石井ひろ之を応援しようコミュのレ４年０５月２９日の速記技能検定試験

【レ４年０５月２９日の速記技能検定試験】

速記技能検定試験の問題は、毎回全然違います。
したがって、毎回受けたとしても、無駄にはなりません。
それぞれの受験に価値があります。
それぞれの合格に価値があります。

用字例や問題の内容が少しずつ変わっています。
「さまざまな」→「様々な」
「田植」でもいいような気がしますが「田植え」です。
「ふるさと」は「ふるさと納税」の関係でしょうか、ひらがなです。
「田んぼ」は変わりありません。
「寂しい」は漢字です。
「表れて」が、漢字になっています。
「取り組み」が「取組」になっています。
句読点や中点や一字あけも、文章の大切な要素です。
「増やす」は漢字になっています。
「健康志向」の「志向」に注意しましょう。
「新種」と「品種」を書き分けましょう。
「米粉」「陽気」「行楽地」「確率」「観測」「予測」にも注意しましょう。
「この頃」が漢字になりました。
したがって、「ころ」と「ごろ」の書き分けは必要ありません。
「スマホのアプリ」という表現が出てきました。
「雨雲の動き」に注意しましょう。
「日本気象協会」「気象予報士」は、特に問題ありません。
「その結果を基に」の「基に」が漢字になっています。
「熱中症」に注意しましょう。
従来は３つの問題から問題文が構成されていましたが、
今回は２つの問題から問題文が構成されていました。
難易度は、高かったように思います。
スピード的にも、句読点や一字あけを入れますと、
１３００字になりました。

【第２１７回速記技能検定試験問題３級】

□最初に、米の消費ということについてお話
をします。□私のふるさとは、稲作の盛んな
ところでありました。昔は、田植えの時期に
なりますと、親類が集まり、たくさんの田ん
ぼを一つずつ手で植えていきました。そして
①
、田植えが終わると、みんなで夕食を囲み、
お祝いをするのであります。□しかし、今は
ほとんど機械化されてしまいました。時代の
流れとはいえ、一つの風習がなくなってしま
うのは寂しいことであります。□さて、時代
②
の変化は米の消費量にも表れています。私た
ちが一年間に消費する米の量は、減り続けて
いるのであります。具体的に言いますと、ピ
ークだった一九六二年には、一人当たり百十
八キログラムの米を消費していました。しか
③
し、今はその半分ぐらいにまで減ってしまい
ました。□原因はいろいろ考えられますが、
食生活が多様化してきたこともその一つでは
ないかと思います。もちろん、人口が少なく
なっているということも関係しているでしょ
④
う。また、今はダイエットのために御飯を控
えているという人も少なくないようでありま
す。これでは、ますます米離れが進んでしま
います。□そこで、政府は、米の消費を増や
すために様々な取組をしています。例えば、
⑤
小学校や中学校において米飯給食を増やすこ
とであります。また、健康志向に対応するお
米など、新たな品種の開発にも力を入れてい
ます。□お米は、私たちの生活や文化に欠か
せないものであります。御飯として食べるだ
⑥
けでなく、米粉を利用したパンやお菓子など
も取り入れながら、米の消費の拡大に貢献し
ていきたいと思っています。□それでは、次
のお話をします。□陽気がよくなってきまし
た。行楽地に出かけたり、屋外でスポーツを
⑦
するにはちょうどよい季節であります。そこ
で気になるのが天気でありますが、この頃の
天気予報は、昔に比べると当たる確率が高く
なったと思いませんか。□私は、スマホのア
プリで天気予報をよく見るのでありますが、
⑧
ほとんど外れたことがありません。しかも、
最近は二週間ぐらい先の予報まで見ることが
できますので、スポーツの予定などを入れる
ときに、とても重宝しています。□さらに、
スマホのアプリはそのほかの機能も充実して
⑨
います。例えば、雨雲の動きを確認すること
ができます。これを見ればいつ頃どのくらい
の強さの雨が降るかということが分かるわけ
であります。これは、自分の行動を決めるの
にとても役立ちます。□それでは、天気予報
⑩
はどのようにして決められているのでしょう
か。日本気象協会によりますと、まず、天気
図や様々な観測データを集めて、コンピュー
ターで計算します。そして、その結果を基に
気象予報士が話し合って、天気を予測してい
⑪
るそうであります。昔より情報の質や量が充
実したということが、正確な予報につながっ
ているのではないかと思います。□近年は、
台風や大雨などにより大きな被害を受けるこ
とが多くなりました。熱中症によって命を落
⑫
とす人も少なくありません。そういう意味に
おきましては、天気予報は、人の命を守るた
めにも重要な役割を果たしているわけであり
ます。これからもさらに研究を重ねて、正確
な情報を提供していただきたいと思います。
⑬
（了）　