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大耳ネットワークコミュの第6期 名島表現塾 第15回レポート

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第6期 名島表現塾 第15回レポート(8月26日)記録・鹿児島 寿

〈参加者〉
かずっちさん、小林さん、ちょこさん、鹿児島

塾の活動が始まる前に雑談をみんなでしました。近況報告、最近気になったニュース、体や心の調子の事など。調べ物の宿題で頭が柔らかくなっているのか、いつもより話が盛り上がりました。

【掃除】
掃除機がけされた部屋を雑巾で拭いていきます。掃除しているうちにやる気が出てきます。
でも、今日はなんだか暑さでだるいです。

【柔軟・体操】
ケガをしないように、動ける体になるように2人1組で体をほぐします。相手に触ることで心も一緒にほぐします。

【脱力】
〈上半身の脱力〉
2人1組で1人がもう1人を誘導します。深呼吸→上半身の脱力→ゆっくり起き上がる。
交替して次の人が誘導してもらいます。

〈寝にょろ〉
1人が仰向けで寝て1人が相手の体を揺すります。足→手→頭→手→足の順番で。足を揺らす時は頭まで振動が伝わるように。交替して次の人がほぐしてもらいます。

【発声】
深呼吸して声を長く出す、短く切って声を出す。「あ」から「わ」まで。
声を長く出すにはコツがある。自分の出す声と喉の共鳴地点が見つかると少しの息で長く声が出せる様です。
今日はカットさんが長かった。丁寧に体を解したからやろうね、っとおっしゃっていました。今日は僕も好調、というか気張りました。1分05秒、1分10秒、1分10秒。次回も気張ろう。
かずっちさんは今日は早めのリタイア。
小林さんが頑張っていた。

【ホーミー】
1つの声で2つの音色を出すホーミーという発声方法の練習。これは練習あるのみ。日頃から練習練習していないと出来なくなってきます。
かずっちさん、小林さん、ちょこさんがちょっと掴みかけてきている。
カットさんが新境地。「ア」のホーミーをやっていました。

楽器の準備をして休憩。
【休憩】


【リズム練習】
〈太鼓〉
・2〜15拍子。
・3、4、5、6拍子のポリリズム。
久々のポリリズムで「あれ?なんだっけ?」っと体と頭が迷う。迷うと遅れる。
やはり日々の練習が大事なようです。

〈笛(リコーダー)〉
3拍子Cコード。
2組に分かれ、ベース音組と自由組。
ベースの方にアルトリコーダー。自由の方にソプラノリコーダー。
今度は入れ替えて。
次にカットさんが太鼓を加えて。トラディッショナルにしたいとの事で。
なかなか綺麗でした。

・3拍子Cコードで太鼓+1人が笛で適当にメロディを作って吹きます。それを全員でコピーして次の人に回します。
・そこにカットさんが太鼓を加える。
メロディーコピーなのにかなり綺麗な演奏でした。

【踊りと演奏のセット】
・かずっちさん、ちょこさん組
・小林さん、鹿児島組

(踊り:鹿児島 演奏:小林さん 照明:かずっちさん)

踊りに関して「そんなに悪い印象はない。形や動きが良いから目に気持ちがよい」という感想をおっしゃっていました。小林さんの演奏に関して「あんまり元気がないね。出来てるけど8割。10まで行っていない。」という感想をおっしゃっていました。小林さんは
気分や集中力のムラ
が弱点である、というお話も。
照明はかずっちさんで上下させて踊り手に合わせたり、メイハリがあってよかったといわれていました。


(踊り:かずっちさん 演奏:ちょこさん 照明:鹿児島)

踊りのかずっちさんは「前回のちょこさんの踊りを意識したり緩急をつけてみようなどを思って踊ったそうです。
感想としましては「完成度ではなく広がりや楽しさが出ていて非常に良かった。」というものでした。
襖の向こうに消えていく所、廊下から出て来る所、好きでした。劇的な感じがしました。

演奏のちょこさんは「最近はずーっと演奏はよかったのだけど、今日はちょっとイマイチだねぇ」という感想でした。そこそこいいがピークがない。ズーっと8分な感じ。バーっと盛り上がるところがほしかった。」とおっしゃっていました。

照明は苦労しようのがよくわかった。がんばりよった。


(踊り:小林さん 演奏:鹿児島 照明:ちょこさん)

小林さんの踊りは始まりのポーズは良かったが次に壁を叩いたのが良くなかった。物に頼っている。物に注意がそれている。身一つで表現したほうがよい。
(僕も以前はここがわからなかったが、今はなんとなくわかる気がするってとこまでは来た)
狙いではなく楽しくてやる分には良い。
「鹿児島の今の音は狙いっぽくもあるが彼は彼で正直にやっているから良いのだ」というお話もされていました。

【とにかく捨て身でないと駄目である】
っというお話をカットさんは良くされている様に思います。江藤さんが来られていたお陰でもあると思います。江藤さんは全力の捨て身ですので。
【捨て身は大雑把になる。でも正直で良いのだ。誠実さが良いのだ】
と話されていました。

もうひとつ鹿児島の音に対して
「音色を選べる様になると良い。
このシーンではこの音色(楽器、音)かなぁ。っという風に。どのイメージの色が必要か。と言う意識をもつと良い。ちょこさんがその辺が上手い、というお話もされていました。

それから衝動についての話。
衝動のある方が勝ち。
始まる前に衝動を自分の中で高めてから舞台に立つ。
上級者になると別の事していても「始めッ!」の合図でヒュンッっと入れる様になる。
それは難しいのでそれまでは自分で始まる前に気持ちを高めて衝動を高めて「始め!」の合図に挑む事をやっていった方がよい。

僕は「出す出す」っという頭の思考しかなく衝動がなかったのだと思う。ちぐはぐな違和感と「前へ前へ」という変な気持ちと。全身で一つの塊にならんとダメな気がする。


(踊り:ちょこさん 演奏:かずっちさん 照明:小林さん)

かずっちさんの演奏、前回へのリベンジをしたいと思っていたそうです。是非もう一度江藤さんと組んで同じ土俵でセッションをしてみたい。そう思っていたそうなのですが、江藤さんは休みだった。
それでも、その気持ちは持って演奏したそうです。

ちょこさんの踊り、「リラックスして、大きく体を開いて、場を受け止めていた。」
本人談、もがいていました。どこか当たりがないかと。
それは誠実なもがきである、との話がありました。
調子が良くない時はどうやって当たりを見つけるか、誠実に探すのだ、と。

ちょこさんが「かずっちさんの音も探している感じがした。脱皮しようと誠実に探している感じがした」と言われていました。

【ハッタリや意味あり気ではなく、誠実に迷って探す】
と見ている方は「ああ良い踊りだ」と思ったりもする。

【表現とは発見する事】
「あった!」と言う喜び。音や言葉や動きの発見。

【手を抜いてはいけない】
【迷っていても誠実に】
【新しい発見へと】

【いつも誠実に】
逆に調子の良いときの方が気をつけなければいけない。
調子の良い時は落としやすいから。
【調子の良い時も誠実に】
などのお話がありました。

また、
【如何にして自分の精一杯に持っていくのか】
その為の訓練をここでしている。

スイッチの入れ方。

そこからちょこさんへの質問タイムになりました。

ちょこさんはどれくらい踊っているのかという質問があり
「30年くらい」
だと言われていました。

’81年の22歳から仮面工房へ入り踊る様になった。
28,29歳くらいの時に「踊りを極めたい、もっと上手くなりたい」と思い土方巽の本などを読んだ。動くだけでなく活字から何かを得よう、と踊りの本を読み漁った。
「学生時代にまだ踊りをしていないころに麿赤児の踊りを観た経験とかも入っているかも。」
「その頃は気合入れて踊っていた。真剣に。」
また、「突き詰めていくと100点じゃないと、となってくる」
とも話されていました。
それだけ、真剣に踊っていたのだろう、と思いました。


当時、仮面工房では準備運動として<踊りと演奏のセット>をやっていたそうです。現在、<大耳ネットワークの夕べ>や<名島表現塾>で行っているのと同じようなセットを。
ちょこさんが入ってきたときも「あんたも踊って」と踊らせてみたところ、ダントツで凄まじかったそうです。
それまでも他のメンバーは踊っていたのに初めて踊ったちょこさんはダントツで凄かったそうです。
そこでカットさんは「あんたは踊り担当ね」と役者をしたくて入ってきたちょこさんを踊り手にしたそうです。
しばらくは劇の中の踊り手の役や妖精や幽霊やそういった役が多かったそうです。ブランコ乗りの役もあったそうです。

何故準備運動に踊りと演奏のセットをしていたかというと役者をする時の体の動きが良くなるからだそうです。
動きの軌跡が良くなる。観る者の”目に心地よい“動きになるそうです。

今、塾で踊らせているのもそういった意味もあるそうです。

白石加代子や寺山修司の話も出てきました。

そういう話を暫くしました。セットはここまで。


【食事の時間】
かずっちさん:大根をコンソメで煮て、ソーセージと合わせて炒めた物
小林:コールスロー
鹿児島:豆腐チゲ
ちょこさんの白飯

今日は一生懸命動いて腹ペコだったので皆たくさん食べました。どの料理も大変おいしかったです。
かずっちさんの大根は絶品でした。僕が味付けは「コンソメだけでもいいのですか」と聞くと「コンソメだけだと締りがないんよね。」と言われていました。流石。

氷を入れた麦茶がおいしかった。
小林さんのコールスローも他の料理とは異なり清涼感があり良かった。
豆腐チゲもうまい。
おいしい夕飯でした。ご飯が進み予定以上に食べた。


【研究発表】
それぞれに出されたテーマで調べて来た事を発表します。

かずっちさん:宮沢賢治(前回の続き)
概要;宮沢賢治の戯曲『飢餓陣営』(バナナン大将)を皆で脚本の読みをしました。

ストーリー/お腹を空かせた兵士たちを連れた大曹長と曹長。自分たちの大将であるバナナン大将の付けている食べ物で出来た勲章を食べようとなる。「大将、その素敵ですね。一番すごいのはどれです?」「成程、次に凄いのは?」「次は?」と言いながら勲章を兵士たちに回していく。兵士たちはそれを食べていく。
バナナン大将、嘆き悲しむ。
大曹長と曹長、私たち2人が決めた事お詫びに腹を切ると言う。
バナナン大将、あいわかった。それには及ばん。何故なら私は今良い体操を思いついた。
それを教えると言う。
バナナン大将、号令をかけながら体操を教える。
最後にみんなで合唱して終わり。
というストーリー。

大将の勲章が、どこどこ大戦で得た物、から次第に取り返した、とか、道で拾った、とか、自分で作った、などになっていく。
体操は組み体操で果物を採る動作である。
これまでの様な非生産体操ではなく、生産体操である、とも言っている。

非常に面白い反戦的内容の戯曲でありました。

ぶっ飛んでおりますので機会がありましたら読まれてみたらよいかと思います。


鹿児島君:メイエルホリド(前回の続き)
概要:前回の続きの流れ。でもその本自体がメイエルホリドの人生の途中までしか描いていなかったので途中まで。カットさんが補足して下さったり、僕の知った知識を話したりしました。
プロセアムアーチ(額縁舞台)についてやポーランドの演出家グロトフスキー(持たざる演劇)、演出家タデウシュ・カントール(『死の教室』※映画版の監督はアンジェイ・ワイダ(『灰とダイヤモンド』)などの話やロシアの革命運動の流れなどの話を補足して頂きました。

人の人生について学ぶのは面白かったです。
また、チェーホフやメーテルリンクなども出てきて繋がりが見えてよかったです。

【今後についての話し合い】

今回の塾はここまでです。
今日は非常に濃い日だったように思います。


◆次回の宿題◆
かずっちさん:宮沢賢治の詩を読んでくる。
小林さん:近松門左衛門の原作のDVDを観てくる。
鹿児島:『長崎の夕べ2012』のDVDデザイン
※今回の宿題は絶対にする宿題というのではありません。
なんとなく気が向いたらしとってね、という程度の宿題です。


おかず1品

★次回持って来るもの
絵を描く画材とスケッチブック


**名島表現塾では新しい塾生を募集しています**
体験入塾特別料金、1回につき、2000円です。
新たな表現を模索している方、初めて表現に触れたい方、ぜひお越し下さい!

次回の表現塾の活動日
9月2日(日)15時からです。

*活動は基本は毎月第1・3日曜日(変更有り)
※9月は2日、23日です。 
*参加費は、
塾 生 /ひと月4000円(ひと月二回参加)
体験入塾/一回2500円 です。
(上記の通り今だけ2000円で体験できます!) 

*時間は15時〜22時位まで
*場所は名島神社の下、下松邸【連絡先:092(673)4156】
*途中帰宅も可(要相談)

詳しくは、mixiの名島表現塾コミュニティ
PC版 http://mixi.jp/view_community.pl?id=2792351
携帯版 http://mixi.jp/view_community.pl?&id=2792351
をご覧下さい。

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