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傷を消毒しちゃダメ!コミュのスキンケアについて

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他所のコミュ(皮膚科)でスキンケアについて書いた文なんですが、
ここで添削していただければと思い、
たたき台として提示いたしますので、皆様の御意見をお願いいたします。

--------------------
正常な皮膚は、皮膚細菌叢と呼ばれる皮膚常在菌の集団によって覆われています。
その中でももっとも数の多いものが、表皮ブドウ球菌です。

この菌は、皮膚表面の皮脂を分解してパルミチン酸やステアリン酸を産生します。
これらの酸を皮膚常在菌は、栄養源として利用出来ますが、
通過菌である黄色ブドウ球菌は利用出来ず増殖する事が出来ません。
従って、表皮ブドウ球菌が皮膚の上を覆ってくれている事で
外来の通過菌(黄色ブドウ球菌など)が皮膚の上で繁殖する事を防ぐ、
皮膚のバリアの働きをしていてくれています。

お湯で皮膚を洗う、もしくは石鹸で洗って良くすすいだ場合、
一時的に皮膚表面には菌はいなくなりますが、
五分もあれば毛穴から皮膚常在菌が出てきて皮膚を覆い、
ブドウ球菌などの外来菌から皮膚を守ってくれます。

ただし、消毒薬や殺菌性のクリームを塗った場合、皮膚常在菌も死滅しますので、
長時間、皮膚は非常に無防備な状態におかれます。
また、皮膚自体を痛める刺激性の強い合成界面活性剤や、
皮膚を乾燥してしまうクリームタイプのハンドクリームなどを塗った場合、
皮膚自体を痛めるので、皮膚常在菌が速やかに増える事が出来ず、
ブドウ球菌などが付着すれば感染を起こすほどに増殖が可能となり、
感染性の皮膚疾患を引き起こす原因となります。

私がスキンケアの方法で一番無難であると考えている方法は、
お湯を用いて石鹸の泡で洗った後によくすすぎ、
乾燥を防ぐ為に、抗原性が無く、角質に浸透せず、皮脂も溶かさず、
吸湿性も持たず、刺激性を持たない白色ワセリンを
一日数回こまめにすり込んでおくという方法をお勧めします。

コメント(55)

Docさん

>その間は抗生物質を投与、弱気です。

ふふふ。Docさん意外でした!!
そのような一面もお持ちなのですね。大丈夫ですよ!!抗生物質はいりませんから、もし術後に内服を使用するならば非ステロイド系抗炎症剤あたりで3日程度、処方してみてください。(当院でチョイスされるご家族はほとんどおりませんが…)

一応僕の術後・・・
不妊手術(去勢・避妊)は、そもそも猫避妊手術でミリ単位、ゴールデンレトリバークラスの避妊手術でも3〜5cm程度の術創にしかならないと思いますので、皮内(織)縫合で合わせて終了。オプサイトで開創方向にテンションを付けないようにしています。もちろん、カラーなどの装具は不要です。

抜糸は、すべきか迷っています。本来ならば、6-0程度のモノフィラメント非吸収糸で、抜糸をするべきとは思うのですが、4-0程度のバイクリルやPDSIIなら吸収反応が悪影響を及ぼしたことがないので、適当な時期(10〜28日後くらい:広っあせあせ)にチェックして終了です。

先生!なぜそこだけは、湿潤療法になさらないのですか!?治れ治れ〜成分が、シャワーで流れちゃったらもったいなくありませんか!?
(話の主旨がずれてますね…)
Docさん、ありがとうございます。

湿潤療法そのものは、確かに開放創云々…その通りですが、切開面を少しでも空気にさらさないという意味では、手術創に応用してもいいかなぁ〜なんて思ってます。どんなに上手に縫合しても顕微鏡レベルでドンピシャには縫えない以上は、僕にとっては開放創だったりして。

でも、「皮内縫合だけにすると、痕をみせに病院に連れてきてくれない」「飼い主さんが抜糸まで様子を見たりするから…」あります!!!ありますよね!!めちゃくちゃありますよね!!!うちも、超田舎なので、そんな感じです。

閑話休題。

Docさんの内容が夏井先生の鵜飲みでないことを信じて、問題点をもう一度見直したいと思います。

なぜ鵜飲みでないと信じているかと言いますと…
「その中でももっとも数の多いものが、表皮ブドウ球菌です。この菌は、皮膚表面の皮脂を分解してパルミチン酸やステアリン酸を産生します。これらの酸を皮膚常在菌は、栄養源として利用出来ますが・・・」
からです。

夏井先生をはじめ多くの文章では、皮膚表面の皮脂を分解するのはアクネ菌(Propionibacterium属)がメインのように書かれていますが、Docさんは、表皮ブドウ球菌がそれをなしているとお考えだったから。これは、裏付けがあるぞ!と感じたのでした。

追加でもうちょっとだけ質問です。

1)黄色ブドウ球菌はこれらの酸を利用できないのでしょうか?それとも、これらの酸によって皮膚pHを下げられたため、利用する前に通過するから利用できないのでしょうか?

2)黄色ブドウ球菌は、何を栄養源としているのでしょうか?アミノ酸を必須とすることは分かるのですが、それらは本当に皮膚では供給されないのでしょうか?

3)「お湯で皮膚を洗う、もしくは石鹸で洗って良くすすいだ場合、一時的に皮膚表面には菌はいなくなりますが、五分もあれば毛穴から皮膚常在菌が出てきて皮膚を覆い、ブドウ球菌などの外来菌から皮膚を守ってくれます。」
に関しては…
「お湯で皮膚を洗う、もしくは石鹸で洗って良くすすいだ場合、一時的に皮膚表面には菌はかなり減少しますが、すみやかに皮膚常在菌が増えることで皮膚を覆い、ブドウ球菌などの外来菌から皮膚を守ってくれます。」
と考えることとは違いますか?

4)「ただし、消毒薬や殺菌性のクリームを塗った場合、皮膚常在菌も死滅しますので、長時間、皮膚は非常に無防備な状態におかれます。」
に関しては…
「ただし、消毒薬や殺菌性のクリームを塗った場合、表面的には無菌(皮膚常在菌も含めて)になると考えられます。皮膚常在菌が戻るには、毛穴から動いてくる必要があるため、お湯や石鹸での洗浄に比べれば皮膚は一時的に無防備な状態におかれます。」
くらいでよいでしょうか?

ぶり返してすみませんが、どうしてもちょっとだけ納得いかなくて…。よろしくお願いいたします。
Docさん、なるほど!!こんな話がたくさん聞けてうれしいです。

Docさんがどのようにエビデンスってものをお考えかは分からないですが、現在の世界中の獣医学において優良なエビデンスクラスに属する知見はほとんどゼロですよねっ!そもそも医学範囲の自然科学に“不動の事実”なんてあるのか、疑わしいですし。
そんな中で、学会で講師がたかだかn=10程度のデータを出して、声高らかに「このエビデンスがあるから〜」なんて面白くも恥ずかしくもある業界が僕らの仕事場です。だからこそ、奇特な手段をあたかも風に大げさに公演して人気を得ている方も少なくないわけで、海外の専門医をお持ちの日本人獣医師の何人が、本場の専門医と同等に意見を交わせてるのか…?もしかしてただ英語が喋れるから向こうの学会に出て、それをネタに国内で講演してるスピーカーなのか?とか…。(あっ、失言かな…)

それなら、たくさんの方(世代・性別・学習環境)の見方や感じ方をお伺いして、自分の間違いや思い違いを見直す…(もちろん、学会やセミナーにも年間80〜100日は出てそれなりにブラッシュアップしてますが)、そんな感じで、日々の獣医学を実践していきたいと考えてます。なので、Doc先生のお話も、青木先生の本も、佐伯チズさんのスキンケア理論や、日本香粧品学会も、僕にとっては考える根拠になるんで、参考にします!エビがどうとか関係ないっす!まずは一回、その方の脳みそになり切って考えて、その後で、少しずつ自分を出して、考え、改め…(改める場合が多いのが悲しいですが:笑)。なので、これからもいろんな人と話せるといいなぁって思ってます。今後も教えてください(クレクレクレ…)。

(もっとも、その道の権威の意見が最低のエビデンスレベルですから、青木先生の医学会でのポジションは存じ上げませんが、正常細菌叢における権威ならば、最低ランクのエビデンスにはなりえますよね!)

・・・おっとっと。獣医学のエビデンス問題を語らせると止まらなくなります(笑)。聞き流していただいて結構です〜。

>消毒薬や殺菌性のクリームを塗ったあと、果たして塗る前の皮膚の状態にすぐに戻るのかという疑問

はい!!ありますよね。
なので、最初の「正常」の話がすごく興味がありました。
これは消毒薬や殺菌性のクリームというククリである必要はないと思うのです。細菌叢に影響を与えないものでも、皮膚に影響を与えてくれるなら、結果的に消毒薬を超える毒薬を塗りつける以上に悪事を働くものだと僕も思います。
石鹸も石けんカスが悪さをする可能性があるから、おそらくDocさんは「よくすすぐ」という一言をきちんと加えていらっしゃるんだと思いました。

>動物の皮膚に関して、どこまで外挿できるのか

知りたいです!
とりあえず、Dr.Ih○ke、Dr.DeBo○eらの海外講師、国内の獣医皮膚科の先生数人に「シャンプーをすることで起こる皮膚正常細菌叢と皮膚の構造の変化はどのくらい続いて、その後の皮膚にどの程度の影響を与えるのですか?」とここ数年で質問してきたのですが、「論文などは出ていないと思うが、正常な皮膚であれば速やかに戻るはずなので、現時点では問題視できない」という答えばかりです。特に国内の先生は「問題ない」と、洗いたがりますね。Dr,.Ih○keは、最近は殺菌性のシャンプの使用頻度は少なくなってきたとのことでした。

で、そのたびに「正常ってなんですか?」「速やかはどのくらいですか?」「犬の洗浄にシャンプーを使用する根拠はあるんですか?」と尋ねるのです(今回のように)が、一番柔軟な回答がDr.DeBoreの「シャンプーに関しては見直すべきと考えているが、特に問題になっていないと感じているので、まだ先になるだろう」という感じのお話でした。(答えになってない回答ってのが、悲しいのですが)

Docさんが面白い知見を出してくれると嬉しいなぁ〜。問題点は外挿どころか、「犬」ってくくってよいのだろうか!?と思えるくらいに犬の奇形性と日本にいることがそもそも間違っているかもしれない…ということでしょうか…。
えっと、単純に考えると、そんなに吸収効率のよいものを皮膚に塗ると
クリームと同じで「皮膚から水分を吸収」してしまい、保湿としては厳密には逆効果になるのでは?

余ったヒアルロン酸は、顔に注射して若返りに使うってのはどうでしょうw

↑冗談です。

実際に美容皮膚科初心者のDr.が練習用に使用することもあるそうですが
シワ伸ばしのために作られたヒアルロン酸に比べると値段が安い分効果が落ちます。
そもそも麻酔をきちんとしなければ激痛に耐えられません。
Docさん、ありがとうございました。

#22
先生はお優しい方ですねわーい(嬉しい顔)。ボクは、昨今の純血種が関わる犬たちの状況を思うとなかなかそうは呼べません。なので、来院されたご家族にも同様にお伝えしております。とはいえ、この場では不適切な呼称だったかもしれません。ご指摘に感謝いたします。

Docさんに、ぜひ犬用の入浴剤を考案していただきたいものです。

今回は、ありがとうございました。
あっ…もう一回だけ顔出しちゃいました。

僕は、患者さんにも自分にももっぱらプラスチベースです。鷲のマークの。

3・4年くらい前に松本の頃の夏井先生んとこに遊びに行った時から、夏井先生はプラスチ〜を好んでましたネ。自分に使用するにも、動物に使用するにもワセリンのようにカタマリにならずに、す〜っと伸びてくれるのが心地よいと思います。

参考までで〜。

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