ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

大耳ネットワークコミュの第7期 名島表現塾 第4回レポート

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
第7期 名島表現塾 第4回レポート(2月17日)記録・鹿児島

《参加者》
さちんさん、高原牛乳さん、かずっちさん、小林さん、ちょこさん、鹿児島

今回は表現塾卒業生のさちんさんと初参加の高原牛乳さんが遊びに来られました。
こんなに人数が多いのは久しぶりで今日はとっても楽しみです。

【掃除】
自分が使う稽古場を綺麗にする事と
己の心身の中を浄化する作業でもあります。

【柔軟体操】
1人で身体を軽くほぐし、次に2人組になって柔軟体操。良い状態で練習に入る為に体と心をほぐします。状態をより良くする為に、一般的に行う柔軟体操のカウント(いーっちにッ、さーんしッ!)というのを非常にゆっくりカウントします。何故かというと、日常のリズムとうのは早いからです。その日常の早いリズムを本来の身体のリズムに戻す為、また非日常の感覚に持っていくためにゆっくりのリズムでカウントを口から発し体を動かす事で体全体のリズムや状態を本来の自分へと誘っていきます。
僕らも日常生活からこちらに切り替わる1発目なので「早すぎる」とカットさんの1言がよく入ります。


【脱力】
<上半身の脱力>
2人1組で一人が誘導者になり、相手の脱力を導いていきます。
深呼吸→上半身の脱力(前屈姿勢にダラリと上半身を垂れます。)
誘導者が更なる脱力へ身体を解します。
誘導者は脱力者の後ろに立って腰を持って腰を中心に回転させるように左右に振ります。ダラン、ダランと振り子のように左右に触れます。
その他かたい所ほぐれていない所を誘導者が解していきます。

ですが、解す方が難しい。ここが力が入っている、力が抜けていないというのはわかっても解せるとは限らない。「ここ、力が入っているよ。」と言う事で本人があっと気付いて力が抜ける事もありますが慢性的な場合本人も力が入っている意識がないから本人ではどうしよもない。抜こうとしても抜き方がわからない事もある。難しいところです。

何気ない事を話しかける事によって解れる人もいる。話しかける事によって固まる人もいる。人それぞれ。実践して試すしかない。


終わったら交代です。

<寝にょろ>
次に、全身の脱力。これを「寝にょろ」と呼んでいます。仰向けに寝て行います。これも2人1組で一人が相手の身体をほぐし脱力へと導いていきます。

足を揺らし頭の先まで揺れが伝わるのを確認します。
両手の指2本を握って揺らし頭が揺れるのを確認します。
頭ごろごろして首の力が抜けているのを確認します。
それからまた手を揺らして足を揺らして終わりです。

上半身の脱力も寝にょろも誘導する方が難しい。相手の力を抜いてやる事が難しい。



【発声】
まず、顔をモニョモニョと揉んで緊張をほぐします。顔の皮膚や耳や首も揉みます。
それから発声に入ります。

・「んー」「あー」「んまぁー」の3種類の長い呼吸の発声。
各発声の前に深くゆっくり長く深呼吸をします。3回やって3回目の吸った所から発声します。

・50音発声
口を大きく開けてはっきりと発声します。
1点を見つめそこに届けという意識で発声すると良い声になります。
視点をまっすぐ前を見たところから少し上に上げると喉が開き良い発声ができます。

・ホーミー
ごにょごにょ、もにょもにょと、よくわからなくてもなんとなくやってみる。
触れているうちになんかそのうち掴めてくる。
ホーミーは共鳴・共振。口の中が不思議に響き合い不思議な音を出す。出したい音とは別の音が出たりする。それを意識的に行う。

(ホーミーとは・・・
アルタイ山脈周辺民族の間に伝わる【喉歌】と呼ばれる歌唱法のうち、西部オイラト諸族に伝わるものの呼称。一般に、緊張した喉から発せられる笛のような声のことを指す。語源はモンゴル語「咽頭、動物の腹部の毛皮」をあらわす。
いくつかのスタイルにわけられるが、人によって分類が異なり、統一見解はまだない。
※アルタイ山脈とは西シベリアとモンゴルにまたがる山脈。「金の山」を意味する。

典型的なホーミーの発声は、まず喉を緊張させた音を安定に大きく発声するところから始まる。唇は左右対称に「ア」を発音する時のように開き、舌は上に巻きあげて舌端の裏側を硬口蓋の奥の方につけ、喉を詰めた声をここで共鳴させる。すると非常に強い「倍音」が発生し、その音が口笛のような高い音として認識されるのである。
慣れてくれば、舌端を上あごに接着せず、舌と上あごの間にごく狭い隙間をあけただけで同様の音を発生させることができる。



最近カットさんはまっすぐ立つ事の話をよくされます。
良い喉の鳴り、だけではなくて、全身が良い鳴りの楽器になってより良い声が出るとの事なのだろうと思います。


【楽器・ボイス・リズム練習】

<リズム練習>
リズム練習はリズムの練習でもありますが、心を一定に保つ安定の練習でもあります。

また、これは身体を使う訓練でもあります。


<太鼓>
3〜15拍子。
さちんさんは暫く来ていなくてもしっかりやれている。
高原牛乳さんも初めてなのに間違うことなくちゃんと出来ていて恐るべしと思った。

・ポリリズム
3〜5拍子。
3〜7拍子。 
こちらも高原牛乳さんはすんなりやれていました。
また3〜7のポリリズムはすごかったです。人数がいないとこんな事はできません。


<笛>

ドミソのベース組と即興組に分かれて吹きます。
即興組はカットさんの指揮でソロを交互や同時に行います。
ちょこさんとさちんさんの即興がちゃんとメロディになっている感じがしてすごいと思いました。


【踊りと演奏のセット】

踊り/ちょこさん 演奏/さちんさん・鹿児島

ちょこさんの踊りが素晴らしい。
さちんさんが演奏をしながらちょこさんの踊りに感動していた、という話をするとカットさんが前回のはもっと素晴らしかったよと言われさちんさんはどんだけ凄いんだろ、見たかったと残念がっていました。

さちんさんは久々なのにブランクを全く感じさせない演奏。
鹿児島のハーモニカの音に対してのさちんさんの音の選び方が非常に上手かったとの感想がありました。
また鹿児島が一つの事に没頭するよねとの感想も言っていました。

鹿児島は2人で演奏するという事に戸惑いました。いつもは1人ですので。難しいなぁと思いました。

照明/陽子さん 赤の使い方が良かった。


踊り/陽子さん
演奏/高原牛乳さん・かずっちさん

陽子さんの踊り。
非常に良い。陽子さんは踊り足りないと感じたそうです。
時間の中で出しつくさないといけないけど自分の中から上がってこないと踊れないわけで難しいところです。
僕はいつもの陽子さんとは違う感じがして見ていておもしろかったです。

演奏。
鉄琴と太鼓のリズムの掛け合いが音色もバランスも綺麗でおもしろかった。
高原牛乳さんは難しいと感じたそうです。



踊り/さちんさん・鹿児島
演奏/ちょこさん

ちょこさん。サインがあってからが長かったとの指摘がありましたが、ちょこさんはこれはこれでひっぱりたいと感じたそうです。
でも終わり方が良かったそうです。ピタッと。

さちんさんはバリエーションが豊富でとても面白かったとの感想がありました。
ちょこさんもそうだけどさちんさんも具体性と抽象性の両方がある。それが上手くどちらもを出しているとのお話がありました。

男性の方が抽象的になり過ぎる傾向があるのだというお話をカットさんがされていました。

鹿児島も具体性を体の中に持つと良い、という話がありました。

さちんさんの話を聞いていてさちんさんは見ながら、或いは見た後、分析をしているんだな、と感じました。だから吸収と成長が早いのだろう。

僕は観て、一緒にいて、体験していれば勝手に入って来ると思っていた。

かずっちさんの伸びもそういう事かもしれん。


踊り/高原牛乳さん・かずっちさん
演奏/陽子さん

演奏。
キーボードの音色が良い。
間がよい。声と楽器の組み合わせ方がよい。

踊り。
高原牛乳さんが大耳では見ない動きをしていた。なんというかのびのび動いているように感じた。観ていてこちらも気持ち良くのびのびした心境になってくる動きだった。良いなぁ、と感じました。
高原牛乳さんは音が気持ち良かったので、と語っていました。

かずっちさんは相手を意識しながら踊るという事に苦戦した、と語っていました。最近は1人で踊る事ばかりだったので。
僕も観ていてそうなんだろうなと感じながら観ていました。僕もさちんさんとの演奏でそれを凄く感じたので。
かずっちさんは縮こまっている感じがしました。隣に人がいる事で動ける範囲が狭くなっているように見えました。
ですが、高原牛乳さんは広い『大耳ネットワークの夕べ』で踊る時よりすごくのびのびと自由に踊っているように感じました。体操・発声を夕べより丁寧に行うから体・心がほぐれたのか、狭さや人の少なさまたは人への安心感から心・体が開放的になっているのか。
すごく対称的な踊りだったように感じました。

人との共演というのが僕も難しい。
わがままに好き勝手やってももちろん駄目。
違和感がある。

でも自分を活かす事で相手が活かされる事もある。



人が多いからこその難しい部分と考えさせられた部分と勉強になった部分とありました。

【食事】
料理の宿題
高原牛乳さん/ポテトサラダ、味付け卵
さちんさん/野菜のピーナッツの味噌あえ
かずっちさん/トマトシチュー(ホタテとエビ入り)
陽子さん/シーチキンとキャベツサラダ
鹿児島/スンドゥブ
カットさん宅の明太。

ゲスト参加のお2人も料理を作ってきてくださり(しかも高原牛乳さんは2つも)大変賑やかな食卓でした。人数的にも多くて楽しい食卓でした。



【宿題発表】<戯曲>

陽子さん/『秘密』
男はブラック・モーリーという魚を飼っている。
シーンは黒という男が部屋を真黒に塗っているところから始まる。真っ黒に塗り終えた黒は部屋に観葉植物を置く。
主人公は父が死んだのを役所に隠して年金を貰い続けている。そこへ弟がやってくる。真実を話すが受け入れてもらえず、黒に助けを
求めるが黒は出てこない。ブラック・モーリーの水槽に魚がいない事に気づく。そして、水草が水槽から消え観葉植物が部屋に置いてある事に気づく。魚が自首するよう訴えにきてくれたと気づく。自首する決意をする。

というストーリー。

感想。
さちんさん。すごくおもしろかった。始めに魚を可愛がってるシーンがあるともっとよかった。
カットさん。着眼点が良い。すごくヘンなものが出てくるかと思ったら王道だった。傑作。
その他、「ブラック・モーリーについての説明を語るのが不思議な感じ」、「不思議な感覚」、「フランスの不条理」などの意見もありました。

旅先でみた、お魚から着想を得たらしいです。



陽子さん/『おい!ワニ!』
動物園?でワニを見ていると、子供がはしゃいでいる。「おい!ワニ!おい!ワニ!」。「おい!パパ!」いつの間にか掛け声が変わっている。どうも自分に呼びかけているらしい。おれはパパじゃねぇぜ・・・うるせぇなぁ。母親が出てきて謝ってる。なりゆきで3人で回る事に。「今日はありがとう。ちょっとパパ気分が味わえたよ。」

というストーリー。
感想。
「妙におもしろく、妙にシリアス。」
僕が「前の作品『秘密』の方がちゃんとした作品になっている」という感想を言うと、カットさんが「いやいやこちらの方が素晴らしいのだよ」というお話をされました。こういう着眼点は陽子さんにしかない独自のものなのだと。タイトルも素晴らしいとおっしゃっていました。「こんなタイトルは出て来んね」と。



さちんさん/『ピザ』
ピザ屋のバイトと店長が話をしている。
お客さんを呼ぶために何かパッとした何か引きつける事をしなければ、と相談中。
様々な案が飛び出し最終的には頭をボーズにしたアイドルを使ってCMを作ろうと言う事に。「マルガリータ!!」
某たこやき屋のCMメロディーにのせてCMソングを歌う2人。そこへ別のバイトがやって来て「それパクリじゃん」。

というストーリー。
感想
おもしろい!すげー!
ワンシーンのみ。それを膨らませてある。

話を進ませるのは簡単。でもこんな風にワンシーンをきっちり描く事膨らませる事も大事なんだ、とカットさんがおっしゃっていました。
舞台では話がポンポン進むと、お客さんは付いていけない。だからワンシーンを膨らませて丁寧に描いていく方がよいのだと。

正統派でちゃんと書かれている。
見習いたい。そんな風に細かいディティールまで描けるようになりたい。



鹿児島/『蝶のいる風景』
ストーリー。
4人の自然の神。水、緑、火、土。自分の存在が、幸福が、生きる意味がなんなのかがわからなくなって、双眼鏡で人間世界を覗きこむ。
生態系からズレて生き続ける蝶。生きるのがつらくなって自ら死のうとする人、それを食べてでも生きようとする人。心中をする人。
そんな世界を覗いて神々は日常業務に戻る。
というストーリー。

感想。
観念的遊び。イメージ遊び。言葉遊び。
男は概念的になりやすい。概念の中に世界を作る。
女の人は日常の中に世界を見ている。
鹿児島君はこれから現実を見ていかないかん。
現実を通して世界を見てかないかん。

というお話をカットさんがして下さいました。

高原牛乳さんが詩として見ると詩的情感があってよい。仮想現実でのイメージ。よいと思った。
戯曲の事はよくわからないけど、戯曲は詩的じゃ駄目なのか?など、しっかりした意見を持っていらっしゃるのだなと思いました。

陽子さん、ぶちぶち切れていて勿体ない。

かずっちさん、映像的。このセリフを映像的にするとおもしろいかも。

また、カットさんが
パフォーマンスアートの台本だね、とも。
日常と別個に作るのでなく、日常に向き合って作れるようになるとよい、と話されていました。

提出して良かったです。


カットさん/『近未来SF老人と子供のプログレス』
老人と子供が歌い出す。
老人:俺たちは自由だ 俺たちは自由だ もうすぐ死んでやるぜベイビー
子供:僕たちは不自由だ 僕たちは不自由だ まだ死にたくないよー


子供たちと老人たちが町内会のイベントの歌と踊りを練習をしている。子供たちこんなヘンなの嫌だ、やらない。という。老人たち、そんな事したらこの町内に必要のない人間になってしまうぞ。つまり消去法にひっかかりお前たちは消されてしまうぞ。と。子供たち、そんなの噂だろ。
という会話をしていると町内会長と体罰隊が現れる。
子供たち老人たちのピンチの所にあらわれるマゾンナさん。マゾンナさんはボンテージファッションでエロチックな格好。片手には鞭。
戦いの行方や如何に・・・

以後、第二部へ続く。

というストーリー。

感想。
舞台化を見たい!!という声が多数。
カットさんは「演劇の祝祭的なものと現実の危うさみたいなものを描けたらと思って書いた」とおっしゃっていました。
わかりやすいけど凄く複雑なものをと。
上演目的ではなく自分で規制をかけずに書こうと思い書いた。
とおっしゃっていました。



今回の名島表現塾はここまでです。


初参加の高原牛乳さんは「レポートで読んで言葉だけ知っていた<寝にょろ>や<脱力>その他の事がこういうものなんだ、と体験出来たのがすごく良かった。」
とおっしゃっていました。

久々参加のさちんさんは「リズム練習とかみんな上手くなっている。自分も負けないように頑張ろうと思った」
とおっしゃっていました。

高原牛乳さん、さちんさん、また遊びにいらして下さいね。お待ちしております。



以上、今日の表現塾はここまで。


**名島表現塾では新しい塾生を募集しています**


**体験入塾もお待ちしております**

(現在)体験入塾特別料金、1回につき、2000円です。



表現に行き詰っている方、新たな表現を模索している方、初めて表現に触れたい方、お待ちしております!

みなさん、ぜひ名島表現塾にお越し下さい!!


★次回宿題
・戯曲を1本読んできて感想を語る。
・料理
※かずっちさんは前回忘れた戯曲も。


OKライン以上を提出する事。OKラインのラインは案外低い。やらねばいかん事をしっかりやっているかどうか、求められた内容をしっかり把握しちゃんと取り組んできたか、しっかりこなしたかどうか。
それでもOKラインは最低のOKラインでしかなく「おお!」っと唸り声が聞こえてくるのはやはり絶品なもの。
まぁそれは奇跡なので、しっかりOKラインを越えていく事を淡々と取り組み続けてヒット数を増やしながら勘をつかんでいく事。
淡々とガバりましょう。


★次回持って来るもの
絵を描く画材とスケッチブック


**名島表現塾では新しい塾生を募集しています**
体験入塾特別料金、1回につき、2000円です。
新たな表現を模索している方、初めて表現に触れたい方、ぜひお越し下さい!

今後の表現塾の活動日
3月3日(日)
3月17(日)です。

*参加費は、
塾 生 /ひと月4000円(ひと月二回参加)
体験入塾/一回2500円 です。
(今だけ2000円で体験入塾できます!!) 
*時間は15時〜22時位まで
*場所は名島神社の下、下松邸【連絡先:092(673)4156】
*途中帰宅も可(要相談)

詳しくは、mixiの名島表現塾コミュニティ
PC版 http://mixi.jp/view_community.pl?id=2792351
携帯版 http://mixi.jp/view_community.pl?&id=2792351
をご覧下さい。

皆様、いつも読んで下さいましてありがとうございます。
遊びに来られるのもお待ちしております。

お気軽にどうぞ。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

大耳ネットワーク 更新情報

大耳ネットワークのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング