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天然記念物コミュの牛伏寺のカラマツ

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 長野県松本市内田2573

 1967年02月01日、松本市が特別天然記念物に指定。

 裸子植物門マツ綱マツ目マツ科 Larix kaempferi

 唐松は日本の固有種で、日本の針葉樹の中で唯一の落葉性高木です。東北地方南部・関東地方・中部地方の亜高山帯から高山帯に分布し、天然林は希少です。
 真言宗智山派金峯山(キンポウサン)牛伏寺(ゴフクジ)境内最奥部の標高約1000m地点には唐松の植栽林がありますが、御神木として保護されて来たため天然林に近い状態となっています。特に堂平登山口入口の唐松は、高さが40m・目通り直径1m・樹齢400年に及びます。
 牛伏寺は寺伝によると、人皇第31代推古天皇22年(A.D.614)、聖徳太子が42歳の時に自ら刻んだ十一面観世音菩薩像を本尊として鉢伏山(1929m)に安置したのが始まりとされています。
 さらに、天平勝宝7(756)年、唐の玄宗皇帝が大般若経600巻を善光寺へ奉納する途中、経典を運んでいた赤・黒二頭の牛がこの地で同時に斃れ、その使者たちが本尊十一面観世音菩薩の霊力を知って、その経巻を当山に納め、二頭の霊を祀って帰京したとされ、その結果、「牛伏寺」の名が付けられたとされています。
 実際の牛伏寺創建の時期や事情については確たる史料がなく、鎌倉時代以前の沿革は定かではありません。牛伏寺が位置する鉢伏山の山頂には牛伏権現と称して蔵王権現を祀っており、元来、山岳修行、修験道の山だったと思われます。寺は本来は裏山の標高1100〜1200m地点に位置しており、標高950〜1000mの現在地に移ったのは天文3(1534)年の事です。
 慶長17(1612)年と寛政8(1796)年の大火で堂宇が焼失しましたが、信濃三十三観音霊場27番札所・信州筑摩三十三カ所観音霊場9番札所として信仰を集めていたため、その度に再建されています。明治維新時には高遠藩領に属していたため、特に密教を目の敵にした松本藩による廃仏毀釈の難を逃れる事が出来、長野県下でも有数の文化財を保有する寺院として知られています。

・牛伏寺ブナ林
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=320240&id=80810428

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