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地球防衛グーン!コミュの第一回地球会議

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20年2月23日第一回地球会議が厚木市の某所で行いました。以下は議事録です☆

1961年農業基本法のもと、農業の生産性向上・効率化が進まる。そして農業の近代化が起こった。
農業近代化:機械化、化学化、装置化、単作化、専門家、大規模化の6つである。
この近代化により自然のペースで行っていた農業から、化学肥料や農薬など人工的な農業へと移り変わっていく。農業近代化により、手っ取り早く安価に大量に生産することが実現し農業界にとって、化学肥料や農薬の威力は抜群で救世主的な技術革新であった。
しかし、化学肥料や農薬の使用により土が痩せ、土壌微生物が減少する問題も発生した。
農薬:病原菌や虫、微生物、昆虫、小動物を殺す。
   土を汚染し⇒水⇒魚・鳥⇒人・赤ちゃん(未熟児)。
   昭和30年ごろの農薬は今なお土壌に残留している。
   使用している農家さんの体に異変(倦怠感、アレルギー、肝機能の低     下)。
   農家さんが慢性中毒によって死亡したり自殺の道具にもなっている。
 レイチェル・カーソン著「沈黙の春」
  アメリカの農業生産量は1947年から1960年にかけて5倍の量になった。それには化学肥料と農薬の使用(飛行機による空中散布など)によってもたらされたことであるが、その代価として春に小鳥のさえずりが消えてしまった。
農薬散布は大量の消費を作り上げることで大量の生産の自己回転を作り出す資本主義に組み込まれていった。広大な農地に一種類の作物だけを植える単一栽培が広まり、自然の均衡やコントロールが崩壊し農業生産方式の中に農薬大量使用のメカニズムが組み込まれた。
そして日本はアメリカの穀物市場だけでなく農薬市場とも位置づけられ、石油工業の成長に伴って三井・三菱・住友系の有力企業が農薬産業に参入した。

ゲージ畜産:方向転換もできない鉄格子の中で鶏や豚を飼育する。
      量を何千頭、何万羽と規模を巨大化してカネを生み出す仕組み。
      密飼いによって運動不足が起こるので高カロリーの餌を与えるから      病気が発生する。そこで予防を兼ね抗生物質を投与する。

日本独特の風土=四季が日本の農業と密接な関係がある。四季が作物選択の幅を広げ、特に麦作を定着させた。だが、こうした特徴は資本主義(労働生産性や作業効率)から見るとやっかいな特徴である。農業は自然相手なので労働が大変なのと、量の見込みが不安定である。一定の量を確実に欲しい店(exファミリーレストランなど)が存在するため、化学肥料で確実性を高めた農業の方が望ましいというわけだ。
資本主義社会は大量に、安い農作物が求められ米国産のコメ・単一作物の産地作りが行政主導で進み、単一化、均一化によって日本独特の風土は消えていった。作物だけでなく人も同じである。一部の富裕層や会社の役員や社長が儲かり、大半は安い賃金なのに欲望をかりたて消費をおこさせる経済システム。若い世代は所帯を団地やアパートに求め、核家族という新しい家族形態ができた。安い賃金なので安く食費を抑えなければならず、どうしても安価な輸入作物に手がいってしまう。スーパーでは対面式ではないため、見た目で商品の判定をするので、どうしても農薬を使った農作物をスーパーは求める。
このように農薬を使い、均一かつ大量に効率よく作られた農作物が益々求められ補助金や融資が集中的に投入されていく。

緑の革命:1950〜1960年代、「飢餓をなくす」というスローガンのもとロックフェラー・フォード財団で進められた農業革命。奇跡のコムギ・奇跡のコメを作り出し中米、インド、東南アジアに普及した。
しかし、これらの品種は灌漑による大量の水を必要とし、化学肥料で増収する性質を持っていて、さらに特定の虫や病原菌に弱いという弱点があった。そして病虫害と品種開発、農薬の大量散布のいたちごっこが始まった。
緑の革命などにより近代農業が発展途上国に組み込まれていった。発展途上国内の農家で近代農業を導入できない零細農家は離農して都市に出稼ぎにでるようになった。そして農民層の分解が始まり共同体の解体が進む。各地域の自然形態や風土、伝統品種という貴重な遺伝子資源も消滅してきている。日本だけでなく世界でも風土性、生命性の喪失と資本主義の均一化が進んでいる。日本も世界も安心で安全な作物を作るのではなく、金儲けが主導しているといえる。

資本主義の枠組み
 法律の範囲以内であれば、サービスや商品を受ける消費者のことなどを考えずに、二の次で経営している。まず自分達が良い暮らしをしたい、金儲けしたいという思いから経営している。企業理念やお客様第一主義はエゴの上に成り立っていて心の底からの思いではなくカネを稼ぐ技術でしかない。

本質主義(仮)の枠組み
 サービスや商品を受ける消費者が一番求めていることを提供したり、社会への思いから経営をしている。農業なら安全で安心な食を提供する。いたってシンプルである。

今ここに本当に安全で安心な食を提供する思いから活動していく事が急務である。
ちなみに、うっちーは今年中に会社をうまく整理して、安全な食を創るための農業勉強をするよ。全国で評判のよい自然農法を体験しイヤシロチを探すらしい。

コメント(1)

生産者の立場としてコメントさせて頂きます。

生産者は安全で安心な食を提供しようとしている。
生乳の純利益は赤字が何年も続いている状態である。せめて黒字にしたいとはもちろん思ってるが、飼料や燃料の価格上昇により一段と厳しい状態である。

草だけで牛を育てろ…と言われることもよくあるが…育ててみればそれは分かる。(説明すると長くなるので)

生産者は、経営者として消費者が求めているものを提供することを一番に考えるべきである。当たり前だ。しかし、生産者は消費者依然に仲介役の農協を強く意識している。意識せざるおえない…のかもしれない。そこが農家の駄目な所だとも思うが、

なにせ、生産者は=消費者である。自分たちのためにも生産している。
誇りを持って生産物を作っている。だから儲かっていない。
妥協できない頑固者の集まりである。
いい所でもあり、わるい所でもある。

農業を守りたいと思うが、何ができるか分からなくなる。


まぁ、21年間、酪農の中で育っただけの私の意見です(^^♪

来週土曜日楽しみにしています!

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