,先生の名誉のためにリンクはいたしません).

どうも噂と講演要旨によると丸山先生は,そのシンポジウムで「宇宙線による雲の発生」が原因による地球温暖化仮説を大々的にアピールした上に,地球は2030 年代に入ると寒冷化する,という仮説を唱えられたそうです…….

…….

「宇宙線―雲形成仮説」について,簡単に説明しますと,地球に降り注ぐ宇宙線量が増加すると「雲」が形成されやすくなり(仕組みについては「霧箱」で検索して下さい),アルベド(地球の反射率)が増加するため入射する太陽光線量が減少するため地球は「寒冷化」し,逆に宇宙線量が減少すると逆の仕組みで「温暖化」する,という仮説です.

(※ただし,仕組み自体は科学的に正しくとも,この程度の雲の増減(しいては宇宙線量の増減)は,短期的な気象の変化を引き起こすことはあっても,決して気候変動を伴うような大規模な環境変動は引き起こさない.そのため,多くのサイエンティストにとっては,本来の意味での気候変動を伴う温暖化に大きな影響はないと考えている(なぜなら,雲の形成自体には地表の気温が宇宙線量よりも遥かに大きな影響を与えることが明白であるため)).
(続き)

以前から,地球温暖化に関する異説(ここでは現在最も主流である二酸化炭素原因説以外とします)は数々挙げられてきました.比較的科学的考証がマトモなものでも「太陽黒点周期説」しかり,今回の「宇宙線―雲形成説」しかり…….また,ほとんどオカルト・偽科学であるものまで数えれば,それらの異説は数限りなく存在します(上記2説以外の異説はその説を支える科学的・論理的根拠がほぼないので名前を挙げることを控えます).

このような異説(太陽黒点と宇宙線の二説ね)が,どうして一流の地球科学者を惑わすのか?それは,おそらく根本的な「温暖化」という言葉に対する定義の差にあります(もちろん,各説の論理の根本が間違っていない,という点は重要だけど).

私を含む多くの地球科学者は「温暖化」「寒冷化」という言葉を非常に大きなスケールで捉えています.簡単に言えば,くっきりと気候が変わってしまう「気候ジャンプを引き起こすか否か?」という観点でものを見ています(「白亜紀=温暖期」,「氷期=寒冷期」というレベルの議論).しかし,おそらく,丸山先生をはじめとした「異説」の支持する方々の多くは「もの凄く短期スケールの気温の増減」にとらわれすぎているのではないかと思います(極論を言えば,去年より年平均気温が下がれば「寒冷化」,上がれば「温暖化」というレベルの議論).そもそも議論のスケールが噛み合っていないのだから,ディスカッションにすらならないというのが現状です.

もっと噛み砕くと,こちらが「あと数百年,数千年と言うスケールで,両極から氷が無くなるかもしれない」という議論をしているときに,「次の十年で気温が0.1 ℃下がった(上がった)」という議論をしている人たちがいる,ということです.メインの問題が前者の議論であるとすると,後者の人々が検討はずれの議論をしていることは誰の目にも明らかだと思います(とか,ただの一学生が自分自身が尊敬する先生のことを悪く言ってしまうことになるのは凄く嫌なんですが……).

しかし,こういった学説が大御所の先生の口から誤って広がってしまうことは,非常にまずい現象です.世の中にはこういう反主流な学説を「反主流である」という理由だけで,吹聴しまくる人間が多くいるからです(こういう問題に関しては,これまでもさんざん書いてきましたが,一応,一番下に関連リンクを貼っておきます).そもそも,ただでさえ一般の人々の間では,最早ほとんど疑念を差し挟む余地のないはずの現在の議論に,有象無象の異説が紛糾しているかのように見えているのだから,なおさらです.
(更に続き)

では,そもそも,なぜこんなにも地球温暖化に関する議論が紛糾している(ように見える)のか?

ここに飲茶さんという方が主催されている「哲学的な何か,あと科学とか(http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/index.html)」というweb site から「フェルマーの最終定理(8)(http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/f8.html)」という文章を紹介しましょう.

(※ただし,このサイト自体は管理人の文系脳が酷いので,科学読み物系サイトとしては全くお勧め出来ません.ただし,飲茶氏の文才はなかなかのもので,こういう寓話については,非常に読み応えがあります)

この文章は「フェルマーの最終定理」という「一見簡単そうに見える超難問」にまつわる数学史物語の中の一章です(この一連の著作は物語としては読み応えがあるのでお勧め).僕にとっては,この章の主人公が「最終定理」に取り付かれる様が,多くの穿った見方をする一般の方の「地球温暖化異説」に取り憑かれる様によく似て見えます.

「進化論」なんかでも,こういう現象は見られます(学会では,とうに議論の済んだ話なのに,一般の社会の中では未だに議論が紛糾しているように見える現象のことね).

多分,これは問題そのものが身近過ぎて「簡単そうに見えてしまう」ことが原因なんだろうなー,と思います(いや,実際,「最終定理」はともかく,地球温暖化問題や進化論は主要学説自体がもの凄く簡単なんだけど……).んで,問題は,そういう人たちが「問題」自体を「簡単そう」とか思っておきながら,(学会と言うブラックボックスの中で)あまりにも単純に物事を説明されると「俺様にしか考えつかないもっと高度な説明(笑)があるはずだ!(主要説より格好良い「宇宙線」とか「太陽黒点」とか言う単語が使われている!こっちが正しいに違いない!)」となってしまうのでしょう…….あと,アンチ趣味って言うのも大きいかもしれません(しかし,そのアンチ趣味が「水は0 ℃で凍る」と言う物理現象の記述に対して,「水に良い言葉をかけると綺麗な結晶を作ってくれる」と言って「道徳」を説くくらい狂った趣味だと言うことに気付かないというのは,心底どうかと思う).

多くの場合,異説に踊らされる人たちは,自分の頭をまったく使っていないため,議論の真偽を見極められないか,何らかの宗教的な信念に基づいて物事を曲解しているといえます(例として,進化論ネタで http://www.geocities.co.jp/NatureLand/4270/imanishi/index.html を挙げておきます.はっきり言って,我々から見ると「環境問題の異説」を唱えることは,こういう電波を飛ばしているのに等しいです).

同じ証拠に関して,自分が他人と違う解釈を持ったとき,相手(大多数)を論破出来る根拠もないのに「異説」を支持することは,議論ではなくただの妄信です.または,自分が「根拠」と考えていた理論が論破されたのに,それを認めず,自分(または自分の信奉する仮説)を信じ続けることは,科学行為ではなく宗教行為です.そして,もっと絶望的なことを言うのであれば,「異説を信じている自分」の敵は,世界最高峰の科学者たちの形成する頭脳集団なのです(別に,科学者だから上とか偉いとか言うつもりはありませんが,問題に関して「命がけで研究している人」と「普通の人」のどちらがより科学的に考察できるかは明らかだと思います).

ソレデモ,アナタハ,自分ノ信ジル異説ニ殉ジマスカ?
とりあえず,二酸化炭素が原因だという説に異を唱える人に,確率って概念と級数展開って概念,もうちょっと大雑把に言って近似って概念があるのか,そこんとこが知りたいですな.
# 誰だよ,算数なんて役に立たないから勉強しなくていいよなんて言った馬鹿は.
ははじめまして。

本日づけ毎日新聞朝刊(2面)に温暖化主犯説に関する討論の記事がありました。
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20090112ddm002040147000c.html

この記事は(一応)商品なので数日たつとアクセスできなくなります。
ので、簡単に内容を抜粋すると、
1.エネルギー・資源学会の学会誌の特集で5人の有識者が温暖化の主因について議論。
2.江守正多・国立環境研究所室長、赤祖父俊一・米アラスカ大名誉教授、伊藤公紀・横浜国大教授、丸山茂徳・東京工業大教授、、草野完也・海洋研究開発機構プログラムディレクターが参加。
3.「大気や海の温度の上昇、氷河の溶解など温暖化には疑う余地がない」との指摘には、全員が部分的を含め同意
4.「20世紀半ば以降の気温上昇のほとんどが人為起源の温室効果ガスの増加である可能性が非常に高い」との見解は、江守室長以外の4人が否定。
5.赤祖父氏は自然変動の寄与を主張、伊藤氏は79年以前の観測精度の問題を指摘。

 新聞記事をさらに端折ったので、3〜5は実際の議論の内容と違うかもしれません。雑誌がすぐ手に入る環境でないのでご容赦ください。

 私がこの手の議論の報道で違和感を感じるのは、懐疑派とかのレッテル貼りです。こと温暖化については、yulicoさんの書かれている内容の多面性が物語るように、簡単に白黒つけられる問題じゃないと感じてます。議論がしずらい状況は、その辺から生じてるような気がします。民主党か自民党かを選ぶほどに単純じゃないですよねw

 それから、oanusさんが言われてることと関連するかもしれない点がひとつあります。シミュレーションってそんなに信用していいのでしょうか。伊藤公紀氏ほかの本を読むにつけ、数値解析と実現象のギャップはうまく擦りあってないような印象が門外漢の私にはあります。方法自体を否定するものではないです。

 最後に私の立場を。気候変動の研究は、地質屋なので、面白いと思います。ただし、庶民としては、国が大枚をはたいてするほどのものではないと思います。勤めてる会社で、ISO14000の環境委員をやっています。ウォームビズとかコピーの排紙数管理とか、伐採伐開の最小化とか、正直言って、ここで出すのが恥ずかしいし、もっと有効に資源(お金)を使ってほしいと、くすぶってます。自然と人を相手に「無駄な公共事業」分野で命がけで飯を食ってますから。

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