ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

天然記念物コミュの牛伏寺ブナ林

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 長野県松本市松本市内田2574-1

 2015年07月07日、松本市が特別天然記念物に指定。

 被子植物門双子葉植物綱ブナ目ブナ科 Fagus crenata

 橅(ブナ)は、北海道から九州まで広く分布する落葉広葉樹ですが、長野県の中南部には少なく、松本平では自然林は殆どありません。しかし、真言宗智山派金峯山(キンポウサン)牛伏寺(ゴフクジ)には、東西約110m・南北約90cmの広さに100本程の群落があります。この場所は、牛伏寺の寺有林で、自然のままに維持管理されており、南向き斜面で日当たりや良く、赤松・唐松・杉の植栽林に囲まれた林となっています。
 牛伏寺は寺伝によると、人皇第31代推古天皇22年(A.D.614)、聖徳太子が42歳の時に自ら刻んだ十一面観世音菩薩像を本尊として鉢伏山(1929m)に安置したのが始まりとされています。
 さらに、天平勝宝7(756)年、唐の玄宗皇帝が大般若経600巻を善光寺へ奉納する途中、経典を運んでいた赤・黒二頭の牛がこの地で同時に斃れ、その使者たちが本尊十一面観世音菩薩の霊力を知って、その経巻を当山に納め、二頭の霊を祀って帰京したとされ、その結果、「牛伏寺」の名が付けられたとされています。
 実際の牛伏寺創建の時期や事情については確たる史料がなく、鎌倉時代以前の沿革は定かではありません。牛伏寺が位置する鉢伏山の山頂には牛伏権現と称して蔵王権現を祀っており、元来、山岳修行、修験道の山だったと思われます。寺は本来は裏山の標高1100〜1200m地点に位置しており、標高950〜1000mの現在地に移ったのは天文3(1534)年の事です。
 慶長17(1612)年と寛政8(1796)年の大火で堂宇が焼失しましたが、信濃三十三観音霊場27番札所・信州筑摩三十三カ所観音霊場9番札所として信仰を集めていたため、その度に再建されています。明治維新時には高遠藩領に属していたため、特に密教を目の敵にした松本藩による廃仏毀釈の難を逃れる事が出来、長野県下でも有数の文化財を保有する寺院として知られています。

・牛伏寺のカラマツ
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=320240&id=80810214

コメント(1)

 8月20日土曜日に訪れました。観音堂〔松本市指定重要文化財〕の直背がブナ林です。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

天然記念物 更新情報

天然記念物のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング