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精油・植物オイル勉強会コミュの精油化学・ご存知の方教えて下さい

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先日インストラクター用の練習問題をといていてわからない点がありました。
ご存知の方教えていただけないでしょうか?

問*精油について正しいものと1つ選びなさい
1・テルペン系炭化水素類を多く含む精油は酸化しにくい
2・加水分解とは精油成分がアルコールと反応することをいう
3・精油は重合すると精油の粘度が高くなる
4・精油は未開封ならば劣化しない
答え*3

という問題なんですが、
1のテルペン系炭化水素は酸化しやすいって事なんでしょうか?またなぜ酸化しやすいと言えるのでしょうか?
2の加水分解って?なんですか?
3重合って何ですか?
以上わからないことずくしでチンプンカンプンです。

コメント(9)

重合・・・劣化すること。
   分子が同じような分子と連続的に重なり合って大きな
   化合物を作ること。
   これにより精油の粘度が高まり、
   香りも劣化しやすくなること。
  例)A成分 ○
    B成分 ○○
    C成分 ○○○ があったとします。
    →重合するとA+B+Cとなり、○○○○○○
     となり重なってしまう。

加水分解・・・
有機酸+アルコール=エステル + 水
R-COOH + HO-R'   = R-COO-R' + H2O
エステルに水を加えると、有機酸とアルコールになる事。
それを加水分解といいます。


   
続きです。

精油を詳しく知る上で、有機化合物について知って
おく必要があります。
有機化合物の主体をみなすのは、炭素と水素でできた
炭化水素です。
これを炭素の骨組みと見立てて炭素骨格と呼んでいます。
炭素、水素、酸素などが結びつく形態は共有結合です。
これらの結合を考える時に、原子に手があると考え、
結合するときは、手をつなぎあうという風にイメージします。

有機化学の基本で、
水素(H)は手が1本持っています。
炭素(C)は手を4本持っています。
窒素(N)は手を3本持っています。
酸素(O)は手を2本持っています。
イオウ(N)は手を2本持っています。

テルペン系炭化水素は、炭素と水素だけで出来ている
不飽和炭化水素です。(分子式:C5H8)
ここで不飽和という言葉が出てきましたが、
ここが酸化しやすい原因となります。
テルペン系には、二重結合が1個以上あるもので、
二重結合は非常に壊れやすい性質を持っています。

例えば、安定のある脂肪族系炭素骨格の分子構造を書くと、
  H H
  | |
H-C-C-O-H
  | |
  H H

となります。この構造式は非常に安定性があるのは、
二重結合が含まれていないから、酸化もし難くなります。

しかしテルペン系炭化水素の構造式は以下のとおりです。
分子式:C5H8

  H H  H   H
  |  |  |    |
H-C=C-C-C=C-H
      |  |
      H H
となります。「=」で表記されている部分が二重結合に
なります。Cの手を数えると一つのCに対して4本の手が
ありそれぞれHと結んでますよね。
二重結合は、Hが8個しか無いために手を結ぶ相手が
いなくなってしまったので、隣のCと手を結んでいる
状態になります。
この部分が不飽和炭化水素と言われる所以で、
この部分が空気やらに触れるとすぐに手をOと結んで
しまったりしやすいので、壊れやすいという事になります。
なので、酸化しやすいといわれるところです。

長々と書いてしまったので、すごく分かり難いかも
しれませんが・・・。

もっと詳しい方、私の説明が間違っていたら指摘して下さい。
よろしくお願いします。
よっちさん
ありがとうございます!
書き込みしてよかったぁ〜!
聞くは一時の恥・聞かざるは一生の恥ですね!
もっと勉強しなくては・・・
本当にありがとうございました!!
あ、あとからゴメンナサイ

窒素Nの結合の手、3本とは限りません
そうでないと-NO2 の構造が説明出来ません

それから、イオウの元素記号はSです。
硫黄も結合の手の数が変わりますね

そのへん、説明しようとしたら
分子気道について説明しなきゃならなくなりますしw
アロマ関係の方は知らなくていいのかも知れませんが・・w
ありむたさん
ありがとうございます!
精油の化学ってどう勉強したらいいのかわかりません
また色々教えて下さい。
あ”
私、分子軌道を分子気道って書いてるw

わたしは、アロマの本じゃなくて
香料化学の本で勉強しましたよ。

どこまで勉強したいかで
選ぶ本も変わりますが
試験を通過する程度の知識でよければ
一般向けの香料化学系の本でいいと思います。

一番お薦めの本は、残念ながらすでに絶版・・
私が勉強していた頃は、アロマ関係の本も
今みたいに沢山はありませんでしたので
香料化学の本を探すしかありませんでしたが、
今は、アロマ関係の本がいっぱいありますから
精油化学で検索をかけたら、本も出てくると思います。

ネットに繋がる手段があるのだから
読みやすい本を自分で探しましょう
まずは、ネットでキーワード検索
気になる本があったら、図書館で内容を確認
自分が必要と思えたら、取り寄せ購入
わたしは、そうやって勉強してました。

ちなみに、よっちさんの書かれた
重合=劣化 と考えるのは、精油の化学の中での考え。
私たちの生活の中に、重合体がいっぱいあります。
プラスチックもそうですし
ガラスなども、二酸化珪素の重合体です。
セルロースはブドウ糖の重合体
ゴムやビニールなどもそうですね。

応用きかせようと思ったら、
ちゃんと有機化学の勉強をされたほうがいいです。
有機化学にある程度知識があれば、
精油の化学についての本を読んでも難しくはないと思います。
あむりたさんへ
すごいですね。しかも間違え指摘ありがとうございました。
私は、インストラクターの受験用に勉強している有機化学
しか知らなかったので、あのような陳腐な回答しかして
あげられませんでした。
まぁ、とりあえずはインストラクター(AEAJ)の精油の化学で
あれば、あの程度でいいのかな・・・と思いつつの回答です。

重合って他にプラスチックとかガラスなどもそうなんですね。
知りませんでした。
でも、インストラクター受験には関係なさそうなので、
ここら辺は流しても良いのではないかな・・・と思っています。

きっと化学香料と精油ではまた違うのでしょうね。
いいえ
個々の成分については同じですよ。

香料化学と申しましたが、化学香料と申し上げてません。
合成香料ばかりではありません。
化学香料の合成技術がない時代は、
香料業界も天然原料を使っておりました。

ですから、香料化学の本を読むと、
精油成分についても、個々の成分の含有比率についても、
植物からの採油量についても、産地についても、
アロマの本よりずっと詳しいです。

むしろ、アロマに関しては香料業界の方が先駆者で、
10年以上前の本に、鳥居鎮夫先生の研究である
CNV(随伴性陰性変動)についてもちゃんと記載があり、
20種類以上の天然精油についてデータが載っています。

有機化学の部分については、アロマ業界のほうが勉強不足で、
協会のトップの先生方に、有機化学に明るい人が少ない
・・・というあたりが、レベルを引き下げていると思います。

私は、試験のための勉強はつまらないと思っているほうなのでw
試験のためでなく、ちゃんと面白さを伝えられる講師と
出会いがあればいいのになと、皆さんのお話を聞くたびに
思うばかりです。

インストラクター試験が、自分の目標のための
1つの通過点でしかないのなら、
試験のための最低限の勉強をしていればいいと思います。

研究・進歩のない学問は、学問として生き残れません。
一人一人の努力やら研究やらが、
全体のレベルを引き上げていきます。
もっと、高いところをみて進んで行きたいなと思うのは、
贅沢なことなんでしょうか。
(とりとめのない話になってしまいましたが)

ご参考までに、わたしもAEAJのインストラクターで
(しかも、相当古いです)
得意な分野は、精油の化学と歴史と薬理学です。
ラテン語をやっておりましたので、学名の知識もございます。
得意な分野に関しては、
有名な先生方にも負けない自信がありますよ
うんうん…いつも書き込みを拝見してましたので
丁寧な説明とても勉強になるなぁと思う反面
何のことかわからないこともあるんですが
やはり基礎から学べば、もっと面白く感じるように
なるんだと思いました。
お近くなら、是非教えていただきたいくらいです。
またお願いします!!

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