すっとんきょう♪コミュのリレー小説『スットン卿の優雅な生活』

ロンドン、ハイホルボーン地区に住むスットン卿。
行く先々ですっとんきょうな事件を巻き起こすとか起こさないとか。

そんな、スットン卿の日常をリレー小説しましょう。
さぁ、みんなでレッツ文豪。

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【第一話】

ゆっくりとまぶたを閉じながら、スットン卿は目覚めた。
と同時に、執事が新聞を届けにやってくる。
朝一番に新聞に目を通すのがスットン卿の日課だ。

「『か射発ンドポテ鮮朝北』…。ふむ、最近の新聞記事は
難しいものが多いな…。」

「…お言葉ですが旦那様、新聞が逆さまで御座います。」

「おお、そうか。さすがスットン家の執事だ。目の付け所が
違う…ガサガサ（新聞をひっくり返している。）
んっ！…おおッ、こ、この記事はッ！？」

スットン卿は、ある記事に目を通すと、燕尾服から寝巻きに
着替え、屋敷を出ると、足早にシリーウォークで馬車に乗り込んだ。

「旦那様があんなにあわてて…一体どこへお出かけになった
のだろうか…。」

執事は何か、胸騒ぎを感じざるを得なかった。

（続く）

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たぶん、ここで終わっちゃうんだろうなぁ。トホー。

コメント(30)

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[1] mixiユーザー 06月23日 00:19

スットン卿の枕元には
スーパーの特売のチラシの裏に日ペンで猛練習した達筆な文字で
『ルピナス』と走り書きされたメモが残されていた。

執事の不安は益々高まるのだった。

[2] mixiユーザー 06月23日 07:53

「バセスチャン！バセスチャン！」
いきなりすっとんきょうな声がしたかと思うと
ムーンウォークで部屋に戻ってきたスットン卿。

「ワスレモノシタアルヨ！」

執事は、旦那様はいつになったら私の名前を覚えてくださるの
だろうか、
と、ため息をつきながらも、気を取り直して聞いた。

「さようでございますか。いったい何を....」

[3] mixiユーザー 06月23日 09:00

「コープノポイントカードモツノワスレタアルヨ！
キョウハポイント2バイアルヨ！」

そう言ってそそくさとポイントカードを手にしたスットン卿は
再びモンローウォークで出かけて行った。

[4] mixiユーザー 06月23日 11:53

モンローウォークでは生協の開店前に並ぶ事は不可能と察した
スットン卿は途中でMrビーンの運転する乗合馬車に乗車。
ところがこの判断が仇となる事に・・・

[5] mixiユーザー 06月23日 16:28

そこにロンドン巡業でたまたま乗り合わせていた
月亭可朝が突然唄い出したからさあ大変。

「ボインはぁ～赤ちゃんが吸うためにあるんやでぇ～」

車内は一気に寒い空気に包まれたのであった。

[6] mixiユーザー 06月23日 16:52

そんな凍てつく空気の中、ひとりだけ
すっとんきょうなバカ笑いをしている紳士が。
ほかならぬ、スットン卿である。

「オ～ヒョヒョヒョヒョヒョ！！オヒョヒョオヒョイサァ～ン！！」

車内の温度はますます下がるばかりである。

…しかし卿のバカ笑いは長くは続かなかった。
卿は突然、苦悶の表情を浮かべ始めた。
笑いすぎて腸捻転を起こしてしまったのである。

「グッ、グルヂイアルヨ～～！！タチケテ～！！
アグネスチャ～～ン！！」

スットン卿は、また執事の名前を間違えてしまった。

[7] mixiユーザー 06月23日 22:26

（誰か色気投入してください）

[8] mixiユーザー 06月27日 18:22

そこに何故か同席していたアグネスラム、
自分が呼ばれたとああ勘違い。

５０歳になっても見事なボディである。
「サースットン、ワタシガ、イヤシテ、アゲル．．．．」
（－－－－－以下ミク倫により削除－－－－－－－－－－－）

心身ともに生まれ変わったスットン卿、
乗合馬車はどこへゆく。

[9] mixiユーザー 06月27日 18:22

（↑色気投入失敗です）

[10] mixiユーザー 06月27日 21:49

一方、屋敷で留守番をしている執事の工藤チャン。
（執事は結構、意外な名前だった。）
旦那様の残した『ルピナス』のメモが気になって仕方が無い。

「そうだ、こんな時こそ、インターネットですぞ！」

執事はGoogleのページを開くと、「北斗の拳打」で鍛えた
見事なブラインドタッチで検索を始めた。

「…なっ、なんと…『ルピナス』には、こんな隠された意味が
あったのか…。旦那様にはそういう趣味があったとは…。
これは、何としても私と旦那様の間だけの秘密にしておかねば！」

…検索キーワードの欄には、『ルピナス』と打ったつもりが、
『メイド喫茶』というキーワードが打ち込まれていた。

[11] mixiユーザー 06月27日 21:52

（↑色気投入のつもりが萌え投入になってしまいました）

[12] mixiユーザー 06月27日 23:45

「ルピナス」の検索キーワードで3ページ目に表示された
マイナーサイトを開いたところ画面一杯に小さな海賊が・・・

[13] mixiユーザー 06月27日 23:47

（↑色気投入のつもりがビッケ投入になってしまいました）

[14] mixiユーザー 06月28日 00:46

メイド喫茶「ルピナス」は今日も大入満員の大盛況。
ショータイムのメイド達によるモンティーパイソンのパロディーは
オープン以来人気を博している。
これにはあのテリー・ギリアムまでが見学に来たとか来ないとか…。
（いや、来てないと思う）
「日本語の吹き替えはやはり広川太一郎に限るなあ」
身分を隠して入店したスットン卿は
コーヒーをすすりながらつぶやいた。

[15] mixiユーザー 07月06日 16:56

「ルピナス」でさんざん楽しんだ後、乗り合い馬車に戻った
スットン卿。
（ここで視聴者より「待たせてたんかよ！」というツッコミ入る。）

しかし、車内の雰囲気は以前にも増して悪くなっている。
それもそのはず、時計の針はもう午後１時をさしていたのだ。
しかも、アグネスラム嬢はしくしくと泣いているではあ～りませんか～。

「ワタシ、コノバシャデ、ドーバーマデイクヨテイデシタ。
コキョウノハワイへカエルフネガ、２時ニハデテシマイマス。
コレデハマニアイマセーン！モウユルサナイッチャー！」

「オ…オチツクアルヨ、ソレ、ラムチャンチガイアルヨー！」

という間も無く、スットン卿は電撃を受け黒コゲに…。

[16] mixiユーザー 07月22日 18:27

ここで臨時ニュースをお知らせします。

先だってメンバーの不祥事により
代表の一存で勝手に解散宣言をした某野球チームが
やっぱり辞めるのやめたわ宣言を発表しました。

「好きだったけど、辞める事にしました～」と
涙ながらの代表の会見は
歴史に残る一場面になるかと思われましたが
一転して、このたびの辞めるのやめたわ宣言によって
今年一番のすっとんきょうニュースとなった模様。
夢列車は野球大好きっ子達を乗せ
再び発車することとなりました。

ポッポ～～～♪

では、ふたたび『スットン卿の優雅な生活』でお楽しみ下さい。

[17] mixiユーザー 07月27日 18:51

いつまでも旦那様が帰ってこないので、普段は禁止されている、
前髪が焦げる勢いで火の出るライターで煙草に着火し、
プカプカと吸いながら暇をもてあましている執事の工藤チャン。

そして、13本目を吸い終わったところで、ふと、ある事に
気がついたのであった。

「そういえば、旦那様は何か、新聞記事に驚かれて屋敷を出て行かれたのでは･･･。」

あわてて、今朝の六本木経済新聞英語版に目を通すと、
そこには･･･。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=65620&media_id=6

「だっ、旦那様！あんまりです！私という立派な執事がありながら･･･！」

工藤チャンはそう言いつつも、こっそり自室で履歴書を書いて
この店に送ってみたりするのであった。

[18] mixiユーザー 11月08日 21:22

↑(注：リンク先の、削除されているニュース記事は、
『六本木に高級執事喫茶誕生。』という内容でした。）

[19] mixiユーザー 11月08日 23:44

ああ良かった、気になってたのよ。

[20] mixiユーザー 11月10日 16:45

この物語はどうなるんだっけ？？
誰か考えてた？？

[21] mixiユーザー 11月10日 17:37

ワシは一応いいだしっぺだから、それなりの構想はあるっぺよ･･･。
でもぉ、みんなでぇリレーでつないでほしいのぉ～～。
(無理矢理「●●バトン」とかを押し付けるヤな奴みたい、ワタシ。）

[23] mixiユーザー 03月15日 16:55

執務室の壁に掛けてあったヘラジカの頭と猟銃が消えている。

「工藤チャン！」と呼びかけてみるも返事は無い。
淹れ過ぎた紅茶の香りに誘われてキッチンに入った
スットン卿が目にしたものは。

[25] mixiユーザー 03月15日 18:53

「･･･なぁミツコ、なぜボクチャンはまだ独身なの？」

「あらまぁ、旦那様もナマイキに色気づき･･･いえ、お独り身
でいらっしゃることが寂しくなってきたんですか？でも、
『独身貴族』といいますように、貴族は独身でなくてはいけないのです。」

「あ、そう。」

あっさりと騙されてしまうスットン卿。

その会話を、ヘラジカの頭を被り、猟銃を持って茶箪笥の中に
潜んで、工藤チャンは聞いていた。

「そうか、旦那様はお嫁さんが欲しかったのでありますか！
ここは、わたくしがナイスでビューティーでボンキュッボンな
フェァレデーを見つけてくれば、サチコの面目を潰すチャンス
なり！！」

･･･工藤チャンも、人の名前を覚えるのが苦手なようでした。

[26] mixiユーザー 03月15日 22:30

夜も更け、家の中が静まった頃を見計らって
工藤チャンはジャック・ザ・リッパーよろしく
夜のロンドンを旦那様への生贄を求めて
ヘラジカンハンター出動と目論見ようとした瞬間、
茶箪笥の扉が外側から施錠せしめられている事に気が付く。

「くっそぉ～スマコめ！」

[28] mixiユーザー 03月16日 09:17

エツコイチハーラアラアラリーノは、太もものあたりに激しい
痛みを感じ、ワゴンごとひっくり転げてしまった。

ドンガラガッシャーン！！

「アイタタタ、何？これ、つまようじが刺さってるわ！？」

茶箪笥に幽閉された工藤チャンが、茶箪笥の中にあったストローと
つまようじを使って作った簡易吹き矢を、鍵穴よりエツコの足元へ発射したのだ。

「ははは！参ったかルミコ！！」

「ぎょっ、鍵をかけておいたはずの茶箪笥から声が！」

エツコがおそるおそる茶箪笥の鍵を開けると、中からヘラジカ
男が飛び出した。

「ギャー！馬面の鹿ー！！略して馬鹿ー！！」

･･･工藤チャンはアゴが長かったので、トッド･ラングレンの
レコードジャケットのように、ヘラジカの頭からアゴだけ飛び
出てしまっていたのである。

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