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福井県のLUNA SEAファンコミュの【レポート】LUNA SEA、30周年記念ライヴ武道館2日目「5人がさらに上を目指している」

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https://www.barks.jp/news/?id=1000167885

360度の客席からの視界の中、LUNA SEAが5月31日および6月1日の2日間にわたって日本武道館で開催した結成30周年記念スペシャルライヴ<LUNA SEA 30th anniversary LIVE -Story of the ten thousand days->が幕を閉じた。WOWOWで生中継された最終日の6月1日。30周年のベストセレクション的内容ということもあって“初日とセットリストが数曲入れ替わるぐらいなのか”と勝手に想像していたら、その予想はのっけから覆された。

隅から隅まで客席が埋め尽くされ、期待で高まる会場に初日と同じくLUNA SEAのメモリアル映像が映し出され、美しく神秘的な照明が射し込み、オープニングで鳴らされたのはSUGIZOがトリプルネックギター、INORANがアコースティックギターを奏でる「LOVELESS」であった。アルバム『MOTHER』(1994年発表)の幕開けを飾るこの曲は、ツアーや初の東京ドーム(<LUNATIC TOKYO>)でも1曲目に演奏され、“「LOVELESS」始まり”を期待するSLAVEが多かったことでもおなじみの名曲だ。RYUICHIの表現力を増したヴォーカル、真矢とJの力強いビートも相まって憂いを帯びたこの曲が、今のLUNA SEAのエナジーを注入したヴァージョンとして披露された。
そしてギターを持ち替えたINORANがセンターでギターをかき鳴らす「TONIGHT」に移行すると大合唱。SUGIZOとJが左右のスロープに分かれ、INORANはバックヤードへ。デビュー当時から“5人全員がフロントマン”と形容されていたバンドだが、30年経ってもその在り方が全く変わっていないことが一発でわかる凄いアクトだ。

「武道館!会いたかったぜ! LUNA SEAは30周年を迎えました! この5人と出会って30年、共にステージに立てることがホントに奇跡だと思います。そしてみんながこうしていつも俺たちにパワーを送ってくれることに、すごく熱い想いを感じています。やっぱりLUNA SEAはライヴバンドだから、これからもみんなとキャッチボールをしていきたいと思います」──RYUICHI
音楽に対する熱量をキープしたまま、エモーショナルで色気を増したロックバンドへと進化していったバンドの“REBOOT”後のひとつの象徴ともいえるナンバー「Rouge」が赤く染まる照明の中で鳴らされ、そのダイナミックな演奏に呼応するようにヘドバンするRYUICHIのヴォーカルも迫力を増していく。「END OF SORROW」「TRUE BLUE」と1990年代の大ヒットナンバーが立て続けに披露されたのもメモリアルイヤーならではの選曲だ。

RYUICHIが、『ガンダム』の音楽監督にSUGIZOが就任したことに触れ、「『ガンダム』ってすごく狂おしい世界なんだけど、そんな狂おしさがちょっと前のLUNA SEAの影と重なる気がしてね。音楽を作っていてもすごくワクワクしました」と伝えると拍手喝采。TVアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の第一弾オープニングテーマ「宇宙の詩 〜Higher and Higher〜 」が武道館を宇宙空間に変えてしまうようなスケールで鳴らされた。ミラーボールの青い光がやがてまばゆい白の光に変わる演出もため息がもれるほどの美しさ。
そして初日に続き、LUNA SEAは再び新旧SLAVEたちが息をのむようなことをやってのけた。ステージ下手、真矢のドラムの横に設置されていたセットに、なんとINORANがギターを置いて移動。力強いフォームでフロアタムやキャノンタムを叩き始め、ファイヤーボールが上がる中、披露されたのは『MOTHER』収録曲「FACE TO FACE」だった。新曲とカオスでコズミックなこの曲を繋げるのも技ありだが、まさか真矢のドラムとINORANのパーカッションのコラボというアプローチでプレイするとは。Jの荒々しくグルーヴィなベースが際立ち、SUGIZOのギターがときにトリッキーに空間を彩っていく。会場からはどよめきに近い歓声が起こった。

続く「ROSIER」のカップリングに収録されていた「RAIN」は原曲とはかなり異なるアプローチ。SUGIZOのヴァイオリンで始まり、“SUGIZOコール”の中、同期を用いて、INORANが座ってアコギを奏で、RYUICHIがその旋律を歌い出すまで「RAIN」だと気づかなかったほどだ。3人の編成で生まれ変わったナンバーもSLAVEたちを驚かせ、30年の時が流れても挑戦し続ける。むしろ、終幕前より柔軟に可能性を探っていくバンドの今を浮き彫りにさせたのが、2日間を通しての中盤のセクションだった。
真矢のドラムソロ、Jのベースソロが場内を釘付けにし、後半は「BLUE TRANSPARENCY」で加速、近年のLUNA SEAのライヴには欠かせない「I for You」へと。RYUICHIが自身の病気も含めて様々なことがあった月日を回想した。

「いろんなことがあった30年間。終幕もあったしね。俺もみんなに心配いっぱいかけちゃいましたけど、こうして5人でスタートを切ったんでね。めくるめく夢をみんなに届けていきたいと思います」──RYUICHI
ハンドクラップの中、最新アルバム『LUV』収録曲「BLACK AND BLUE」が光を集めるような強さと躍動感で放たれ、みんなが手を振る至福の光景が広がる「IN MY DREAM」は大合唱。RYUICHIがバックヤードを走り抜け、ギリギリのタイミングでセンターに戻って歌い出したり、まさに予定調和なしのライヴ。半端ない一体感の中、LUNA SEAの心地いい緊張感と集中力は途切れることなく、「TIME IS DEAD」でいつもなら4人が集結するおなじみの見せ場でINORANが真矢のほうに向き合ったのも印象的だった。

そして本編ラストは「ROSIER」。Jはインターでマイクスタンドを後方にぶん投げ、ダイナミックで華のあるギターで魅了したSUGIZOはフィードバック音を残してステージを去った。
LUNA SEAへのバースディソングが鳴り響いたアンコールでは新曲「悲壮美」が武道館を包み、メンバー紹介へ。初日は結成当時のドーナツ事件(?)で会場を沸かせたが、最終日はINORANは話さず、JもSUGIZOもマイクを通さず生声でシャウト。真矢はドラム台から降りて後方の席の人たちのためにメンバーの様子や発言を通訳して笑わせ、RYUICHIがメンバー分の差し入れとして持ってきたドーナツを2個食べてしまった30年前の罪をみんなのおかげで初日に告白できたこと、30年越しのお詫びでドーナツを5個買って(※1800円だったとのこと)今日メンバーに返したことと伝え、場内を爆笑させた。そして最後にSUGIZOとINORANの掛け合いで紹介されたRYUICHIは、12月にニューアルバムをリリースすること、U2やローリング・ストーンズのプロデュースを手掛けたスティーヴ・リリーホワイトとの共同プロジェクトが進行していることを改めて報告した。

アンコールのラストは金テープが放たれた「WISH」でハッピーエンディング……と思いきや、この日は新たな発表とともに特別な曲が用意されていた。
「12月21日と22日に、今年もさいたまスーパーアリーナでやります! 12月にアルバムをリリースするって言ったもんね。眠れない夜が続くかもしれませんが、みんなで頑張って作りたいと思います。紆余曲折あったけど、30年間、たくさんの想いをもらって、こうやって5人がさらに上を目指しているという価値のある想いをエンジンにして新しい世界に連れて行こうと思います」──RYUICHI

そんな言葉のあとに贈られたのはアルバム『STYLE』収録曲であり、永遠に変わらぬ想いを刻んだ10分を超える「FOREVER & EVER」だった。“REBOOT”後の東京ドームでもラストに贈られ、SLAVEたちと様々な想いを共有したこの曲が再び更新、ピラミッドを形づくる照明とともに届けられた感動の30周年。奇跡の物語がこれからも続いていくことに感謝しかない。

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